すべてのおすすめ
今年のクリスマスなんて
もういいや

いくらくやんでも
仕方がないし

泣いたって
恋人なんか出てこない


みんなが幸せそうに
している今を

この目に
しっかり焼き付け ....
月までの
長い階段を
上ってる
永遠みたいな
道のり

階段端で
休んでいると
月側から下りてきた
子供が隣に座る

何も言わずに
じっと私を見てる

腕時計を外して
 ....
たぶん知らなかったのですで謝る庶民と
知りすぎていたのですで謝る上層部が
いるのだろうと邪推する午前五時半
滑稽な顔で女の気が引けないなら
陰鬱な顔ではなお無理だろうと
この詩はどこで笑った ....
おゃ
知らないのかい

本場イタリアじゃあ
サンタじゃなくって

魔女が
クリスマスプレゼントを運ぶのさ

もともとは
聖書のなかにある

伝説の老婆のこと

キリストをさ ....
遺伝子の乗り物である僕たちは
摂理の維持装置としての個体を
あたえられたのかもしれない

数学は世界を解析する不思議な詩
物理学者はたぶんときどき詩人

純粋哲学あるいは応用哲学
でも ....
生命の接続は永遠に緩やかに
僕らの日常は神経症的な仕事ばっかりで

いつかの森にかえりたかったとしても
その森じたいが無かったりするんだ

僕らの無力さは充分発揮されて原子力がときに
地 ....
お詫びだー
お詫びはどうしたー
本来なら菓子折りを持って
詫びに来ねばならぬところ
もちろん誰も来ない

いいんです
そんなとき
菩薩の心に
なることなんです
人の限界を知る

 ....
いつも通貨は飢民を迂回して流通する
いびつな地球儀の舵をとっているのは誰
鍋の底に経済の残滓がEDMみたいだ

僕は誰。僕のからだのなかには吸い殻と
古い写真と優しかった女しかいないから
 ....
素晴らしい朝は
岬の鴎たちが啼き交わす言葉までわかる

遠い希望は持たないほうがいい
ただ一瞬の充実が幸福論のすべてならば

そこに集力してそれが結果になる方がいい
それからが始まりだと ....
たった1。Cの寒暖差で
きみと僕のこころの隙間が
埋まらない

君と僕は似ていても
1。Cの差をゆずらない

修辞学を駆使しても水溶性の会話は
多様性の海に拡散してゆく

ノルウェ ....
ふと、自殺してしまった友達の家に
遊びにいった時のことを思い出した
近くのゲートボール場に車を停めて
そこからから続く路地を歩いたことや
その友達の二階の部屋の隅で
小さく丸まって寝ていたら ....
ときどき本の下から食べ物が出てくるのが怖いのだが
それでも生きて行けることがもっとこわいのかもしれない

知らぬ間に親がいて勝手に子と呼ばれて地球人になりました

先週までのシフト表 ....
たとえばきみを大切におもうこと
難破する世界では猫ときみだけが
僕の救いなのかもしれないのだ

神田神保町一冊100¥のコミック
表紙の朽ちかけた神霊全集と世界地図

ひとの周波数は様々 ....
ぬかの手入れをし朝食を作りながら考える
誰もこんな風にはできないのだと

PCに更新をかけながら考える
誰もこんな風にはできないのだと

生活が複雑になりすぎた
多く一般人が置いてけぼり ....
 北風が頬をなでて行くこの季節

 涙が止まらない

 今までの自分を振り切って歩んできた道

 風の便りを確かめたくて

 引き出しの下に眠っていた

 古ぼけた便箋に記した ....
おや
また5分くらい狂っている

これで買ってから2回目となるけど

原因ははっきりしないが
電波時計が狂うと厄介だ

デジタルの置時計なので
いちいち合わせ直すのが面倒だし

 ....
夢ひとつ羊雲のように
愛はひとつも翻訳されないままに

出版されない無数の文学たちが
ちいさな夜に点滅しては消えてゆく

すべての作品の消失点が世界を成すならば
僕も世界の一部なのかもし ....
ちゅうとはんぱに知っているふりをしない事
無知はゆめの入口のようにきみを待っているのだから

神さまに出逢ったら日頃の礼を言ってみよう
少しはこの世界の愚痴をこぼしてもいいとおもう

そし ....
いいねをつけるかつけまいか
名前で決めてる節がある

女なら寄り男なら引き
おお、ゲスい、しかし正直な

しかるに君は始めから喧嘩しに来てる
僕の名前知ってるか

僕はドラゴン
君 ....
今朝は鮭を焼くわ~
鮭だけじゃ少ないから昨日の残りの唐揚げも二個あるわ~

鶏肉が少しだけ冷蔵庫にあるから
キャベツともやしも炒めて野菜炒めを作るわぁ
うどんと合わせて鍋焼きうどんにしましょ ....
政治に関心ないとか言ってると
君らの子供が戦争に取られちゃったりすると
逝ったロックンローラーが言ってた

