すべてのおすすめ
一人ぼっちだ
花々の中で

麦畑を風が渡って
そこに点在するポピーは
そのひとつひとつが
恋で

黄色と赤の美しい翼を持った小鳥が
巡礼道の真ん中で風に吹 ....
すやすやと

安らかな寝息を立てる

ちいさなちいさな背中



このちいさな背中に

どれだけの重荷を

背負わせてしまったんだろう



たくさんの痛みに耐えて ....
にちようびが
しゃらしゃらとやってきた

とろとろしてたぼくは
もそもそして
ぽやぽやして
むしゃむしゃして
またとろとろした

それからすこし
かなしいゆめをみたぼくは
めそめ ....
今夜半過ぎ
関東から東海地方にかけて
優しいものが降り積もるでしょう
と、予報士は言った

翌朝
優しいものは降った様子だったけれど
予報どおりに積もってはいなかった

私たちは ....
私たちは
雨の絵を描いたり
バケツに水をくんだり
シャワーから水を出してみたり
思いつく限りのことをしてみたけれど
先生はそうじゃないと言って
青空のはしっこをつかんで
そっとめくってみ ....
きみは激しく泣いていた
初めて背負う肉体の重さと、
もう止まることのない時間の速さに怯えて
予想もしていなかった祝福と、
手荒い歓迎の痛みに驚いて
きみは激しく泣きながら産まれてきた

 ....
朝埼京線の中で
学生の頃好きだった人を見かけたよ
もう十年になるんだね
なんだかやっぱり素敵だね
青臭かった僕の見る目でも
間違ってなかったね

化粧が薄くて色が白くて
どこか悲しそう ....
ちいさな ちいさな
そらを見つけたのは
近所の公園で遊んでいた
三歳くらいのおんなのこの
瞳の中
よちよち
浮かんでいるようでした

おおきな おおきな
うみを見たのは
田舎の天文 ....
バカにすんなって、空に思わず毒づいたよ

昨日あいつに「顔も見たくない」

なんて言われてさ

酒かっくらって気付いたら朝で

カーテン開けたらさ、どピーカンでさ

あまりに眩しく ....
焚き火の前で
君は寝ていて
疲れてるんだろう
ずいぶん歩いたから

マカオにきっと遊びに行くからね
君も遊びに来てね
俺がどこにいようと
何をしていようと

ヨージ ....
焚き火をじっと見ていた
三日月が荒れた海の上に濡れて
俺達は二十人ぐらいで
世界の果てで

最後の夜で
世界の果てで
焚き火を囲んで
女たちはずっと歌って
男たち ....
ピアノの調律を数式化した教室で
黒板に書かれた文字を
僕たちは理解しようとしない

故郷の水不足を報じる朝日
此方では雨が降るけれど
牛の鞄ではダムにはならなくて
蛍に逢いたいと
彼女 ....
闇は町を飲み下していく
水性の夜空と
夜行性の水が交わる
境目を覗き見るように
島の火から水平に引いた補助線は
離陸していく
それが星だと気づくと
線は頭上を越えていく指先だった

 ....
指先だけで、そっと
窓を開いてみる
隔てていた向こう側には
空の海があり
 
紙飛行機を飛ばす
誰宛てとかではなく
紙飛行機を飛ばす
そこに、意味なんてない
 
 
ここは海だろ ....
舌がある
それで君を舐めようか
冷えた舌先が触れるとき
君の肌で
どんな音がするか
固まった
ちいさな
ちいいさな結晶が
溶ける音がするか
こんなすこし暑い季節なら
しゅと
音が ....
彼女は言った
「くらげぷりん」
を食べたい

僕は方々探した
聞いても誰も知らなかった
デパートに行って恥をかいた
ばかにされた
悲しくなって海に行く
堤防から網でくらげをすくっ ....
みんな悲鳴のかたちをしてるから
みんな無視って
君はいう
だもんでコチョコチョ
脇腹をくすぐってみた

バコ!

えー、君の悲鳴は僕の悲鳴に変わりました
めでたくないけどメデタシメデ ....
埒もない想いに身を委ねてしまうのは
この季節特有の気紛れと

触れて欲しい

昨日までのわたしを脱ぎ捨てた
わたしのこころに
この瞬間に生まれ変わった
わたしの素肌に

季節は夏
 ....
 
