移り変わる季節
どの季節も美しい
隣にはあなたがいる
何も足りないものはない
幸せでいっぱい
散歩道
あなたと歩く道
人生の道
想像出来るから楽しい
あなたとなら現実に出 ....
午前のアトリエに光は射し、人はいない。
淡いキャンバスに薄くデッサンが描かれている。
海だ。
透明で純粋な世界がそこにあった。
時間と空間の概念をその筆に携えて、
その海 ....
いのちは
こころのかたすみで
ふるえながら狂っている
枯れた木が
記憶だけで
まだ水を吸い上げようと
こころみているように
まともなあんたは
ひびわれた ....
愛の包み紙を剥がして食べた
味なんかしない けれど
美味いとか甘いとかなんとか言っちゃって
以来 愛は無色透明 気配を殺し
居るような 居ないような
――気になるのは 破れた包み紙
....
飴を、舐める。
眠る。
私は眠る。
光に満ち溢れた戦争が起こる。
身体の不調。
調性。
波に濡れた身体。
私は私から零れていく。
ニューロン
夢を集めて
逆さまにする
遠 ....
悲鳴の螺旋が落ちていく
蒼穹を自由に飛ぶ舟は
藻屑と等しくなり
白の破片を散らかばして無人の島を飾る
目が合った他人の女の子と手を取り合って急降下した
握りしめた手は暖かくあり腕は海に浸 ....
不安だ
乱れてゆくこころ
もてあます
壊れていく
病におかされ
ミシミシ音をたて
崩れてゆく身体
この世への未練だろうか
いや、未知への恐怖
空を見上げると
月が浮かんでい ....
泥酔したいな。
一瞬たりとも正気でいたくない
虚ろでいたい
ぽやぽやしてさ。
何も考えたくないの。
なぁんて
やらないけどね
思うだけだよ
本気でだけど
感情が入り混じって危険になったら
ただ早足でバッティングセンターに行く
やる気のない店員のタバコふかしながらされた挨拶も
今は見えていない
コインを入れて
120Kmで30球 ....
ことばが寒さから抜け出し
たいようを追いかける夜に
睡眠剤をウイスキーで呑む
景色はしろく記憶だけ鮮明で
墨汁で色濃く書いた文字さえ
どこか儚い冬のきろくになる
突然の ....
シルバーカーと一緒にね
まだ51歳なのに色気ないけど
それがすっぴんのわたし
シルバーカーと一緒にね
会いに行くよ
冥土の土産に
もう、余生だよね
ナイフとフォーク使えなくて ....
干涸らびた杓子 抽き出しから掻き出し 井水満たし庭師
ギスギス 煤けた薄 雪ぎ
敷居越し 椅子軋まし小休止
傷付きすぎたキリギリス 梳く櫛にキス頻り
優しく言って聞かし 樹脂へ服役さし
不織 ....
いや、むしろ語れないほうがいい。
あの空をみる
黒水晶の
あの空をみろ。
雪は拭い去らない
覆い隠すだけ
日ごとに捲る
白紙のページ
忘却は灰ではなく
深みに沈むこと
どこか届かない
タイムカプセル
書き変えても
消去しても
記録を改ざんしても
....
自分の過去を
振り返ることもなく
自分の意思で
前に踏み出す訳でもなく
時の流れに
身を任せたまま
流されるまま
しばらくすると
ずっと、留まってしまっていることすら
気 ....
物置を痛打されて
私は憤った
畏友だけは痛打しないでくれと
ダースベイダーに頼めば
ダースベイダーはミッキーマウスの
ごみ箱をぐしゃぐしゃにして
序でにピノキオのごみ箱も
ぐしゃぐしゃに ....
お前の美しさに業を煮やす
少し下界の風に晒されると良い
パタンと閉じることの出来ぬ雑誌の
下世話なコーナーに佇む
昔ながらの 電話ボックスに告ぐ
悪夢と灰汁湯を 一緒くたにするな
図ら ....
艶めく林檎の滑らかな膨らみに
包丁の刃を当てて一息に押し切る
迸るエチレンの醇香
生まれ立ての双子は
仄かに黄味がかった白い果肉を
更に真白な俎板の上に
投げ出していた
あられもなく
....
きょうもたくさん、頭を下げました
ありがとうございます、あ、すいません、すいません
「雇用期間の定めあり、平成30年3月31日まで」
条件により更新あり
条件により・・・
ねえ、あなた、 ....
勤労感謝の日で休日。
「おれって、アラジンの魔法の精みたいじゃない?
起きたら、洗濯も終わってるし、洗い物も溜まってないし」
横で洗い物をしている私に
感謝の一言もなく、
冷たい視線を一瞥く ....
雨は止んでいた
底冷えの余韻もなく
左手にはぶらぶらと
きまり悪そうに一本の傘
軽やかに往く人々が
刹那の訝りを湛えた一瞥を
そっと私に投げかけて去る
そうか、彼らは知らぬのだ
ま ....
雪を被ってすっかり閉ざされた
枝の間
小鳥は空を
ひと跳ね
ふた跳ね
すっ と吸われるように消える
とりあえず
生あるものは辺りから姿を消した訳だ
空を埋め尽くしていたあ ....
さかさまのきみがいて
ぼくはめがはなせなくて
てんきよほうはあめだったのに
そらはいつのまにかはれていて
きづかないのはぼくだけだった
うみとそらのちがいをきいた
きみのなかにみえたの ....
おちんちんがついているから
おとこのこだというのはたんじゅんな
おもいこみ
おちんちんがついていないから
おんなのこだというのはすりこまれた
かんちがい
やさしさににたしはい
い ....
自称詩人になりたいことを
誰にも言えずに
悩んでいる女子高生に
SNSで
「私が自称詩人になるお手伝いをします」と
甘い言葉で自宅アパートに誘き寄せて
9人を自称詩人にした
元キャバクラ ....
ババアは後ろを
振り返らない
誰かに嘲られたって
詰られたって構わない
ババアには未来しかない
懐かしんだり
誇ったりするだけの過去がないから
未来志向のババア
ババアの視 ....
わたしの骨がぎくしゃくと、鳴る
肯定的な歌
1+1=人間じゃない
不恰好な日々のつまずき、こそ
しんしんと軋み泣く骨の{ルビ声音=こわね}、こそ
人間の調べ
すけるとんよ
ぎくし ....
神事なさいと言う内奥の声を
聞いて私は急発進の車を
避けながらプールに飛び込んで
禊(みそぎ)潔斎(けっさい)を
水垢離(みずごり)で済ませてから
ちんちんの熱いお湯を何気なく
口に入れて ....
味方を撃つものも
殺しに来るものも
写真を撮るものも
みんな仲間のようだった
不愉快な仲間だ
宇宙から見たらこの有り様は何だ
死んだらみんな
あっけない顔 ....
母音がうつむいて部屋に籠る
空はもう投げ出された孤児となる
白い鴉の群れ
消費期限の過ぎた救命用具の欠伸が聴こえる
LP盤のレコードが針を探して
書きかけのままの日記帳
....
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