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書き換え連詩スレッド (創作系)スレッドオペレーター:01 Ceremony.wma
他人の作品を自分風に書き換える連詩です。それを延々と続けます。

例えば

朝日が昇る丘の上で、
京子と昇は夕日を見ながら
手を握り
愛を語っていた
突然背後から
山姥が出てきて
二人の間を通り過ぎ、
妊娠するじゃないの、
このやろう、と言って
去っていった

という詩があり、それを自分風に書き換えるわけです。

妊娠するじゃない、
朝日が昇る、
丘の上で、
握られた手から、
通り過ぎた、
背後の、

去っていた、
ものたちだけが残り、
このやろう、と、
言い残された、
ものだけが、
夕日を登った

みたいに。勿論、書き換えられた作品を書くことは同時に読むことなので、自分なりの解釈で拡張してしまっていいです。
例えば上記の作品を拡張するなら(または別の物語に接続するなら)

妊娠したままの、
朝日が、
丘の上で踊り、

握られた手からは、
言い残されたものだけが残ったままの、
姿で、背後に置かれ、

山姥の、悲しみからは遠く、
去っていったものだけが残る、

それを見て、
通り過ぎる、
人々の、
夕日を登る

みたいに。

 
 書き換えられた作品を、さらに書き換え、またそれを書き換え、と延々と繰り返していくスレッドです。尚、途中書き換えがあまりにも長くなり、勢いなどがうせてきた場合は、スレオペが打ち切りを宣言し、流れを止め、新規作品の投稿から仕切りなおして一からまた同じことを初めます。このスレは、詩が書き手によってどう変化していくのかを楽しんだり、他の書き手の癖や手法などを見て自分の詩作に取り入れたりするための修行の場としても楽しめます。

[192]るるりら[2018 10/16 15:57]st
殻を内側からつつくおとにあわせて
親鳥が卵
をつついているよ
親鳥のいうことにゃ
殻を外側からつつけと問われたカラつつくカラね
内側の音と外側の音とが やみくもにたたいていタラね
いつしか ふたつの音がいいかんじにスイングリズム

親鳥が闇しかしらない雛のことばかりおもっていたある日
ほっかりあいた卵の外に出た雛に目もくらむ光の世界

いつしか はじめて歩く人のように 
よちよちと黄色の足を踏み出せば
風の音にあわせて 羽根が乾いて
内側の心臓の鼓動と外側の羽根音が
ふたつの音が いい感じスイングしてね
いい感じに羽ばたいていくのは神技だ
ひかりとかげが またたいて喝采だ くわっくわっくわ
 

[191]たこ[2018 10/04 00:58]渚鳥るるりらst
殻にこもっていないで
出ておいで
悲しい世界はもう去った


黄色い小さな足で
浜辺を歩こう

さざ波をたてる
風の唄をきけ

生誕の
神話のその先へ
 

[190]るるりら[2018 10/03 08:32]たこ渚鳥
白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白
白い粉が湿っててさ漂っててさ揺らて照る白
白い巻貝の螺管の陥没はアンモナイトの面白
白い体が全然乾かないんだっていい加減に白
白い謎として掲示された進化は退化か黒か白
白い体のぬじれ異常巻きアンモナイトどう白
白い世界で死んだような臭いがしていたよ白
白い家の夏の浜辺でやけに痛い日焼け跡の白
白い世界で死んだような臭いがしていたよ白
白く狂っているんだよ巻貝は螺旋でないに白
白い手腕はすこし海の匂いをしてまぶしい白
白く自由に動くカーテンの揺らぎの抱擁を白
白い白い、白い世界で、白く白く真っ白い白
白さが全然乾かないんだよチリチリイタイ白
白だわ私。これほど歪むつもりないのにな白
白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白
 

[189]たこ[2018 10/03 01:21]るるりら渚鳥たこすけ
夏の浜辺で
死んだような臭いがしていたよ

海の匂いだよ
白い家の
カーテンの揺らぎから
漂って
チリチリ
やけに痛くって

油彩の絵の具を
乾くまで
いつまでも、いつまで重ねてさ
全然乾かないんだよ
白い粉が湿っててさ
眩しくって仕方がない。

あゝ
白い、白い世界が、
白い、白い、白い。

白い、白い世界で
白い、白い、白い。

運命の輪が回っていたんだ。
巻貝の螺管が陥没してるのに
狂っているんだ。
おかまいなしに回っている
 

[188]るるりら[2018 09/22 10:23]たこ
遠い記憶の中の
二階への階段を登ると
行く手に 二つの部屋がある
片方の部屋からは えもいわれぬ臭気が漂っている

