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三歳のコンスタンチン君が
サハリンから北海道に来て
火傷の治療をしたことが
大々的な
ニュースになっていた一九九〇年当時
実は同じ頃に
精神病院に思春期の女性が
サハリンから
治療 ....
1990年
三歳のコンスタンチン君が
サハリンから北海道に来て
火傷の治療をしたことが
大々的なニュースになっていた当時
実は同じ頃に
精神病院に思春期の女性が
サハリンから
治療 ....
洗面所で顔を洗って
何度も
口を嗽いでた児玉が
「オレ、梅毒になんかなりたくねぇよ。
まだ女も知らない童貞なのに。」
トロミを付けたおつゆも
刻んだオカズも
お粥に混ぜ混ぜにして ....
婚姻関係を結んでから
生殖行動をするものだと
固く信じていた王子が
足萎えの人魚と恋に落ちた
王子はすぐさま王妃に
美しい歌声を持つ人魚を
紹介したが
王妃はその姿を見て
あれ ....
自分自身をブラフマンだと言い
警官に連れられ強制入院と
なった彼の目の前で
敢えて
天然石腕輪を付けている手首を
見せつけるように
ボクは彼の薬を
両の手で温めるように挟んだ
『何 ....
地域で暮らす障害者と住民達の
出会いと交流の場として
「ふれあいコンサート」を
開催したいので是非とも
札幌で活動している「北方派五分楽団」にも
出演して欲しいのです
暮らしの中で
....
一九九九年、七の月
空から恐怖の大王が降ってくる
精神病院は
過熱し続ける人類滅亡報道に耐えきれず
心を壊し精神を病む人が増えていた
七月二十七日は
閉鎖病棟の夜勤だった
....
捨てられている灰色のスーパーカブを
松原鉄工所に持って行くと
同じクラスのマッツンが
走れるように直してくれた
シートを掛けて林に隠して
3台溜まった所で五人のいがぐり頭
ヤマロクとオ ....
いつも心の中は北風が吹いている
おりしも外は吹雪
開き直りと空威張りと痩せ我慢
肩を落としてうなだれるか
肩をいからせ開き直るか
僕の生活どちらかひとつ
空はいつま ....
『この春に』
私十九のこの春に命を捨てに参ります
積丹半島神威岬念仏トンネルくぐって行きます
私の好きなあの人は関係無いと行ったけど
耳の聞こえぬその事であの人の親が反対しています
都会じ ....
私は皆が羨ましいのです
生きている事
自己の存在を正当に思える事が
二十歳までの自殺は
やたら御涙頂戴的な悲劇の象徴にも関わらず
二十歳を過ぎると
やけに御笑いな敗北の象徴にな ....
『らんらんらん』
巷は裸の写真で満ち溢れ
写真の女は媚びを売る
世の男共をヤル気にさせて
揚げ句の果てにはSM雑誌
映画館でもぼかしだらけの桃色映画
映画や写真に飽きた者
....
黄金色した木の葉が欲しい僕は
風に頼んでまだ離れたがらない葉を
無理やり取ってもらうんです
暖かなお日様の光をいっぱいに浴びて
草原に無造作に寝転んだ僕の下の草は死んだ
風の ....
これから始まる学芸会
ゆっくり幕が開きはじめ
可愛いあの娘はお姫様
憎いアイツが王子様
僕は一人で暴れ出し
舞台の裏では大騒ぎ
王子と姫は手を取り合って
舞台の上では ....
閉鎖病棟が詰所を挟んで二棟ある
重い認知症の老人病棟と
長期入院者の居る慢性期病棟
看護日誌を書き終えて
休憩室で休んでいたら
詰所が騒がしくなった
二名の看護助手が
病棟で老人 ....
地方巡業にも格付けがあるらしく
歌手とマネージャー二人で
車で移動しながら
キャバレーやクラブを
巡業していた演歌歌手の
付き人をしたことがある
演歌歌手は移動中
のど飴を舐めながら ....
傷口が見えてる 後ろめたさも隠せず
裏切り煽られ つまずき蹴られ
信じて縋って 胸を撫で下ろす
捕われくじけ さまよう暮らしに
先の知れない 隠し切れる訳のない
正義と過去と ....
ジム・プリマスさんの板谷みきょうさんおすすめリスト
(17)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
国境を越えた緊急医療外伝
-
板谷みき ...
自由詩
2*
22-11-17
通訳士のキムさんのこと
-
板谷みき ...
自由詩
3*
22-1-1
「看護は母性です。」
-
板谷みき ...
自由詩
1*
21-12-31
王子と人魚の話
-
板谷みき ...
自由詩
3*
21-12-30
_腕輪数珠と十字架のネックレス
-
板谷みき ...
自由詩
3*
21-11-10
北方派五分楽団2
-
板谷みき ...
自由詩
3*
21-10-29
第十巻七十二番
-
板谷みき ...
自由詩
2*
21-10-14
マッツンの十五の夜
-
板谷みき ...
自由詩
2*
21-9-29
二十一歳の呟き
-
板谷みき ...
自由詩
2*
21-9-28
二十歳に書いた歌詞_
-
板谷みき ...
自由詩
3*
21-9-27
二十歳の呟き
-
板谷みき ...
自由詩
3*
21-9-27
十七歳に書いた歌詞
-
板谷みき ...
自由詩
1*
21-9-26
十五歳の呟き
-
板谷みき ...
自由詩
2*
21-9-25
学芸会
-
板谷みき ...
自由詩
4*
21-9-25
深夜勤務の時のこと
-
板谷みき ...
自由詩
2*
20-11-8
夜の銀狐
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板谷みき ...
自由詩
3*
20-11-5
彼岸無明で修羅火宅
-
板谷みき ...
自由詩
1*
08-6-14
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