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この地球という惑星から日本語を絶滅するために私は在る。
思えば聖徳太子が仏教国として日本語で思索し立てた、数々の・・・
冠位十二階、十七条憲法、それを守らないどころか太子ご一家を
根絶やしにした ....
年増のぶよぶよのししむら短歌と
若草の少年の鎖骨なる俳諧
一気一息で緊張をはらむ俳句と
二息で折れる汗のデブ短歌は
心臓にペースメーカー挿入中 執 ....
それは昨日
天空に雷神様がおいでになった
天の太鼓が打たれて
黒雲が湧きたち
夕刻から雲の間を稲光が走りだした
空が大きく大きく息をして
轟音が街 街にとどろいて
夕餉が済み
....
遠く 遠く
雲が疾風のように通過する
遠雷の気配がして・・・
靄つく大気を涼しげな
風が過ぎて行った
雨の降っている 匂い
心が遠雷を聞いて
遠くへ憧れると
希望のよう ....
この夜を沈めて
蛍光灯の明かりが漏れる部屋は
心音で満たされて
夜の淵をたどり
深い海の底へ降りて
眠りの宮の前で
今日の夢を乞う
海ほどの
心の深さを
今日の眠りは約束 ....
この夏を
挑戦と挑発で 飾れ
(自身へ 挑戦状を叩きつけるのだ)!
秀麗な高山への登山のごとく
重い負荷を背負いつつ
清い汗を流して
トルストイ ロマンロラン ユーゴ 池田大作 ....
三世諸仏に供養し
八部衆を勇気づけ
見つめるべき神々に
華を添えて
龍神の怒りを腹に留め
伽羅香に彼の姿を見て
回向の数 数
この大地と空を覆う
大海の一滴 一滴
....
ゆっさ ゆっさと
生の大気が揺すられている
気体の伸びきった胸が大きなあくびをして
寝息を聞いているのは
空はシエスタ
風は動く
胸が開く
雲の足跡を追いながら
南中の太陽 ....
大気が湿った二酸化炭素を十分に含んで
重く 重く 圧し掛かるから
心を軽やかに
まるで鳥らの真っ白の羽の羽ばたきに比して
天使らの飛翔の音楽 モーツワルト
ボッサノバの和音で宙に浮い ....
伏臥の悦楽がやってきて
無音の法悦に浸りながら
大気の肌に触れたなら
読みかけの「ジャンクリストフ」
どんな偉大さでも、偉大なものはすべてりっぱである。
苦悩もその頂点に達す ....
ニュースも見ない
気晴らしのバラエティーなどもってのほか
パソのスイッチは錆ついて
空を ほらこのとおり見上げて
小鳥の声が存在感を増し
たまの音楽はクラッシック
ベトーベンにフォーレ ....
あなたと過ごす
また夏が巡り来ます
松林の間から
輝きで溢れた
あの海を望み
ほら きらきら輝いて宝石のよう
見つめる海の予感で心がはち切れそう
遠い砂浜には
昼顔が群 ....
この大空 濁色の夢
灰に湿された曇天
豊熟な大気の湿りに保たれた
か細い清乳
豊熟の胸より滴り落ちる
霧雨の土地
しとやかな木々の緑 潤い
伸びる葉 葉に零れる 雫
豊 ....
ベランダに鉢植え
やわらかな大気がゆっくり空に侍りつつ
曇天は寝息を立てて
温浴の風 静かに降りて
ビルディングの静かな午後が始まる
鳥のさえずりが空間を示して
立ち木の常緑は静か ....
小鳥が木々の間でさえずる
東からの陽光は力いっぱいカーテンを押し
木と木の間の陽だまりの陰
微弱な風に誘われ 揺れた
飛翔の者
その素早い軌跡をガラス戸に焼きつけ
さえずりは空に昇り ....
そして 奴らに
その カルマ 刈らせて・・・
あなたにも彼にも
この世の生存の月・日のカルマを
刈っていただく
私のカルマ あなたの 父の 母の 子の カルマ
組織としての ....
まともな感覚
正しい事は正しい
悪は悪と言い切り 思い切る
感覚が狂わされ
魂がギタギタに切り裂かれている
善良な魂 保つ者よ
テレビを静かに 消せ
音に飢えたら ベート ....
木々の緑を揺らし洗う
風の音たちが
私を遠い所へ連れ去ってゆく
ざわめきの葉葉に清純な雨が伝う
そう暴風雨は埃にまみれた
この都市を透明に塗り替えて
明日の蘇生を約束してくれる ....
私は自由だ
自己責任の及ぶ限りにおいて
父・母が名づけた
藤井邦彦という名において
己に負荷をかけ
背水の陣を形成しつつ
将来を予想し
あの未来と言う 小高い丘から
現 ....
芸術の巨大な 第一波
自己表現は為される( 成就! ?
白く塗り込められた キャンバス
書き留められた 文字
録音で魂が吹き込まれ
レンズが骨まで映し出す
芸術は自然を 追尾し ....
自ずから成る
耕作の係数に支配された土
この土地に極楽鳥は野営し
その雫で濡れた重たい巣をいとなみ
静かに沈んでゆく ぬくもり
作物を繰り返し保っている
土力の茶色に緑は
....
濃密を増した この空
重力の強い 会話が
男 と 男 で 交わされ始めて
口ごもる低い声が 雨のように漏れて 滴り
あの木々も ビルディングも
積もりに積もった 垢 落とし
排水溝は汚 ....
そんなふうに
春が眠り 寝息が聞こえて
やすらって いたなら
霞むんだ
高雲の桜色の空に やってきた
風にほんのりと
春の靄は大きな体を
この地にあずけきって
眠っている
....