書き換え連詩スレッド[187]
2018 09/20 21:23
たこ
乳白色の優しさの
内側に満たされた
喜びが
きやきやしている。
びろうどのように
繊細な光沢をはなつ
澱粉を苗床にして
明日、
雨が上がったら
きっと芽を出すのだろう。
朝ぼらけ。青い
玉手箱(エクラン)が
ふくらむ夢に満ちている
それは、
きっとシェイクスピアの
ナッツシェル。
儚く永遠の宇宙を宿す
黒く硬い種
芽生えて出会う
空を夢見つつ
もう、
遠い記憶で
つながりながら。
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