三世諸仏に供養し
八部衆を勇気づけ

見つめるべき神々に
華を添えて

龍神の怒りを腹に留め
伽羅香に彼の姿を見て

回向の数 数
この大地と空を覆う 
大海の一滴 一滴

 ....
そこから
すべてがなくなりつつある

流しの前に立つもの
窓からの鋭い陰が
刺すように滑る
残されたのは
貴重品、
だったという塩

たぶん、
きっと、
大丈夫
ふりかけてみ ....
道に花が落ちていた
大きくて鮮やかなピンク色の百合の花
あんまり綺麗な花だから
歩道の真ん中に捨てられているのに
誰も踏まず
あんまり綺麗なものだから
そのままゴミ置き場のそばに置かれたま ....
わたしが知らないあなたの秘密

わたしが知れないあなたの本当

わたしが知りたくない全ての事柄


見えている、傍らにいるときだけの顔しか知らない

それ以外は必要ない


考 ....
見せつけるんぢゃぁねいやい!
魚の分際で
でれでれ
でれでれ
いちゃつきやがって!

こっち見てんぢゃぁねいやい!
ほれほれ
かわいくてたまらんだろう
生まれて間もない
おたくの
 ....
ウィスキーグラスを片手に
ソファーに横たえ
クーラーの下
1日が終わった。

金魚がポニョポニョ
餌をやる
もう一人じゃない
気持ちが楽になる。

胸を痛め人と去る
喜んで人と会 ....
あらゆるまがりかどの公園の
無人のブランコ
ばかみたいにゴミ箱の中身はちらかったまま
カラスが群れる

夜道切り分けて曇り空は進む
ガラス窓が割れて
流線型で情報が流れ込んでくる
ひき ....
 
魚のために
椅子をつくる
いつか
座れる日のために
 
背もたれのあたりを通過する
ふと、足りないものと
足りすぎているものとが
少しずつある

雨に濡れた生家が
生乾きの ....
翡翠のみずうみに、溺れてしまいたい。

声が涸れるほど乱暴に、優しい歌だけを歌った。
書簡を往復しながら、
何故暁光は目にしみるのかと問う。
つぶやきには誰にも答えてほしくなかった。

 ....
喉の奥に良からぬ話題が引っ掛かっている
だから、一昨日くらいから喉が痛い
唾を飲み込もうとしてもうまくいかない
段々と不満が頭の中で熱を持ち始めている
もうすぐ風邪でもひくのだろうか
今、と ....
ゆっさ ゆっさと
生の大気が揺すられている

気体の伸びきった胸が大きなあくびをして
寝息を聞いているのは

空はシエスタ
風は動く
胸が開く

雲の足跡を追いながら
南中の太陽 ....
時計を買おうということで

愛人とふたり

時計店めぐりをしている

ロレックスはアニキに貰うことに

なっているからやめた

バーバリーは俺の手首を巻き取る

サイズがないか ....
目を開けても
何もかわらない。
口をあけても
なにも出てこない
朝が来る
光につつまれた

心を開ける
見えない光

本当は
なにがかわるんだろう
春にまいた種が
いつのまにかもう
つぼみをつけていたことに

気づいていなかった

「先生と会えるのは今日が最後なんだよ」と
ひとりの生徒が言ってきた

本当は
知っていた

 ....
――すべて、断片。断片・・・・


・・・深海へ。本当は降りてないし今までもなかった気がする

いまは、ふわっと浮いてる感じ
かるくなったりおもくなったりそのくりかえし

 ....
歯ぎしりをしながら
指先に体重を預ける
命綱もつけずに
会いに行く、クライム

すこし、愛することのよう
好きとかって感情じゃなく
歯ぎしりをしながら
名前も呼ばずに

後悔しない ....
     080714





ゆれる
木の葉
イソギンチャク
財布の中身
人でなし
この野郎表に出ろ!
喧嘩するので
騒がしい
ヒトゴロシ
 ....
遠くそびえ立つビル群
人間が高さを競うように
草木は深さを競い合い
私の横たわるこの下で
取っ組み合いの陣取り合戦を繰り広げている

