すべてのおすすめ
 
思い出になったあなた

お願いだから あたいをよばないで

この一本道、途切れるまで



 
 
言葉はいつも裏切るから

唇をあわせて

せめて、ぬくもりをちょうだい



 
 
冷たい手

あたい、冷え性だから

温めてやるさ、ずっと、ずっと、



 
そいつのことを「はんだめん」と呼んでいる
そいつは自分のことを 「たぬき」と自称している

初めて「半田麺」と云う食べ物を知った時は
なぜまた溶接面を商品名にするとはなんと奇抜で夢のある ....
幸せって

実は
どこにでも転がっていて


「幸せになりたい」


なんて
上ばっかり見ているうちは

それを見過ごしてばっかりで


幸せを
見つけられないんじ ....
 
ほんとに星になっちまったのかい スターマン

空で待ってくれてたんじゃないのかい スターマン

でも泣かないでいいようにソウルを残してくれたんだね スターマン



 
三年前にどうにも眠れなくて
三か月半の入院をした

そして今度はどうにも食べられなくなって
また入院する

そこはさまざまな動物が生息しているジャングルだが
静謐な時間が過ぎる場所
い ....
人は生まれて死んでゆく
あたりまえといえば
なるほど あたりまえ

太陽が昇れば起きて
陽が沈めば眠りにつく
ただ、そこに記憶があるだけで

生死もあまり変わらないのだろうと思う

 ....
音楽が聴こえる
生まれたばかりのまっさらな音楽が



夜明け前の流星群
ふたり一つの毛布に包まって
星を摘んだね

明けの明星が強く輝いていても
私たちの歓びの涙にはかなわなかっ ....
風にゆれる暖簾をくぐれば
そこにお前がいた
退屈そうに
新聞を開いたお前は
俺をみてただ頷く

斜め前の席に座り
婆様が注文を聴きにくる
戸惑いながら

カレーうどん

今日の ....
過去も未来も無く
ただ美しいと思った

さよならの
指先を咬む

ひずみ
 
あなたとわたし

その狭間にあるわたし

それだけがほんとのわたし



 
継ぎはぎだらけのタペストリー
隙間から柔らかな風が吹いた気がして

離島が点在する
静かな海をゆく船を夢想する

日常は羅針盤もないスケートボード
リュックひとつでバランスをとって乾いた ....
π(パイ)


二畳ほどもある焼き釜は
林檎とシナモンの焼ける
例えようのない良い薫りです

どれほどの林檎が燃え盛る炎に
くべられたか その林檎の数には限りがありません
讃えようも ....
傍にいても手を繋いでも
いつもいつでも一緒にいても
幸せな時を共にしても
互いに想う心は同じでも
二つの体一つにはなれない
体だけすれ違う
 

ゆけなかった

ひび割れた空のかけら
拾い集めて
黒曜をながした月光
あなたのような
静謐
いだかれながら
緩やかに枯れてゆく
水底の
片羽根なくした
蝶を

想っ ....
もう二度と歌は歌わない
そう決めたのは
合唱コンクールの練習の時
隣の子がクスッと笑ったから
以来本当に僕は歌を歌わなかった
音楽の時間は口パクで通したし
歌のテストの日はズル休みをした
 ....
祈るように消滅を願った夜、
コンクリートのぬくもりだけが
真実だった。

泣くことは
禁じられていたから
渇いた眸で星を探しても
乱視の視界では
一等星すら心細くて
叫びたくても ....
月は紅くて刃物みたいだったので
私、
亡くした血を思い出し
何度もあなた
求めたくなる。

衝動よりも永続的なのだと気づいたのは
髪が乱れ
電気が走るから
私、
メデューサみた ....
地下鉄の階段を昇れば華やかなプロムナード
様々なbrandshopが、
あなたの部屋へとつながっていた。

私はきまって
TIFFANYのshow windowで足を止め、
硝子の向こ ....
夫と言い合いになった日の深夜
冷蔵庫の前に這いつくばって
冷たい床に雑巾で輪を描いた
何度も何度も同じ輪郭を辿って
ただ一心不乱にひとつの輪を描いた

怖い顔で子供を見送ってしまった朝は
 ....
 
通販サイトのタイムセールを見るたび

欲しいものリストが増えていく

ぽっかり空いた穴は満ちやしないのに



 
 
夜、虫のこえ

秋がそこにいた

でも、まだしまえない名残のTシャツ



 
大脳皮質は、
前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉の四つに区分されますって いうじゃない
それって クローバーみたいなものかしら
だって 四つの葉だもん

鮮烈な夢が炸裂するとき
きっと 脳内の ....
みずから の
からだを つかいきった ら
今日は、からだぜんぶで 床を かんじてみよう か

床の飴色は頬に ひんやり 
水飴にもなれないまま 
わたしの良からぬ電気を逃がすように アース ....
 
傘もかわかない間に

また 雨がふる

あなたの瞳に 雨がふる




 
 
パンツが脱げない

言葉からパンツが脱げない

たった一枚なのに



 
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            |
           ごく、
         近視眼的思考で
      詩のようなものを書いたなら
     ....
世界に雨が降ることは予定されていて
辺境のここは狭く
すでに飽和状態であったから
昨日の水を
留め置くことなく
昨日の水、を
手放している

どこへ向かうのか
誰も知らない
ゆくえ ....
一人前 たまご三個は使いたい
これは食べ盛り男子向きなのだ
たまごを割ってボウルに入れ
醤油をたっぷり入れる
過ぎない程度に良く混ぜる
どんぶり飯に乗せて食べるのだから
しょっぱいくらいが ....
夏川ゆうさんの自由詩おすすめリスト(970)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
よばないで- 殿上 童自由詩16+*16-2-8
せめて- 殿上 童自由詩15*16-2-1
ずっと- 殿上 童自由詩13*16-1-25
鋳掛屋- るるりら自由詩15*16-1-21
笑っててほしいな- 幸絵自由詩116-1-19
スターマン- 殿上 童自由詩20*16-1-11
ハートランド- レタス自由詩816-1-10
そして…- レタス自由詩8*16-1-8
メロディ- レモン自由詩22*15-12-30
そば屋で- レタス自由詩6*15-12-19
アウローラ- レモン自由詩17*15-12-15
わたし- 殿上 童自由詩22*15-12-13
風とスケートボードと- 梅昆布茶自由詩2215-12-13
アップルパイの2乗- るるりら自由詩23*15-12-12
- リィ自由詩2*15-12-8
うつほ- レモン自由詩29*15-12-7
歌はもう歌わないと決めたけど- 夏美かを ...自由詩38*15-11-25
八月の雪- レモン自由詩11*15-11-20
miss_you- レモン自由詩9*15-11-9
My_Tiffany- レモン自由詩10*15-11-8
磨くという行為- 夏美かを ...自由詩48*15-10-1
満ちない- 殿上 童自由詩17*15-9-21
Tシャツ- 殿上 童自由詩16*15-9-7
恋かし蘭- るるりら自由詩22*15-8-7
みずから- るるりら自由詩19*15-6-30
雨模様- 殿上 童自由詩14*15-6-8
書けない- 殿上 童自由詩23*15-5-25
ビバ、老眼!- 夏美かを ...自由詩37*15-4-13
鉢植えの土によせて_「創作工房_群青_4月の課題_土_への提 ...- そらの珊 ...自由詩1615-4-11
親父とわたしと息子- ただのみ ...自由詩25*15-3-4

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