ご主人様を探す野良、愛に渇いてしまう野良
赤い首輪も良いけれど、首根っこを強く掴んで欲しい
目を離す隙もないほど、息苦しいくらいの視線が欲しい
でも、ご主人様は優しくて、野良がご主人様を喰 ....
自分以外どうでもいいじゃないか

自分以外の人間が生きていようが死んでいようが関心なんてもてないし、直接的に関係性がある人間以外に興味が持てなくてもいいじゃないか

誰かが失敗してもどうでもい ....
机の上に残されたものは
一枚の白い紙とペンだけになった。

その一瞬前には、
たくさんの唄や、
しなやかな左腕や、
どこまでも翼のように
軽い足があったはずなのに。

私から、
で ....
触れてはいけぬ世界の扉をそっと開けると
ブルウに満ちた世界が広がっていて
そっと息を吐いたつもりが
余りにも早い雲の動きに目を奪われて
そのまま 立ち尽くしてしまう
そんな 夢を観た
 ....
晴れること忘れたように雨が降る今日一日が湿気に浸かる

恋をして甘酸っぱさがついてくる先が読めずに重い切なさ

大雪のニュースばかりを告げる朝広島の街久々の雪

スキー場のコースの外に出る ....
それぞれに人生や運命があって
それに向かって熱く命を燃やせる相手や
環境、場所、時間があれば
人は幸福になれるのだろうか

不幸な運命を背負った人は
何かに熱く燃えることができるのだろうか ....
時々通りがかる人が
私の“方”を見てくる
お店で選んでる時
改札口で待っている時

年配の方々や
逆に若い学生さんが
私から視線を外して
話しかけてくれる
私は二人分の
笑顔で答え ....
帰りたい
いつでも居たい
どこかにあると思いたい
ふるさと



ポン柑の味の香りの優しさはいつか会いたい母に重なる
強張る体は雪の寒さのせいではなかったのだけれど
君がずるいと言うから
僕は舞い落ちる白い結晶の束をずしりと踏んだ

彼方にある栄光が視界の中で微かに光る
道にはどこからか来て
どこかへと向 ....
瞳が何処かを巡っている
まばたきの度に新たに生まれ
暗がりに浮かぶ光の紋様
見つめては見つめては泣いている


吹雪 涙
同心円の羽の渦
ひらき ふるえ
問う

 ....
向かい合った二つの顔は、違う方向を見ていても
同じものを見ていた。向かい合った二つの顔は、
互いに違う方向を見ていても同じものを見ている
事実を酷く嫌っていた。どうしてこんなにも、似
ているも ....
優しさには牙をむき、
肩にかけてくれた毛布を切り刻み
寒い風の中怖い顔して笑う君が
ノイズ交じりのブラウン管に
白黒で映る

苦しみに
飽きることはない?
野の獣となった君の心 ....
優秀じゃない奴らが出しゃばってくるから
世の中悪くなる
引っ込んでろ

本当に馬鹿な奴らは自分が害虫だと気付けない
凄く時間を掛けて丁寧に
あなたは害虫だと教えてやっても全然認めない
至 ....
オカリナふいた

しあわせ

しあわせ

星空に光

ふつうに
ふつうに

星空に光

みつけた

みつけた

まえからあった


濁りあるから

こそ光
 ....
部活では敬語でカタイ後輩がふたりきりでは「ニャ」しか言わない 散らかった部屋を掃除したら
埃を被ったガラクタの下から
顔を出す思い出が一杯

浜辺に打ち上げられた
ペットボトルの溺死体みたいに
塩辛い記憶を吐き出した

僕は年老いた若者
時の目 ....
窓を開けるんだ
向かいのマンションには
規則正しく電灯がついている
屋根と受信アンテナが見える
国道沿いには
リサイクルショップの看板があり
車両の通行する音が波打つ
すべてが小 ....
忍び寄る 紅葉の影
ぽつり ぽつりと 話し始める
呟きのようだ

一つは雨粒と化して
一つは涙と別れ
一つは空に還る

嗚呼 だけれども
葉が揺れるたび
切ないよ

どうに ....
第六章

話を変えよう。現在に戻す。
結局、終わったことはそれまでのこと。
まあ。
疲れたな、正直。
ヒトを避けていたわけではないけれど、そんな風にワザワザ自分から避けたりしてきた訳ではな ....
もし心に穴が空いてしまったら
そこから抜け落ちるものの正体と成分を分析しようなんて
考えない方がいい

