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街灯は今も寂しく
駐車場へと続く道に
光を落していた。
この微弱な心音と
どこか似ているような気がして
あのまま時が止まっていることが
救いだと思えるほどに。
通り過ぎる ....
街の喧騒を抜け出せるくらいの
突き動かされるような
強い衝動が欲しくてたまらない。
それは ただ
「疑い続ける恐怖」
結局 あたしは一人の人間として
この時間を全て
あなたに ....
熱を受け止めたアスファルトに
裸足で触れる。
それは ほんの少し生温く
でも 夜の風には逆らえず
この体温を奪うように
冷たく冷たく、
消えてしまいそうなほど。
....