時は流れ
自己は留まり
空は流れ
色は変わる  

想いは千年を走る
生きるという思い。
命という綾
生き方という戦略

細く長く
積み重ね
長く待つ
長く喜ぶ
 
会議室を人が歩く
金属や樹脂などでできた
冷水機のようなものがあって
その向こうに浜松町が広がっている
どこまで行っても僕には体しかないのに
ポケットに突っ込んだはずの
手だけが見つ ....
いけない いけない
悪いクセ

いつのまにか気付かずにまた

ほうらまわりを見てごらん
誰も居ない


心に鍵がかかってる

空気穴さえ見当たらない


ほうらまわりを見て ....
蝉のように
最後の一週間で
羽化してみたい

  飛べるだろうか

そんなことより
左手と右手の違いについて
考えている
ついでに右目と左目について
も、ちょこっと
やはり
 ....
君のあとで
僕は手を洗う

君の湿りを
指に
残さないように

ミューズ

薬用
ということは
消毒するのか
君の
君の何を

ことさら
勢いをつけて
これでもか、と ....
カシッ

くるみの殻
秋の日差しのなか
乾いた破裂音

くるみの林
赤や橙に色づいて
かさかさ揺れているかな

ひと吹きでぱらぱらと
涙のようではなく
思い出のようでもなく
 ....
{画像=081001232707.jpg}


想う

無責任な放埒さを

道は幾つもあった
途中には
見えて来たものが色々あった
それはそれで良い

片意地を張り両手を拡げた ....
コンクリート、コンクリート、コンクリート

僕は鋼鉄に文学される

赤い月だけを飲み込んで

アリスの目玉になっていた。

(退屈を溶かして脱ぎ捨てたシャツは

都市を氷河期に陥れ ....
ほどなく
空は なだめるように
いくどかのまばたきをした
何度目かの夏
もうすぐ花柄の猫たちが
砂丘のほしに
帰ってゆく

波の音
水平にひろがる
君のこきゅうと 両腕
ほど ....
《《《今日、ようやくきみに話しかけることができた》》》

《《《きわめて事務的な会話でしかなかった》》》

《《《あんなこときみに言わなければよかった》》》


世界の涯て は 発案者や ....
なあ あんちゃん
俺たちふたり ドラム罐転がして
まっすぐな坂道のぼっていこうよ
ここ二週間 頭は痛えし咳がとまらねえ
たぶん少しだけちがった空気吸って さ
たぶん少しだけちがった景色を ....
伸びきった髪を
バリカンで刈るような作業
稲刈り後の田んぼは
すっきりとしていて
その清々しさが
秋の空気を絹のようにする


***


新米は少し水を少なくして炊く
十代の ....
蟻が
わらじの死骸を
運んでいく

気持ち悪い、とか
すごいちからだ、とか
そのさまに向ける言葉は
まったくの自由だ

だがそれは
彼らにとって
とても重要な生命の営みで ....
今夜も
アオガエルのなき声のする田園を眠る
庭で白い芍薬が
ほのかに浮き上がる
視線の静かなまなざしで
満天のせせらぎの
おもい出のひかり
帰れない真夜中のいっそう暗闇をます
アオガエ ....
「椅子は生きている」 
開いた本に書かれていたので 


 I love you. 


と言ってみる 

なんだか背中が 
あったかくなってきた 



 
「逃げる」を見つめてました


ある時は空腹から逃げました
耐えきれずに食べてしまったのです
あんパンは美味しかった
すぐに食べられることの幸せで
逃げていたことを気づかないふりをしまし ....
実態がない
1ミリもない

あの子の必要としているのは俺じゃあ無くて
俺が必要としているのはなぜあの子なのか
そしてこのタイミングなのか

三本足の野良犬のびっこの足跡をたどる ....
憂鬱な金融機関に預金してあげる
木曜の昼休みに窓口でスマイル
ATMの顔色うかがってもしゃーない
ランチ後の視線で女子行員を読む

眠いのは きっと僕だけじゃない
寝溜めた時間に利子が ....
曇り空

九月がいらついて

べつに傘どもが

地面に

こびへつらう訳もなく

訳もなく

 ダンディが

  涙の女に問いただす

 あの海みたいな

 ....
今迄に
幸せのボールを取り損ね 
ベンチ裏で独り、涙を手で拭い  
辛酸を{ルビ嘗=な}め尽くしてきた 
君よ 

思い切り 
空振り三振すればいい 
被ったヘルメットが 
吹っ飛ぶ ....
二重奏が聴こえる
ベースとピアノが語らい合っている
たった今、老年のピアノ教師は華やいだカードを引いてしまったらしい
指先からときめいていく旋律が、ベースのコード転回に絡んでいく
熟年のベーシ ....

