なんでもあるのに
なんでも失ってしまった

過去よ、届けて
未来よ、授けて

心に従うなんて
大きく揺れてるときは
混乱を招くだけ

ただ信じて待つ

たとえ信じることが
見 ....
遠い日のあの子がわたし冬茜 三日月のsofaより愛をこめて
ぷかりと浮かぶ青い星ビー玉を
ぼんやり見ている僕は兎さ
夜中にギターを弾くよ

ねえどうして窓のなかも睨み合うの?
気のせいかな淋しそうな街並みも
となり ....
道路を渡ると
山が位置付けられた
南をむいている私の体は
位置付けられた山の中に
カナディアン珈琲に通う
伯父さんがすぐ東の石材店に
ウィンクするのを見て
ソファーから目覚める
ソファ ....
トウキョウの地下鉄
改札口の近く
ニジュウイチジを少し
過ぎた頃

会社を定時にあがって
少し急いで駆け込んだ
晩御飯も食べずに見た
映画は大して面白くなかった

なんとなく晴れな ....
ミツバチは光にふちどられた翅を細かく震わせて
花粉を投げて
去って、いきました

はたらいて、いたのです

表口が雨なら裏口は晴れ、というほど
大きな大
きな建物の

きな屋根の ....
いつ爆発するかわからない
感情を抱えている
不安しかり
怒りしかり
マイナスの感情ばかり
溜め込んだ火薬庫
そんなものになりたかったわけじゃない
一通りのスケベ行為は
経験済みなのに
今さら成人式の晴れ着でも
ねえだろうと思う

大体成人式なんかに出る奴の
気が知れない
俺は普段通り
仲間の家で酒飲みながら
麻雀やってたぞ
 ....
会社を出る

日時計のころも

ひとは夜になると

目が見えなくなるぐらい

こんなに働いていたのだろうか


太陽が動く

時計回りの影が浮く

太陽と地球の信頼関係
 ....
第四章

二歳年上のイトコが
「オレの一番は紅の豚だ」と
映画ツウなジブンの生き様を語り始めたのを聞きながら、
「また観ないといけないな。」と頭にメモしていて、
理由を訊かないボクの鈍さに ....
ここは自由の部屋
障子の向こうからはこどもの声
明日が待ち遠しかった昨日
明日をうっとおしく思っている今日
ずっと温かいままの布団の中で
こんぴゅうたあに触れている指先だけが冷たい
定刻に ....
晴れ渡る空のした 遠くを眺めてる君の
そっと表情浮かべながら その背中を抱きしめて

出会うまでの君は どんな道を歩いてきたの
涙をも我慢した日々もあったでしょう
僕のまえではね もうなにも ....
平均寿命男81歳女87歳
この数字にだまされては
いけない
健康で生活している健康平均寿命は
男71歳女74歳である
薬で生かされているというのが
実情ではなかろうか
医療保険がパンクし ....
あかぎれで
指の関節ん所が
裂けちゃいました

あっちもこっちも
裂果したプチトマトさんみたいで
パックリと痛々しいのです

いや

プチトマトさんは
果肉の中に育った種たちを
 ....
 歩いていた。
 行く当てなどなかったけれども
 ただ太陽に向かって。
 太陽が自分の中に息づく神か仏のように思えた。

 ここはどこだろう?
 広い大地に一人きりだ。
 現実にしては朦 ....
落ち葉を並べて
雪だるまを作って
もう春だねって
アスファルトの熱で
欠けていった
これ以上なにを求める

ここよりソーマッチな場所は多分ソーバッドだ

ここが現実的にいちばん神秘で

善なる感情にあふれた場所に違いないのだから


宇宙とつながる、だなんて今さらな ....
しようとして したのではない
しようとしないからできること

いたるところに仕掛けた笑いの影で

逃げたのではなく逃がしたのだ
あなたはあなたを 作品の中へ

なに不自由なく澱んでいた ....
花が枯れ星が消えてくこの星で君と出逢えた奇跡よ続け 温もりでとろける
絡まりあった指と指
暗い部屋に響くのは
ノクターンの寝息

