すべてのおすすめ
青らむ、夏の
わたしの首すじ に
風がひそかな挨拶をおくる


揺れやまぬ草の穂先のいじらしさ
痺れた指でもてあそびながら
あなたのことをかんがえる


青らむ、人の
まなじりの ....
その人の
麦藁帽子の影落とし
額の重さが
夏になった
さびしくなったら
花咲く野辺へゆこう
ごらん
{ルビ凌霄花=のうぜんかつら}に蝶がぶらさがる
草の上に寝転んで
そのまま流されてゆく
ゆっくり
雲の速度で
金色に染め抜かれた黄昏の中で
一人ブランコをこぐ
おもいでは
陽だまりのようにあたたかく
消え残りの夕光のように
淋しくそこにゆれている
はるなさんの石瀬琳々さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
青らむ、- 石瀬琳々自由詩30*11-7-7
影落とし- 石瀬琳々自由詩16*07-6-19
- 石瀬琳々自由詩9*06-7-18
旅行- 石瀬琳々自由詩9*06-6-25
おもいで- 石瀬琳々自由詩6*06-5-17

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する