一週間前から降り続いた雨のせいで
河沿いの家屋は今にも流されてしまいそう
避難したホテルの1階から不安そうに眺めていた
叩き付ける雨がガラスまで壊してしまいそうだった
晴れ上がった翌日の昼 ....
本当はね
詩なんてどうでもよかったんだ
だけどね
私は私なりに
どうしても自己表現出来る方法が欲しかったんだ
でもね
私にはこれと言って何も持っていなかった
絵は上手に描けな ....
けだるい過去の一日
汗だるむ体の誘引にくらむ
性とは「力」か…
あいかわらず
空虚に居る
前向きな気持ち
屈託のない笑顔
幸せを引き寄せる
その流れは見えないけれど
見えるぐらい明るい日常
色んな人に助けられて
今の自分がいる
嫌なことがあっても
いつの間にか忘 ....
総理在位最長記録達成記念
たとえば「アベノオムツ」
なんていいんじゃないか
なんてね
最後の最後まで
いいかげんな政治屋でした
....
家族だから、ですって
家族か否かって昔馴染みな軸だよね。
甘やかしてもらいあざーすです。
子供のころ
ある 二月の夜に
こんな
ふ
う
に
電
線
を
伝
っ
....
青い陶磁器に
蜜豆かぞえ
星屑流そう
還ってくる
両親が
自転車は
二人乗り
ああ
怖
詩は底無しの沼だ
一度足をとられると
一夜が眠れない夜も来る
私の心の何処かに
掘られた運河
水が溢れて
堤防が決壊した
私の知らない街が
洪水に飲まれても
私の ....
折り重なる記憶の襞が
一枚一枚剥がれ落ちては色褪せ
何の感情も伴わずに
震えている、震えている
脱力して
欠落はせずに
只々遠く平板になっていくもの
反芻される記憶の渦に
今 ....
香港の「民主の女神」ちゃんも逮捕されちゃって…
うなぎのぼりに気温も上昇
夜でも30℃だとよ
それでも自粛しろというのかい
それでもカネを落とせというのかい
開戦も
....
「千羽鶴」 作詞 横山 鼎 作曲 大島ミチル
式の終わりに際して地元の少女たちによって合唱される。悲惨で哀しい出来事を表現したこの歌は決して哀しみだけを閉じ込めて表現されてはいない。それが ....
曇り空ジメジメ感に襲われる梅雨を楽しむ気分になれず
味噌汁は日本人に合った味昔から受け継がれてる味
テレビ見て気になるコマーシャルがある心を掴むその面白さ
カラオケで大好きな歌見つか ....
持ち場のパートナーに「気持ち悪い」と言ったら、
言われた人がどう思うと思いますか?と返事が来たけど日本語が苦手な日本人のようで
「あなたが嫌い」が伝わらなかったよう
面倒くさ。
小学校 ....
自由律?
イエ〜スッ!
むろん山頭火さんの句に惹かれて。
ただの、マネ?
NOよ。
心からの、オマージュ!
その、第二弾ッ!
ウシガエルめの鳴き声やまない夜
....
うちの取引先の
小さな町工場の社長さんは
うちの職人さんと古い友人で
入院先のベッドの上で
手書きの伝票を書いてくれる
おそらくはただ
その職人さんのためだけに
自分が書いているのだろう ....
くらしは繰り返す。
あたかもしずくのように。
ぽた、
ぽた、
いのちは繰り返さない。
昨日のくらしのように。
何があったか知らないけど
君のその表情だけで
夏が嫌いになりそうだ
風は凪
蝉が鳴いてる深夜二時
素直な夜は今日だけにする
ポプラ通りの真ん中らへん
すべすべの感覚で
まぶたを閉じれば
少年を見つけられる
少年は息を止め
そっと手を伸ばし
とんぼの羽根をゆびさきでつまむ
瞬間を点でとらえたのだ
でも虫か ....
つま先にあたった石ころが
ころころ
ゆるく転がって川に落ちる
何の音もしない
七年前
職場のわたしの歓迎会は
小ぎれいな洋風レストランに皆集まった
こ ....
ようこそ 52億年の誕生を迎える今日という日の門出を祝します。
パスをお待ちのあなた宛にここから先はシアノバクテリアがお供いたします。
緑藻一面晴れ渡る空 海岸線は紫色の塗 ....
痛み 超え
恐怖 超え
快楽 超え
嫌悪 超え
絶望 超え
希望 超え
死を前にして、死を前にして
外界 銀に照り映え在る
純粋にオドロキ確認し
内界 漆黒の光点広がり在る ....
河原に散らばった流木を広い集めた
干からびたそれに火を付けた
それは少年の日ノ一人遊び
あんたはなんにでも
本気になれないんだよね
いつも冷たくて覚めているんだよ
あんたの考え ....
大きな木昔からそこで生きている町の平和を静かに望む
本を読み本の世界動き回る電話をどっちが先に切ろうか
真夜中に見る夢は生き物のよう現実になるその日は近い
酒を飲みあまり美味しく感じ ....
本当はアホのくせに
気難しい顔ばかりしてた
ああ優しい人
何も言わないで
ごはん美味しいねって言う
美味しいねって返事したら
すごい幸せそうに笑った
私なんてつまらない人間
もう生きて ....
音もなく頑丈な扉を開き、入ってきたのは見覚えのあるような皺だらけの中年男性だった。
署長自らが直々に連れて来たので位の高い人物なのだろう。署長は軽く会釈を済ませるとわたしを指さしてすぐに出て行っ ....
ここにひと{ルビ欠片=かけら}の記憶が落ちていた
天候にもよるが
ふいにキラキラとうつくしく光りだすから
この一片には
よほどの幸せとそれに彩られた日々があるにちがいない
と思われた ....
水たまりだらけのいちにちを
病院のベッドから眺めている
何冊めかの本をてにとり
2日めも暮れなずんでゆく
痙攣していたてあしが痛みから解放され
滞っていたからだの中の運河がなが ....
グラーツに行ってみたい。
マッハがいたころの。
時間の自由でも語り合いたい。
ムーア川の流れを眺めながら。
牛の歩いた跡が、
「段々畑」のように見える、
そんな肥後のひとつの牧草地。
地上波でなんども再放送されています。
車いす生活者の自分にとっては、
旅行は室内で十分なのです ....
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