一か月が
余りに速く過ぎ去るような気がして
どうしようもない
服を着替える間もなく
あっという間に秋である
外ではまるで軍隊のように
流行なのか
同じ型の服を身につけた女子が
勇 ....
ビルは氷柱(つらら)のようであって
交差点に、滴る微笑の鋭角が
夜はひときわ映える

空は無限の海にはあらず
月のマンホールに、僕らは吐き捨てる
ばらけた感情語

それを生 ....
落ちてゆく
夕陽の触り方を
知らない子どもが多い
つるりと
何のためらいもなく
なで回すと
とたんに飽きてしまう
そうして
バイバイと手をふって
見送ってしまうのだ
そんな
少し ....
今夜の月は
半分しかないのに
風力発電の三枚羽根に
砕かれている
居場所がなくて
ぐるぐると、さまようものも
照らし出されれば美しいのだろう
今日も祈っている

風車越しに月を掴もう ....
暗闇の中 せせらぎの音だけが響いている
ぼんやりと見える水しぶき
岩陰には何も潜めないようで

だがそれは思い違いにすぎなくて
水しぶきのように見える放物線

微細な魚たちの鱗の鈍い光が ....
横たわっている、きみは埋没している
そのようにして
ひきとめられている何かが、横たわっているかつて息と
いっしょに投げつけられたもの。
みどりの、潜みで。
やっと気がついたか地球人め
冥王星はルンルンしている
俺様は九人兄弟の末っ子なんかじゃない
冥王星一族の大王なのだ

カロン、抜かるなよ
誰にもまけないぜ、マケマケ
ハウメア、ハウメニー ....
裸足で海を確かめた後、
砂混じりに泡立つ波が残す
束の間の羊膜は
秋の曖昧な陽射しと融合して
反転の空を
この地表に造り、
(黒く濡れた浜辺は秘密裏に水鏡)
空を歩く、という我儘を赦して ....
(一)

明治通りと靖国通りの交差する
新宿五丁目交差点から
ABCマートの軒先に並ぶスニーカーでも品定め
数メートル歩いたところに
スターバックス新宿三丁目店はあって
いつものように通 ....
norifさんのおすすめリスト(1057)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春夏秋冬- ペポパン ...自由詩8*08-10-3
- たもつ自由詩33+08-10-3
悪いクセ- 舞狐自由詩9*08-10-3
うつしみ- たりぽん ...自由詩808-10-3
ミューズ- umineko自由詩9*08-10-2
くるみ- ふるる自由詩11*08-10-2
フリー_/_自分らしく生きるということ- beebee自由詩1308-10-1
funk,_func,_fanc- manabe kenta自由詩5*08-10-1
くじら- はな 自由詩3208-10-1
《《《今日、ようやくきみに話しかけることができた》》》#3- 《81》 ...自由詩1*08-10-1
星になる方法- 角田寿星自由詩8*08-10-1
新米という季節- 小原あき自由詩14*08-10-1
蟻をおもう蟻- 千波 一 ...自由詩11*08-10-1
アオガエル- こしごえ自由詩9*08-10-1
もののこころ_- 服部 剛自由詩108-10-1
「逃げる」- 小原あき自由詩11*08-9-30
ミリ- モリマサ ...自由詩1608-9-30
BANK!_BANG!_ビガロ!- 北大路京 ...自由詩18*08-9-30
傘どもの行方- 吉岡ペペ ...自由詩308-9-30
Ball_Palk_Dream_- 服部 剛自由詩308-9-30
Everybody_Loves_Somebody- 渡 ひろ ...自由詩18*08-9-29
せかいをいきる- 吉田ぐん ...自由詩5508-9-29
さかさまの都会- Rin K自由詩3608-9-28
触れる- かんな自由詩31*08-9-28
胸の前で祈るように携帯を- たりぽん ...自由詩22*08-9-27
流体- kauz ...自由詩8*08-9-27
潜みで- こもん自由詩5*08-9-27
スタッカート・スタープラネット- 海里自由詩208-9-26
その空へ- 銀猫自由詩8*08-9-26
転がるひと- 恋月 ぴ ...自由詩16*08-9-26

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