ふすまをあけると 大きな白いキャンバス
画板にいっぱいに広がる白い粉の平原だ
もう何日も透明な顔料画板塗り重ねられている
角度によって微細の粒子が それぞれ乱反射して
薄暗い部屋の片隅で 深い眠りのように白いのは
白い粉が 貝殻を原料とした顔料だからかもしれない
乾くまでは いつまでもいつまでも死んだ海の匂いがする

死んだ海の匂いの隣は、少女の部屋
カーテンを すこしあけると
あっという間に ひかりがさしこんで
少女の部屋は
なんだか きやきやする

鏡の中から彼女の声が聴こえる
(今日は、貝を種としてみようかな
まずは双葉のような伸び
もしかしたら わたしはビーナスじゃないかしらん
だって 二枚貝の内側に光が入ったみたいに 綺麗な朝ですもの)


!!『おまえの光は今どこにあるぅ』!!by シェークスピア リア王

かがみのまえで三回回転しながら 劇ぽくつぶやいてみる
「わたしのひかりは ここでーーーーーす。」

君を夏の日に喩えようか
Shall I compare thee to a summer's day?
いいや、君の方が美しく、穏やかだ。
Thou art more lovely and more temperate: by 恋に落ちたシェークスピア
 

[187]たこ[2018 09/20 21:23]るるりらたこすけ
乳白色の優しさの
内側に満たされた
喜びが

きやきやしている。

びろうどのように
繊細な光沢をはなつ
澱粉を苗床にして

明日、
雨が上がったら
きっと芽を出すのだろう。

朝ぼらけ。青い
玉手箱(エクラン)が
ふくらむ夢に満ちている

それは、
きっとシェイクスピアの
ナッツシェル。

儚く永遠の宇宙を宿す
黒く硬い種

芽生えて出会う
空を夢見つつ
もう、
遠い記憶で
つながりながら。
 

[186]るるりら[2018 09/14 10:11]たこすけ
白い朝
ステンレスにこぼれた
黴の匂いのする土から
ほどけるように根が現れた
生き方を露わにするかのような白く太い根 イイね
ふるえた私の指と心が共感してる 蒼い現象です

はじきを手にする人のように孕み膨らむ欲動を
ひとつぶのアボガドの種が湛ています
極彩色の異国で培われた花々の波乱に満ちた強欲を
薄曇りする空を見上げたことのない種が 湛ています

生々しく横たわる根を そっと救い上げ
珈琲の空き瓶に水を張り 慎重に置くと
無心に身を任せること能わずに
先細りする白い触手を
下へ下へ
ふるえるように白い根を
伸ばし、伸ばし、
伸ばしてゆく幾日もいくのです 
幾日も幾日も 伸ばし続けたある日

種は、ぱっくりと口をあける
種は、種自身を ぱっくりと二つに分かつ
ふたてに分かれたハザマから
ちいさなちいさな芽を 伸ばすではないですか
孕む命と渾身の力を持って 自身を分断した種の
鬼火のような蒼い現象

凛と露を 芽の内部の最先端に登らせて
ちろと のぞく 命のホトバシリよ

虹に両端があるように
自身を分断したアボガドの種は
つねにふるえながら虹のよう
いつかは消える虹のよう
種の内部に光る
喜びに似た優しみの乳白色
 

[185]たこ[2018 09/06 01:54]たこすけ
虹のかかる
白い朝に
湿った古い庭の
ひな壇に植えられた花々は
喪に服される人の祭壇を飾るように見えて
凛と雨露をしたたらせ
薄曇りする空を見上げ
やわらかな花弁を広げ
しずしずと
しずしずと
足元の黴の匂いのする土に
ふるえるように白い根を
先細りする白い触手を
下へ下へ
絶え間なく、絶え間なく
伸ばし、伸ばし、伸ばしてゆく
ちろちろとのぞく
赤いめしべよ
ざらざらとした風に身を委ね
君はじきに孕み膨らみ
ぽとりと下に落ちるのだ
ぱっくりと口をあけて
渾身の力で大気をうけとめ
上にも下にも目一杯に伸び
枯れはじめた草木に
色を添え
孕む命と
空気の重みに耐えきれず
やがて朽ちてしぼんでゆく
僕は時に悲しくなるのだ
鎖に繋がれているということが。
君は根をはり大地を仰ぎ
また地上にあらわれる
わたくしという
鬼火のような蒼き現象は
無心に身を任せること能わずに
だだ怯えている
怯えている。
 

[184]るるりら[2018 07/20 02:26]たこ渚鳥たこすけ
いままさに午前が虹になろうとしている
切望するクロッサンドラの花がまっすぐに見上げた満天の空は
カッサンドラの群青の空と繋がっている