負けるのも勝つのも好きではないと
酒のない酔いに飲ま ....
鍵、いれる
扉、ひらく
靴、ぬぐ
鍵、おく
髪、ほどく
服、ぬぐ
上、下、ぬぐ、ぬぐ
靴下、ぬぐ

筋、のばす
息、はく
足、すすむ
ゆれる、ゆれる
ゆれる、ゆれる
水、の ....
タンゴの旋律に
呼吸を合わせるように
茜色のロウソクの火が
ゆらめいている


凪だった{ルビ水面=みなも}を掻き立て
眠っていた感情に爪を立て
ゆさぶりながら


身体の中を貫 ....
2階のテラスで
お茶を飲みましょう
音楽を聞き
犬とじゃれる。

気持ちが落ち着く
楽になる。
弦の張りを緩める
喉のつかえが取れる。

コーヒー飲んで
シャワー浴びて
ポニョ ....
星が降る
星が降る
夜空を彩って
涙の数だけ
祭りはめぐる

草の海の彼方は
満天の星空
今宵は星祭り
一年に一度
願いが叶うという特別な夜

もしも願いが叶うというなら
も ....
大気が湿った二酸化炭素を十分に含んで
重く 重く 圧し掛かるから

心を軽やかに
まるで鳥らの真っ白の羽の羽ばたきに比して

天使らの飛翔の音楽 モーツワルト
ボッサノバの和音で宙に浮い ....
まー、よくあることでさー、
男と女が付き合う前に何かでっかい事件が起こるわけよ。
家出とかオールとか、特に夏。
クソみたいなJポップにありがちじゃない
サビの前で全楽器に黙らせて急に叫ばせる、 ....
{画像=080713215510.jpg}


街角に子供が一人


地に染みる影を従え


かくれんぼする
 *灯台

   かすかにまだ
   光っている
   間違えたままの、
   やさしい思い出
   わたしの幸福な思い違いを
   あなたは
   そのままにしてしまったから
 ....
人は、花としてつくられた。 

翼を広げる鳥の旋回する 
空が 
地上に立って見上げる人を 
咲かせよう 
咲かせようとしている 

花の顔をひらいて 
人は 
空を、見上げる。  ....
あまりよく、覚えていない

ふらふらと適当に帰りついた夜
白く重たいドアの先で
お父さんが
ガチガチに冷凍されていて
あれ、しっかり保存されていたんだ
そうドアの前の過去に
気が付つい ....
月曜日
仕事から帰って
メイク落としシートで顔を拭いた
ゴミ箱に捨てる瞬間
シートがため息を吐いたような気がした


火曜日
上司に怒られた
理不尽なことが世の中には詰まっていて
 ....
キスマークつけてしまった代償に

なまでいれなきゃならなくなった

たった十五分のカプセルのなかで

くちゃくちゃ暴れるだけなのにさ


暗闇でひとつの蒲団

そのリスクヘッジ
 ....
norifさんのおすすめリスト(1057)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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金魚鉢- ペポパン ...自由詩6*08-7-15
ゆれる- モリマサ ...自由詩31*08-7-15
ゆれる- たもつ自由詩1008-7-15
樹海帰還- 水島芳野自由詩6*08-7-15
大人の風邪- 小原あき自由詩19*08-7-15
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誘導性ストレス過敏装置- 長谷川智 ...自由詩7*08-7-15
クライム- たりぽん ...自由詩408-7-14
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気の迷い- 佐々木妖 ...自由詩12*08-7-14
ゆれる- 木屋 亞 ...自由詩3*08-7-14
タンゴ・ダンサー- 渡 ひろ ...自由詩23*08-7-14
二人でお茶を- ペポパン ...自由詩8*08-7-14
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スタンバイ!- アハウ自由詩308-7-14
アレとかソレとか- 麒麟自由詩208-7-14
かくれんぼ- beebee短歌1108-7-13
海辺の詩集- 嘉野千尋自由詩49*08-7-13
花の人_- 服部 剛自由詩5+08-7-13
- 二瀬自由詩16*08-7-12
メイク落としシート- 小原あき自由詩22*08-7-12
カプセル- 吉岡ペペ ...自由詩108-7-12

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