たくさんの鳥

そして少しの懐かしい人を乗せ
他に何も無いような空港から
飛行機は飛び去って行った

覚えていることと
忘れていないことは
常に等量ではない

夏の敷石の上で ....
ムーミームーをポケットに入れて、
雨の街を散歩する。
ムーミームーは雨の子だから、
ポケットの中は大騒ぎ。
雨が、
ぴちょりと歌うたび、
ムーミームーも歌い ....
   一


寝息をたてている。
親父も最近、まるなったな。


福岡に住んでるとき、
一晩かけて車で京都に帰ってきて
舟岡山で大文字をみるのが毎年夏休みの楽しみでさ、
兄弟三 ....
{引用=
【 お読みくださる前の諸注意 】

1.これは北大路キョウコさん(誰?)へ贈る詩です

2.男性の方は「キョウコ」の部分を好きな女性の名前に変えて
 女性の方は 御自身の御名前に ....
From: はらだまさる <xxmasaruxx@hotmail.com>
To:★@hotmail.com
Subject: RE:おまんこ
Date: Fri, 22 Jun 2 ....
街に見送られて
死んだように運ばれていくバスに
間に合って良かった


天然ガスで走るバス
いざというときには
死んだように運ばれていくのも好都合
このまま
うつらうつら ....
強さの羽根が一本、二本
折れては生えてを繰り返し
今もまだ輝いている

弱さの羽根は思いのほか丈夫で
だけど君には見せられない
わたしは強い女でありたい



もし、本当に
本物 ....
すげー久しぶりな気がするが元気だったか

ところで人間ってやつはくくるのが大好きだよな
シロガネーゼと大阪のおばちゃんとかな
どっちもおばちゃんには変わりないんだが

ケータイ小説と純文学 ....
いっそ
世界の銃口から
俺の言葉が

ポム、と

発射されればいい
くだらなさ過ぎて
みんな戦いを辞めるだろう
溜め息でできた曇りガラス

微妙に感じる温度差

胸の中にぽっかり現れそうな空洞



もう囀れない歌えぬカナリア に

なってしまうのだろうか



味わってしまった夢は ....
めんどくさがりやが
めんどくさいことをしている
めんどくさがりやほど
めんどくさいことをしたがる
めんどくさいことが
もうこれいじょう
めんどくさいことにならないように
あしたがもっと
 ....
古本屋の中で
眠ってた
本を抱いて
それは湿気ていて
暖かかった
店番の
おじいさんは
お弁当を食べていて
たまに
お茶をずずーっと
すする音
幼稚園から
逃げ出してき ....
藤丘 香子さんの自由詩おすすめリスト(1644)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
小さい- 水在らあ ...自由詩37*07-6-25
ちいさな背中_と_無力な両手- 宮本 心自由詩25*07-6-25
しゃらしゃら- 松本 涼自由詩707-6-25
坂道- たもつ自由詩1607-6-24
先生- 小川 葉自由詩607-6-24
今日、産まれたきみへ- Tsu-Yo自由詩8*07-6-24
僕らは僕らを生きるんだ。- もののあ ...自由詩15*07-6-23
握手- 乱太郎自由詩19*07-6-23
晴れ- yoshi自由詩11*07-6-23
シンキ- 水在らあ ...自由詩10*07-6-23
最果て- 水在らあ ...自由詩25+*07-6-23
創書日和「窓」__約束- 士狼(銀)自由詩14*07-6-22
夜島へ- 氷水蒸流自由詩807-6-22
創書日和「窓」__そらうみ- 山中 烏 ...自由詩32*07-6-22
触れること- 水町綜助自由詩29*07-6-22
くらげぷりん- shu自由詩607-6-21
悲鳴のかたち- アマル・ ...自由詩7*07-6-21
- 恋月 ぴ ...自由詩43*07-6-21
綴じ代- たもつ自由詩2607-6-21
「_ムーミームー。_」- PULL.自由詩15*07-6-21
ダブルクリップ- はらだま ...自由詩14*07-6-20
キョウコさんへ- 北大路京 ...自由詩7*07-6-20
おまんこ- はらだま ...自由詩14*07-6-20
「バスが毎日やってくる」/「3つのラテン語の祈り」ほか/- 南 広一自由詩507-6-20
空を飛べたら- 小原あき自由詩23*07-6-20
考え中- サナギ自由詩207-6-20
無用の長物の有用- アマル・ ...自由詩6*07-6-20
不安の輪郭- 渡 ひろ ...自由詩6*07-6-20
めんどくさがりや- 小川 葉自由詩607-6-20
ちゃいろい- 花平すり自由詩607-6-19

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55