生きていますよ
わたしがだれかとお尋ねですか?
ただの草花ですよ
ただいま地下へと根を
より深くより広くと伸ばしているところですよ
大地を
ゆっくりと私の根で動かしているところです
ふかい場所から ゆっくりと
水を吸い上げているのです

コンクリートに覆われた道であっても
わたしたち植物の唯識を探る力をもって進めば
水を掘り当てることができるのです

スコップではだめですね
大地を かっさろうとするのではなく
地球の裏側で咲く花を想像してみてください
全身で大地にくちずけしている花々が
アスファルト舗装をゆるやかに崩壊させていますわ
 

[183]たこ[2018 07/13 12:08]渚鳥るるりらたこすけ
絶望するカッサンドラの群青の空に
なりっぱなしのカーラジオが
火炎放射器のように喚き立てる午後2時半、
スクランブル交差点のインターセクションで、
僕は乱立するビル群の垂直線と送電線に切り刻まれた空を仰いで叫んでみる

生きていますか?
どこにいますか?
あなたは誰ですか?

地団駄を踏んでも動かない大地。
水は一体どこにあるのか?
コンクリートに覆われた道を
スコップで一生懸命掘ってみたところで湧き出る水はない。
カッサンドラの空を切り取る巨体なLEDのスクリーンから、壊れたように流れる泥水と土砂で潰された家々。
もう、いっぱいだ。石と砂を飲み食わされて、もう、いっぱいだ。
ばかやろう。世界は君に何をした?
僕らは世界に何をした?
隊列を組んだ入道雲の大群が、黙々と空と大地を圧迫し僕らを押しつぶす。
絶望的な群青色の空で蝉がわめきたてる季節がやってくる。
世界は君に何をしたのか?
僕らは世界に何をしたのか。
 

[182]空丸ゆらぎ・続[2018 07/08 16:07]渚鳥たこるるりらたこすけ
noiseの嵐 雑音が吹き荒れる
ハエとハトと山が燃えながら
たくましく

交差点を巻き上げる
そうさ
夏は暑いさ

クローンは生きてるのか
動いているのか
さわがしいね
ああ 騒がしいね

あれはドローンだよ

おなかいっぱいだ
雑音でおなかいっぱいだ
そうさ
夏は暑いさ

もうすぐ蝉が大群で押し寄せる
それまで たくましく
 

[181]たこ[2018 06/16 14:19]たこすけ渚鳥るるりら
けろけろ。




さわがしいね
ああ 騒がしいね

山が焼けてるね
ああ 山がやけてるね

ハエが飛んでるね
あれはドローンだよ

コウモリじゃないのかい?
いや あれは生きていないんだよ

生きてないなら
切なくないね

ああ 腹がないから
腹もへらない

腹をとったら死ぬだろうね
死ぬだろうさ

山に入っても死ぬだろうね
死ぬのはやだな

ああ 死にたかないね

熱いね
ああ 熱いね
 

[180]るるりら[2018 06/08 08:05]渚鳥黒髪たこすけ
黒髪さん おはよーございます。
ご参加とても嬉しいです。皆で声を合わせましょう。

今朝方 うちの近所で火事がありました。
なので、わたしは今朝の体験を詩に足してみました。




*************************
突然 消防車のサイレンです
山火事です
何台もが赤いランプを回しながら
山道入り口にある私の家の前にとまりました

深夜に急に起こされて
しんじられないと つぶやいた途端に
シンギュラリティと 変換されて 
特異点を超えたものと交信がはじまりました
 
死ぬということにはならないよね
火事っていうけど 大丈夫か
不安は ちょっと粋な霊となって
人工知能を刺激したのでしょうか

わたしの おばかぎみの脳のシナプスが
最大限のフル稼働をおこし
肉体を放れてドローンとなり
肉眼では見えない山の奥の火事をみようとします

賢すぎるスマホは特異点というものがあると画面に示しただけでした
人々の心は それぞれが
オートマチックに想像のドローンを飛ばして叫びあいます 
「火元はどこだ」
「けが人がいるか?」
そのとき一人一人が持つ
考えと感情と計算と希望とが
皆で声を掛け合っています
海の歌のように広い声 
激しくやさしいマグマのように根源的な声でした
 

[179]黒髪[2018 06/06 16:47]渚鳥たこすけるるりら
初参加かもしれません、よろしくお願いします。

****************************


海は待つ
地球の死までをも待つ
マグマが雨をはじいて
開いた海の傷口を
塞ごうとしている

死ぬということをしないなら言葉は
ちょっと粋な霊なんです
霊が目や耳を
あれはいたずらをしているんです

心はマグマなんです
海はその不完全さのため
猛威を振るう時があります

整えることはできなくとも
心を分割してそれぞれの想像に使っても
マグマが冷えて固まるように
人は我に返る
そのとき一人一人が持つ
考えと感情と計算と希望と
何があれば愛と言えるのでしょう
楽しい宴はいつまで続けても怒られません
時という侍従はしっかりものです
それぞれが歌いたい歌を見つけるまで
辛抱強く待っています
マグマと海の歌
完成するでしょう
皆で声を合わせましょう
 