全てが無駄に終わるに違いないから

もし心に蝶々がヒラヒラ飛んでしまったら
捕まえ ....
  平仮名で書かれたような
  正しく間抜け向きの静けさ

  油臭い中華屋で私は
  漫画を読んでいてもいいし
  回鍋肉を頼んでもいいし

  目の縁が
  かすかに痛い
 ....
外の暗闇は凍てつき
東京から見える星は
得てして飛行機の軌跡であったり
人の歩みは先が見えない

部屋の明かりは暖かく
柔らかい空気に感謝をしながら
それでも脳裏に息づく痛みは
凝り固 ....
太陽が枯れ果てる時間

花が燃え尽きる時間

人の電池が切れる時間

はてしない 悠久の
儚く 束の間の

どこまでも希釈され
濃密に結晶する

必死に掬う指の隙間から零れ落ち ....
  磨り硝子の夢のなかの
  喫煙所で ぼうとしていた
  鳩たちの群れる高円寺駅北口
  ふっていない雪は うつくしく
  心の端のほうで消し去られていく
雪解けの濡れた轍に青い空 笑みだけ残し君は旅立つ 高らかに歌う
昔 ハマったアーティスト達の
ヴォイス ヴォイス ヴォイス

これでもか! と 言わんばかりの大音響で
流れ続ける 店の前
気の振れた角度で 何度もリフレイン

気持 ....
うつぶせの 街は夜
わたしはとけて
中指のつめだけが
床にのこった

そのうちに春が来て
夢がながれる
ここにいた爪は
むかし 女のかたちをした
生き物だったと
最近あまり見かけない
石焼き芋の販売車

秋の深まりと共に
食べたくなってくる
甘味の強い焼き芋

枯葉など集めて
家の庭で焚き火して
さつま芋を焼く

良い香りが辺りに漂う
 ....
壊れるような空気を
壊すことが怖い
物語を語らないことは
一つの意志

欲求の掃きだめは
無機的な機械の音によく合う
寒さが舞い降りてきた
1月の大都会

生活への執着は
些末な ....
あなたは何かに似ているんです
いつかどこかで
それともいつも見かけているような気がします

物置からストーブを出したんです
灯油を買いに行ったかえりに
大きなあくびは空に吸い込 ....
空丸さんのおすすめリスト(4898)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
野良- 為平 澪自由詩6*18-1-23
他人なんてどうでもいいじゃないか- アビ太郎自由詩318-1-23
机上- あおい満 ...自由詩10*18-1-23
首筋と雲- 藤鈴呼自由詩4*18-1-23
スキー場- 夏川ゆう短歌118-1-23
命の意味とか- 電光石火自由詩418-1-23
私も見てね- しょだま ...自由詩418-1-22
ポン柑- もっぷ短歌518-1-22
溶ける- 鷲田自由詩218-1-22
ひとつ_痛み- 木立 悟自由詩718-1-22
ふたつの魂(こころ)- あおい満 ...自由詩218-1-22
不幸の天才- まーつん自由詩218-1-21
理不尽な世の中- 狩心自由詩2*18-1-21
オカリナ- 吉岡ペペ ...自由詩518-1-21
部活では敬語でカタイ後輩がふたりきりでは「ニャ」しか言わない- 北大路京 ...短歌418-1-21
千の色に染まる水- まーつん自由詩318-1-21
窓を開ける- 葉leaf自由詩518-1-21
夢の向こうから- 藤鈴呼自由詩1*18-1-21
草稿⑥- よーかん自由詩218-1-21
時間を浪費したくて- こたきひ ...自由詩418-1-20
椰子の木- 草野春心自由詩318-1-20
冷たさ- 鷲田自由詩718-1-20
こころの時間- ただのみ ...自由詩5*18-1-20
- 草野春心自由詩718-1-20
雪解けの濡れた轍に青い空_笑みだけ残し君は旅立つ- 颯太@短歌2*18-1-20
ニシキギ- 藤鈴呼自由詩1*18-1-20
街は夜- はるな自由詩1218-1-20
焼き芋が好き- 夏川ゆう自由詩418-1-20
- 鷲田自由詩418-1-20
こかげの径- カマキリ自由詩718-1-19

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164