羊とシーソー遊びをすると
いつも重い方が沈みました
両方が沈まないでいるのは
とても難しいことでした
わたしはまだ
言葉をよく知らなかったのです
 
 
+
 
 
眠れないとき ....
残像にある
夏の陽差しが萌える
ニッコウキスゲの
ように咲いている笑顔に
揺らめく胸のときめきは
信濃銀河鉄道の
レンガ色に敷かれたアーチ橋へと
遥かに架かる
真っ赤に錆びついた
レ ....
空っぽになったビールの空き缶を潰しながら
シャワーを浴びようと立ち上がる
夏の夕方は明るくて
少しの背徳感を纏いながら
生ぬるい風をベランダからおくってくる

キュウリとトマトだけのサラダ ....
だれも

誰もあなたを奪えないよ
だれにも

盲導犬を連れた
女性の方の講演を聞く
視力を
やまいで奪われた

  階段があります
  ではなくて
  のぼりの階段がありますよ ....
すこしだけ怖いことを考えたくて
夢の中で君を消した
白い朝がやってきた
さよならが乾きたてのころ



机の上に散乱する単語帳
角が折れてめくれてゆく
覚えることと忘れないこ ....
  宮殿の 
  立派な椅子に腰かけた 
  派手な衣装の王様の前を 


  独りの道化はニヤリ小躍りで通りすぎ 


  王様はすっぽんぽんのまま堂々と 
  ちっちゃい座椅子か ....
{画像=080720011341.jpg}

決定された明暗。
アパートの影はくっきり糊づけされ、
子供達が自転車遊びをして乗り回る。


初夏の風景。


物みなのアウトラインの ....
いっそのこと
壊れてやろうかと思ったのです

午前8時20分 正確には午前8時19分49秒
あなたは怖いものでも見るような目つきで
私を見ると言葉でない何かを叫びました
それから物凄い ....
この夜を沈めて
蛍光灯の明かりが漏れる部屋は
心音で満たされて

夜の淵をたどり
深い海の底へ降りて

眠りの宮の前で
今日の夢を乞う

海ほどの
心の深さを
今日の眠りは約束 ....
行き先も知らない船から
紙テープを投げて
わたしは今日、生まれよう
別れを告げるために投げるのではなく
離れるために切れるのでもない
風に大きなループを描き
旅立つために

    ....
あなたのことが知りたい
あなたの手に触れてみたい
あなたに抱かれたい

あなたの
すべてが
私は
欲しいんです

あなたの
すべてが
知りたいんです

恋に
落ちていく私に ....
ある人は
足取り軽く
またある人は
ズシッと重く

それでも会場へ向かう
人波
陸があって
呟きがあって
知り合った
冬の夜に
繁華街の路上に
落ちた割り箸の
片割れみたいな
よごれ方は
気に入ってる

夏の
失明する真昼に
無数の甲虫が光って
あぶらぜ ....
「腐った花を捨ててきて!」 

主任が言うので部下の僕は 
ぐらじおらすのうなだれた 
大きな花瓶を両手に抱え 
流しのある部屋へ入った 


  かちゃり 


背後から入って ....
* 1

愛無しには生きられない
わたしは本気でそう思っていた


* 2

あの水着もそうなんだけど
これもなんだよね

目新しさは常に外側からやってくる
そんな時代になった ....
{画像=080717222534.jpg}

         心
         静か
        に、耳を
       傾けよう。遠
      くに聞こえて来る
      ....
またやってきた
このえも言えぬ感情が
それは夜の海の波のように
目に見えることなく襲ってくるのだ
それは恐怖だったり不安だったり
具体性をもたない
それは誰からも理解されない超 ....
早く脱出しなければ。
非行少女の、夏が来る。


















厳粛のメモ用紙、多彩なパノラマ。
薄羽蜉蝣の大群。
ストリ ....
 

屋根をつくった
もう雨が降っても
濡れなくてすむ

立ったまま目をつぶると
近くや遠くから
夏の音が聞こえてくる
いつもと同じなのに
いつもと同じくらい懐かしい

誰か早 ....
明日で一学期が終わるので
仕事用のパソコンを持って帰る
念のため個人データはすべてロック
ああ、重い重い…肩が外れそうだ
エスカレータ登ったら
電車 行っちゃったよ く、くやしい
肩が痛い ....
この夏を
挑戦と挑発で 飾れ
(自身へ 挑戦状を叩きつけるのだ)!

秀麗な高山への登山のごとく
重い負荷を背負いつつ

清い汗を流して

トルストイ ロマンロラン ユーゴ 池田大作 ....
夜が明けて行く

ゆっくりと新しい今日が始まって行く

ちゃんと
地球は回っている

どんなに苦しくても
幸せでも

世界は変わり続ける

心配しないで
光は

届くから
コップの中に
朝が残った
醒めきらないままの
水を分けあって
ぼくらはターンする

魚のかたちをして
水がうごく
きらめき降りそそぐ
夏のはじまり

ゆっくり水際を
泳いでゆく ....
日を追う毎に
重く重く垂れ込める雨雲

常に僕は、問う。



そこでしか生きられないのか?
ここじゃないどこかへ行けばまたやり直せるじゃないか?



でも、どうやって… ....
 
どうして
ぼくは
ここにいるの

きづいたら
せかいのてっぺんで
しゃれいを
うけとっていた

こどくでも
かいかにひとの
けはいさえあれば
ここは
ここでありつづけた ....
{引用=
いま
このしあわせを
押し花みたいにして
色褪せずに
しまっておきたい
胸の中で
いつまでも
僕を支えてほしいんだ


あなたが私を食べ散らかして
先生に怒られた
骨や皮や肉片までそこらに散乱、
そして何より血液が汚らしく零れていて
私が望んだことなのだから、別にあなたは悪くないのに、
先生はお行儀が悪いと言 ....
いつも走っていた
頭の中がぐちゃぐちゃで
走っていた。
夜食を食べないと
寝れなかった。

少しづつ山を登り
また谷を下る
足は棒の様
飯を炊く

卓球をやり
バドミントンをや ....
キャバレー「黄色い蝶」は

今日も大入り満員で

汀ではしゃぐ少女のような女達が

にゃあにゃあ落ち着かない心持を

笑い飛ばすように過ごしている

 

どこから来た ....
街灯は今も寂しく
駐車場へと続く道に
光を落していた。

この微弱な心音と
どこか似ているような気がして
あのまま時が止まっていることが
救いだと思えるほどに。


通り過ぎる ....
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