[178]たこすけ[2018 06/05 21:04]るるりら渚鳥たこ
じゅぎゃがじゅわわわわん
がじゅじゅん じゅわわん


明日は雨です
今晩は血が冷えない夜
きっと眠ることもできません
そのうち、こうして身体をめぐるマグマです
銃創ひとつ欲しいのです
チルチリ、ヒリヒリ、溶岩がアキレス腱からもれてます
そうではなく撃ち抜かれたい夜なのです


じゅわじゅわわん
溶岩は海にたどり着き激しい煙がうちのびます
たくさんの瘡蓋(かさぶた)をつくりながら埋め尽くそうとする
海はもはや傷口です
けして埋め尽くすことのできぬけど
血を抜かれた僕はちぢまりこんでしまいそうになる
小さくなりすぎて、自分の瘡蓋を山脈に見立てて
やけくそ気味に登ったり、遭難したくなる
助けを呼びたくなる
明日、
まで、我慢する。
雨が降るまで意地で待つ、けど
せめて、海にたどり着いた溶岩の
蒸発して抜けてゆく水分が
私の泣き声です

ちょっと いいたくなる
(真っ黒な山脈に向かってではなく)
あいしてる
(煙で見えぬ海の彼方)
 

[177]るるりら[2018 06/05 11:28]渚鳥たこすけ
鋼鉄に成ろうとしている胎児が
自らの形が さだまらぬままに
ときに人魚のように なまめかしくも
なめらかに溶けつつ 真っ赤に燃えているが
ガス抜きを知らない

マグマだったら いつだって君みたいに怒りに燃えているさ
活火山がある村の川に
炭酸水が湧いていて
笑える
空できいていると
焼けつく鉄の上に うちつける雨音のようだ
光が水の中で泡となるのが垣間見れて


ちょっと いいたくなる
 あいしてるよ
 

[176]ハァモニィベル[2018 05/30 12:27]渚鳥るるりらたこすけ
>>167より



鋼鉄の胎児が
溺れている

笑えない世界のような
隔たりの向こうに

垣間見える
光と雲と

雨は,

空耳の混沌に
撃ちつける
愛の告白

重い身体は
なま温かく
まるで
人のよう

ただ
叫べないだけ

かつての
人魚のように


 

[175]ハァモニィベル[2018 05/28 21:15]渚鳥たこすけ


まだすこし目を閉じているカタツムリ
したたる轟音の下で謡ってる

かすかに眠り続ける
曲線のはて

なにげなく 
半ば目覚めて

わずかに 
震えながら

瞼の視界に 開いた花の
全宇宙の全身を

たったいま に 
おごそかに に
据えて


 

[174]るるりら[2018 05/28 08:20]渚鳥ハァモニィベルたこすけ
ベルさん おはようございます。日本人が古来 もっていた美を感じさせていただきました。
詩を変えるのは、美しいケーキを食べるときみたいです。もったいないなという感じです。
でも かえてしまいます。


すてきな詩をありがとうございました。




*********************

かたつむりは三年ほど眠り続けることができるそうな

石の上に座る人として三年のはてに 半ば目覚めて 
かたほうは まだ目を閉じている 
かたつむりの瞼が すこし開いた視界では  
すべての自然物がもつ曲線のために
苔が雫を宿して かすかに震え
おごそかに謡っている
 
なにげなく碧き苔として謡う花々の
ひっそりと したたる わずかな

水が集まり滝音になるかのように 多くの命の声
歓喜の轟音が 全身を巡る

坂本乙女のような みまもりの役を 果たしてくれた誰かの隣で
たったいま 
竜馬のように たちあがれ
 

[173]ハァモニィベル[2018 05/24 20:22]るるりらたこたこすけ



花でもない なんでもない 碧き苔

土に落ち 
ひっそりと咲く

世に咲く何ものであっても
わずかに命をたたえ

一瞬の音が残される

今朝は雨だった
乙女のような爪の軒先に 
 蜜の曲線が 

降る

大和絵の糸を しっとり垂らして
しならせて 
ソノ役を 果たそうとして

降る

落ちた今生に
未だ眠り半ばのまま

心のまま

宿した意識の視界から 外れて

外れて じっと 隠されて
秘密の
 花芯の音だけが

ここではない場所にだけ
半ば目覚めて
そっと 残されて

降る
 

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