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今日もまたキミとつなぐ手 昨日とは違ううるおい指のからまり
森の奥 お月さまだけ聴いている 貝をあわせるキミとの唄を
忘れたよ 花を散らせたその罪も キミの瞳の星が許した
「お腹の中 ....
終電で帰る火宅の隙間より待ちわびて出る黒い妖精
間男を入れた女の赤いもの浴びて染まらぬ沼の紫陽花
梅雨に濡れ流れる涙 流れない未練の澱と手に染めた罪
屠殺場の露が光を求めても闇へと落とす太陽の塔
丸眼鏡 カーキ色した執事たち 乙女の道でお出迎えする
ミキサーに入れた私のほうるもん どうぞ召しませお客様方
ヒロインの色目に惹かれ抱き寄せる 昨日別れたばかりだけれど
お芝居のキスはやっぱりつまらない お客の前で 舌も入れちゃえ
彼氏くん 好いたあの子ともつれあうステージ そこはあたしの手の ....
桜咲く 踊れ人畜虫神霊 恋も恨みも生死も忘れ
「サクラがね、きれい」とはしゃぐキミの肌 ピンクの花を 夜 咲かせよう
その先は楽土か黄泉か花の道 向こうで誰か手招きしてる
遊び{ルビ ....
薄皮に甘露の珠をしたたらせ揺れては誘う双子の果実
帽子つけ鏡の国へ向かうのはアリスじゃないよ
私のキノコ
魔女の矢に刺され震えて鏡よりあふれこぼれる白雪の糸