それはそうかもしれないが
無理からぬことかもしれない

自分が影響を与えられな ....
 六時十分の
 出勤農業振興道路
 刈り取りの終わった田に
 一昨日から肥料の
 牛糞がさんざん撒かれていて
 マスク越しでも
 臭いが鼻をついてくる

 バックヤードを通って作業場に ....
日の出の景色は
その日の気象条件で様々に変化し
一期一会の絶景という

そこで
いつものように
この絶景を撮っていたら

あかね色に染まる
地平線あたりに漂う雲が

ごく一部だけ ....
居場所のないことにすっかり慣れてしまった
居場所があったのはたんに周りが優しかっただけ

革命の年にテントとシュラフを積んで
やさしい風景を捜しに行った訳なのです
いまも漂泊中の修羅猫みたい ....
石地蔵と夏
ゆうだち

金木犀のこぼれる石畳
空に続いてゆく秋

ちゅーはい飲みながら豆を摘んでおもった
僕をつまんでくれたきみを摘んだ僕
人生の走行距離はもう僅かかもしれないが
スーパーカブ程好きな乗り物は無いと思っている

角栄大臣の日本列島改造論で大陸との現実の橋ができていたら
スーパーカブに跨って日本のあるはずもない誇りな ....
プールの天井を見つめれば
そこは宇宙

光の乱反射は
全ての思考を超えていく

わたしは水面に
ただ浮かんでいる

E=mc²
アインシュタインの直観は
多分正しかった

わ ....
全然痛くなかったーから
もう取り返しがつかぬまでの距離は
驚くほど短い

この誰もがピヨって弱っているときに
彼らは何をしているのか
攻撃的になっていた
それも弱っていたからなのだろうか ....
秋は仏頂面のヒゲ男を察知してイヌやネコも傍らに近づいては来ない

積み石で寝仕度を整えているのは巣を閉じた青蛇の一団だろう

まあるくそれでいて刈り取られた雑草の刺々しさがのこる畦道
 ....
詩人の肖像は
誰にもわからない

あるときは
長く執拗な夏
異教徒の祈り

暮色の岸辺の苫屋の
清貧という夕餉

園遊会での貴婦人の
緊密なコルセットの誘惑

屋根裏の経済 ....
夏川ゆうさんの自由詩おすすめリスト(898)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
来年のクリスマスこそ- st自由詩221-12-21
panorama- mizunomadoka自由詩1621-12-20
小さな声- りゅうさ ...自由詩521-12-19
魔女のクリスマス- st自由詩621-12-18
遺伝子のうた- 梅昆布茶自由詩1621-12-16
森のうた- 梅昆布茶自由詩1221-12-8
三つの五行歌- りゅうさ ...自由詩4*21-12-7
棄民のうた- 梅昆布茶自由詩1221-12-1
平均値のうた- 梅昆布茶自由詩1721-11-24
1。Cのうた- 梅昆布茶自由詩1521-11-17
友達の部屋- ジム・プ ...自由詩3*21-11-15
エチュード2- 梅昆布茶自由詩1221-11-10
ちいさな宇宙にて- 梅昆布茶自由詩1521-11-3
ハードモード- りゅうさ ...自由詩521-11-2
風の便り- 佐白光自由詩2*21-10-30
電波時計の神話- st自由詩521-10-28
エチュード1- 梅昆布茶自由詩1121-10-27
神さま_。ありがとう- 梅昆布茶自由詩10*21-10-26
名前について- りゅうさ ...自由詩2*21-10-25
仙境- りゅうさ ...自由詩221-10-23
草茂る- りゅうさ ...自由詩121-10-17
新しい朝- 平瀬たか ...自由詩321-10-16
日の出の雲に竜が住む- st自由詩421-10-15
居場所のないうた- 梅昆布茶自由詩1421-10-15
ゆうだち- 梅昆布茶自由詩1121-10-6
スーパーカブ讃歌- 梅昆布茶自由詩1721-10-3
温水プール- TwoRivers自由詩10*21-10-2
You_ain't_special- りゅうさ ...自由詩121-10-2
善師アキの空- アラガイ ...自由詩15*21-9-27
詩人の肖像- 梅昆布茶自由詩2121-9-23

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