兄の夢を
たまに見る時がある
5才の時事故で亡くなった
まだ自動車も珍しく
交通法規も今ほど細かく定められてはいなかった
交差点の真ん中で箱のような台に立ち
口にホイッスルをくわえた警 ....
微かに発光するその小さないきものが
水辺から自力で上がって来るのを待って
ぼくはそのいきものを
そっと両手で包み込み
彼女の言葉に耳を傾けた

[命は壊れやすく
そうして
強靭なもの
 ....
でかけよう わたしの異郷へ 
じぶんは たぶん たぶんに じぶん以外のひととおなじ ゆめをみる 
名もない木こり 漁師 だれともつながる 百年千年先の森 空 海
街にもあるかもしれない 東急ハン ....
原色が好きだ

亜熱帯のようで

故郷のようで

真夏のように明るく

子供のようにシンプル

楽園のようで

希望にあふれていて

好きだ

原色に染まりたい

 ....
いつもの公園で待ってるから

ガラクタみたいな行進曲

ツギハギだらけの人生だ

くるまに轢かれてもラチられても

なんともならなくたって

なんとかなったって

悪意しかない ....
栗おこわ祝いの膳や敬老日
柿食べて今年の秋よこんにちは
野分晴銀杏拾いの人集う
臭うから踏むのはやめて銀杏の実
避けながら歩くのキツいからいっそ銀杏拾いかな
うろこ雲恋しやしふねき残暑去れ
 ....
数をかぞえて川まで来たよ
回転木馬は考える
きみはガリガリ苦しくて
きっと神さま軽蔑だ


かんざし付けた観光ガール
カード片手にガイドする
こちらにござるは金華山
来る日も来る日も ....
うまくいかないことばかり

悩んだり 愚痴ったり
戸惑ったり

なさけないけど
こんなもんさ

今夜も酒のんで
よっぱらって
憂さ晴らしてる

まあいいっか

愛する家族に ....
努力が足りないのか

家庭が悪いのか

行政が悪いのか

国がやるべきことをやっていないのか

貧困問題もそうだが

秘密保護法問題にしても

じぶんには関係のない話だと

 ....
あんまり心体しんどくて
行き場を失い裸になる
そうして編み戸から入り来る
秋風ひんやり肌に浴び
生きてるなあ 生きてるなあ
俺は自分を取り戻し
静かに目を閉じ胡座かく
何処にもいかず只此 ....
ロケットが発射

ミサイルかも

空を焼く音

宇宙に突入する音

悲しいかも知れない

張り裂けそうかも知れない


ぼくの敬愛する首領様が

世間では狂人扱いされたり ....
少し広めのベッド1つ。

どこかの旅先。2人の初めて。
2人のひみつ、分かち合って
それは、とてもとても
変な別れ歌。
と寒い波にさらわれた、
始まりに(しずく)が
落ちたら、堕ちてい ....
味噌ラーメンには
ウィンナーとナスが入っていた
土曜日の昼餉に
私はシークァーサーの枝が
伸びに伸び
増えて行った葉も
揚羽蝶の幼虫に
大半は食われてしまったと
思い知らされた
コー ....
フローレンスは白い陶磁器
なんと滑らかな白い肌
すぼめた唇は赤い苺
さらさら流れる黒い髪
愛しい 愛しい フローレンス

フローレンスは甘え上手
喜ぶ姿を見るためなら
いとも簡単に愚か ....
悔しいことがあったなら
ぺしゃんこの空き缶に
自分の姿を重ね
思いきり、蹴っ飛ばせ

(人に当てちゃだめヨ)

空き缶は
すーっと空へ吸いこまれてゆく  
{引用=   The Evening Prayer}


だんだんみじかくなる

{ルビ滴=しづく}よりも


もうきこえません


うけとつてく ....
朝が来たらしい

いつのまにか雨の調べは遠ざかり

ぼんやりと明るい
そして
うっすらと温かい

光が温かいのは
きっと誰かが決めたこと

光が遠ざかれば また
冷たい闇に抱か ....
玄関前から姿を消して
死んだと思っていたジニーは
台風が去って
ほとぼりも冷めたころ
ウッドデッキの隅に見えない糸を張っていた
風よけに集めておいたプランターを
少し動かそうかと身をか ....
 
