書き換え連詩スレッド[202]
2019 05/18 23:37
るるりら

夜ともなく昼ともなく
そこかしこを じっくりとみつめ
ときおり きみのまぶたは さやばねのように
こまかく またたく 
あらゆるものに おどろくたびに
黒目がちな瞳の中に うるうると水がたくわえられるものだから

さいわいなことに
きみのふたつのまなこにうつる世界は うるおいを
永遠に そこなわない伝説の泉のようだ

まぶたが だんだんおもくなっても
きみはさらに泣くものだから
そのうちに まぶたのうらがわに星がうまれ
最初は七星だった星は しだいに無数に きらめき
やがて銀河となってながれはじめ
ああ きみは しずかに舟をこぐ
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