木漏れ日
ベンジャミン

手のひらを日傘にして
眩しそうにする

あなたの顔の半分は照れている
隙間という隙間から
光は影を埋めようと入り込む

もうちょっとと思える瞬間が好き

たとえば少し困らせて
泳いでしまう視線だとか
とがってしまう唇だとか

隠そうとしても見えてしまうのが好き

手のひらを日傘にして
そんなあなたの眩しさが

ほどよいと思えるのが好き

   


自由詩 木漏れ日 Copyright ベンジャミン 2005-03-31 11:09:03
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