人はこれを幸福と呼ぶのでしょう

欲しているのはここにはない指で
せめて夢の中ではと
瞼を閉じる
見え ....
いいね!と褒められて
全世界に私をお披露目

四角で切り取られた私
うさぎのおみみにねこのひげ
光のない目でこちらを見据え
SNSの濁流に飲み込まれた

意味のない賛美に慌てても
加 ....
年をとったら
なんでも
そのうち
そのうち
私のキャシュカード知らない?
知らない!
私の携帯知らない?
知らない!
あの人なんという人だっけ?
知らない!
年をとったら
なんで ....
心臓に焼きついたあんたの残像に
生かされるのも殺されるのも
もういい加減うんざりさ
二度と会えないのが定めだってんなら
せめて一緒に死んでおくれよ
夢にぐらい顔出しておくれよ
I'm st ....
電灯の下にいる

善でも
悪でもなく

ただ
音楽を聞いている

愛しも
愛されもしないで

電灯のはるか上方に
木星がある
死ななくてもよかったたましいに向けて
打ち鳴らされる打ち鳴らされる鉱と金属
棄てられては増す つばさ けだもの


重なる紙のはざまの光
紙の上に浮かぶ珠
ひとつ持ち ....
けちんぼホタル

灯せや光

けちんぼホタル

灯せや命

なんの因果かじぶんばっか

なんの因果かしゃれこうべ

なんの因果かあたしゃ切実

けちんぼホタル

灯せや ....
夢の中だったのかもしれない
いつでもおかえり、と
声だけ聴こえた
或いは現実だったのかもしれない
耳の底の小部屋にそれは
棲みついた
文字にすれば水彩
いつでもおかえり

いつ帰って ....
風の使者が運ぶ言霊
万能の極彩色
骨を啄む嘴は箸
白磁の欠片が罅割れた
その隙間から覗く髪

(骨は灰の中から産まれたのだ)

小声で囁く参列者の中で
鬼は女の顔で骨壷を見下ろした
 ....
ラジオから良い音楽が流れ出る耳に残って幸せが咲く

海を見て汚れていない透明感心の揺れがなくなり安定

ピアノひき溜まるストレス消えていく綺麗な心を乗せた旋律

暖冬を剥ぎ取る寒い風が吹く ....
トマトは
ただ
種を蒔きたくて
裂果する

ワタシは
カチカチに乾いた皮膚で
頑なにワタシで有り続けようとして
裂果する

どうやら
トマトより
慈しみに欠けるワタシ

ほ ....
空丸さんのおすすめリスト(4898)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ふとうめい- 木葉 揺自由詩718-1-19
「冬茜」_一句- もっぷ俳句318-1-19
三日月のsofaより愛をこめて- 颯太@自由詩3*18-1-19
桑の葉- 間村長自由詩2*18-1-19
トウキョウ、ニジュウイチジ頃- 坂本瞳子自由詩2*18-1-19
大きな屋根の下で- ふるる自由詩7*18-1-19
火薬庫のように- 天竺葵自由詩418-1-18
けのひ- 花形新次自由詩118-1-18
日時計のころ- 吉岡ペペ ...自由詩618-1-18
草稿④- よーかん自由詩218-1-18
韻降る- 中村 く ...自由詩318-1-18
プロポーズ- 颯太@自由詩3*18-1-18
長寿大国- zenyama太 ...自由詩218-1-18
あ痛たたたたたたっ- まいこプ ...自由詩418-1-18
歩いている- ヒヤシン ...自由詩8*18-1-18
phase- mizunomadoka自由詩218-1-17
遥か光- 吉岡ペペ ...自由詩218-1-17
「――№3」に寄せて- ただのみ ...自由詩8*18-1-17
花が枯れ星が消えてくこの星で君と出逢えた奇跡よ続け- 颯太@短歌1*18-1-17
充足感と破壊衝動- 木村きむ自由詩418-1-17
ナルシシズム- 木村きむ自由詩218-1-17
そのうち- zenyama太 ...自由詩118-1-17
Stuck_on_you- faik自由詩318-1-17
小市民- やまうち ...自由詩218-1-17
ひとつ_みちびき- 木立 悟自由詩718-1-17
けちんぼホタル- 吉岡ペペ ...自由詩118-1-16
いつでもおかえり- そらの珊 ...自由詩1318-1-16
床の間にストレリチア- 黒崎 水 ...自由詩218-1-16
旋律- 夏川ゆう短歌318-1-16
裂果するワタシ- まいこプ ...自由詩318-1-15

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164