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「僕」

僕が僕である認定書を落としたのは

早春のこそばゆい若葉の中

僕が君でない証明書を探していたのは

初冬の血の気の失せた枯葉の下



「君」

地方都市のヤン　.... 震える指先を
ポケットに滑り込ませたら
捨て損ねたレシートが
指の間で微かに笑った

不確かな足取りで
迷子のふりをしながら
逃げ損ねた枯葉を
靴の踵で踏みにじった

丸めた背　.... いっそのこと
壊れてやろうかと思ったのです

午前８時２０分　正確には午前８時１９分４９秒
あなたは怖いものでも見るような目つきで
私を見ると言葉でない何かを叫びました
それから物凄い　....

norifさんのnonyaさんおすすめリスト（3）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
僕／君／僕と君	- nonya	自由詩	7*	08-11-23
西高東低	- nonya	自由詩	11*	08-11-20
目覚し時計	- nonya	自由詩	22*	08-7-19

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