潮の満ち引きのような周期性を伴って、人々の感情が私の周りに波となって渦巻く。

例えるなら、私は砂浜に転がっている無数の二枚貝の一つだ。
灰色の雲の群れが、草を食む野生馬の群れのように ....
【アカツメグサ】

なりやまないドアホン やぶれた怒号は
親を町ごと殺され震えていた少女のままの老人
おさなくして大人として生きざるをえなかった あなたが
私の玄関を激しく叩く音
 ....
煽り煽られ踊る火に
鳴りやまぬ枯木林の
奥の奥
紅蓮の幕は重なり揺れて
熾の{ルビ褥=しとね}はとろけてかたい
静かに 微かに 
波打つ青い心臓のよう
円くなって まどろむ
火蜥蜴は涼 ....
なんだかなぁ
目は痛むし心は鬱だし
何にもする気にならねぇなぁ
五十七の歳を迎えたこの九月末

外は青空いっぱいで
光が熱持ち降り注ぐ
道を歩けば金木犀の香
甘く甘く漂って
夏と秋と ....
シンセサイザーに蜂蜜を塗りながら
いろいろと申し込む
雨も降って来たから
タートルズに写真を現像しに行った
星々が行く天球の下
みなしごハッチになっても
肘を汚しても
大きさを比較しなが ....
青、熱、青、熱

垂直に立つ
二足歩行のノイズ を
次から次に襲う高波
垂直に立つが故に
天を仰ぐが故に
悪に魅せられるが故に

思考停止、思考停止
 熱、愛、熱、愛

只大地 ....
人通り。車通り。
消え去った、午前2時と12分

2人の間に秋風が吹き抜けた。


ぶどう味の紫煙と一緒に
マンションの裏に座る。

ボンヤリ見た先にハチワレが歩く。
のんびり、軽 ....
いのちやたましい

こころとかからだ

ニュートンもアインシュタインも

森敦もサルマーンルシュディーも

この宇宙の法則性や人生のからくりを

知りたくて知りたくてたまらなかった ....
いつも遅刻して
私がその場に必要とされていることを
確認します

自分が女王と知り
周りのすべての人々の無能さ加減を
嘲笑します

毎日精神分析をし
寝ている間も脳が正義を求めている ....
甘ったるい
紙のほんたち
つみかさねられたその重みは
とてもへたなうたを
耳のおくから とおざける

つきとおす嘘は
宵闇にながれだし
もうとまらないなみだのあととなる

お ....
静かだ
もう誰もいなくなった
静かに

うっとり 下弦の月
天使たちが持ち帰る新しい空気は
私の心をざわつかせる
古ぼけた家と埃まみれの家具
かび臭い部屋を吹き飛ばしてしまいたい
私もまだまだ若いつもりで
飛び出そうとしたら溝に落ちた
年老いてしま ....
空丸さんのおすすめリスト(4907)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ジョージの妹- Lucy自由詩7*17-10-3
夢現〇命の余韻(改訂)- ひだかた ...自由詩5*17-10-3
がうでぃでぃ- るるりら自由詩617-10-3
原色- 星丘涙自由詩6*17-10-3
いつもの公園で- 吉岡ペペ ...自由詩1217-10-2
焔俳句_3__栗おこわ10句- 鵜飼千代 ...俳句7*17-10-2
きっとカジュアル- 白島真自由詩14*17-10-2
まあいいっか- 星丘涙自由詩6*17-10-2
ほんとうの問題- 吉岡ペペ ...自由詩517-10-1
三畳間(改訂)- ひだかた ...自由詩617-10-1
ぼくの首領様- 吉岡ペペ ...自由詩317-10-1
絡める脚と_はちみつの、ひみつ。- 水戸 う ...自由詩6*17-10-1
幻想的- 間村長自由詩817-9-30
フローレンス- 無限上昇 ...自由詩517-9-30
缶蹴り- 服部 剛自由詩317-9-30
晩祷- 石村自由詩12*17-9-30
柘榴の国のお姫さま- そらの珊 ...自由詩13*17-9-29
ジニーが生きていた- Lucy自由詩10*17-9-28
閉じた貝と空気の接点- まーつん自由詩317-9-28
三大へんな植物名の花_(三篇からなるオムニバス)- るるりら自由詩6*17-9-28
サラマンダー- ただのみ ...自由詩15*17-9-27
掛橋(改訂再録)- ひだかた ...自由詩817-9-27
再開した- 間村長自由詩6*17-9-27
垂直ノイズ- ひだかた ...自由詩417-9-26
3000日目の黒い花嫁衣装- 水戸 う ...自由詩5*17-9-26
宇宙の法則、人生のからくり- 吉岡ペペ ...自由詩1117-9-26
ノーマジーンの涙- 秋葉竹自由詩417-9-25
おわり_- 秋葉竹自由詩417-9-25
- ひだかた ...自由詩417-9-25
新しい空気を吸いたい- 無限上昇 ...自由詩717-9-25

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