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  犬


朝の静けさの中で
犬が吠えている
すべてに届くように

昼のざわめきの中で
犬が吠えている
君だけに届くように

夜のささやきの中で
犬が吠えている
すべてを打ち ....
僕のツイッター、コロナのコの字も出ない
まさか鈍感、まさに鈍感

子を持つ母のツイッターは違い
毛を逆立てる母猫のようになっている

言うなかれ、ヒステリックと
守ろうと必死なのだ

 ....
詩集を出したばかりの頃
卒業後初めての同窓会があった

みんなそれぞれの世界で活躍していて
「詩集を上梓しました」と宣伝すべき立場と
疎ましく思われる現実とに混乱した

高1で同じクラス ....
たぶん僕は悩殺よりも瞬殺派だ
まわりくどい締めゴロシよりは死刑が良い

ときどき趣旨を忘れたりするが
詩みたいなものを日記みたいに描く

僕にはまっとうな友達がいないみたいだ

アビー ....
海底99メーターの孤独
エヴェレスト単独登攀の孤独

子供が離れた孤独と
爺ちゃん婆ちゃんのいない孤独

不安に怯えても孤独と融和しようぜ
もう子供じゃないんだから
もし好きなことがあ ....
古代はひがないちにち風を吹かせて
日捲りはやがて春を忘れてしまうだろう

肩甲骨のあたりの憂いは上等な娯楽あるいは
ながれついた憎しみをも拭い去ってしまうのかもしれない

あの娘はときどき ....
防災行政無線が鳴る
振り込め詐欺にご注意くださいと
毎度、空襲警報みたいで嫌いだ

世の中にそんなおいしいものがあると
思っているからそんな目に遭うのだ

では世の中にそんなおいしい
 ....
あるいはがらんどうの街に棲む
たまさかさびれた繁華街で遊ぶ

恋の歌は春の猫のように
かなしいやさしい歌だろう

愛は重すぎていつも栄養学的に
分析できないものなのでしょうね

失わ ....
自分を無知だと認知する
自分の知っていることは
他人ももう知っていると
錯覚する

自分は自分を知っている
他人もそれを知っている
と思い込みお話しする

当然誰も知らないので
こ ....
立ち寄った風に
何処に行くのか尋ねた

風はそれには答えず
貴方は何処に行くのか尋ねた

何処にも行かないよ
と私は口ごもった

全くの戯言だと
中途で気付いたからだ

風は別 ....
空は青

緑のにおい

ああ嵐だ 春の嵐

目から雨

鼻から雨 ところにより洪水

ざわざわとゆれるわたしのこころ

ああ嵐だ 春の嵐
朝、突然ぷつっと途切れるように
パソの操作がわからない

想像してみてください
僕が逝ってしまったらと

君はいねいね言うけれど
今朝、僕がいなきゃ困るでしょう

おお、そんな脅しな ....
あなたの詩にはどこかしつこいところがある

押し付けがましいところがある

詩なんかぜんぜん読んだ事もない人にそう言われたことがある

あ、ちがった

あなたにはどこかしつこいところが ....
ジャンヌ・ダルクが火刑に処せられ絶命した時には
近くにいた鳥が一斉に羽ばたいたという

僕が死ぬ時もそんな風になるだろうか
と、ごみ捨てに行った際に
電線に止まっている鳥を見て考える

 ....
個人の貧困は妄想なのだろうでも
あるいはこの国が貧困なのだろうか

いずれにせよもう描かないだろう
ベランダで洗濯物を干すwifeみたいな詩
僕的にだけれどね

アンチテーゼがつきるころ ....
ひたすら壁にむかって投げ続けた
ひとりだった
みんな学校へ行っていた
じぶんのふるさとをこうして
時々
思い出す事がある

電車が通ると夏草がゆれた

およそ色んなものが
おもえば ....
僕の空腹はぼくのものだ
ときどきカップ麺を要求するけど

必要は最良の教官ではあるが
不必要はより甘美な憩いなのかもしれない

罵り言葉でもないが
地獄に行こうぜ

僕みたいな人間の ....
新聞配達の音で目が覚める

豆乳バナナとカロリーメイトで朝食

リモート出勤をしてから車で出勤する

内外の打ち合わせが2本と面接

姿も声も筆跡も違ってた。あなただと思ったのに

 ....
実際、地球は本当によく回っていると思う。
朝日が差し込む部屋で歯を磨きながら
酔っ払って泣き続けた昨夜を思い出し、ふとそう思った。
床に転がった酒瓶に目を向ける。
中国出張帰りの同僚にいつか土 ....
でもこれはただの夢じゃないのよ
あなたは立ち上がって言った
来年もずっとずっと一緒にいましょう
時間や決めごとよりも
あなたのことが大事!
 ・・・・・なむ・・・きょう・・

 静かに落ち着いて聞いていると

 ところどころにしか聞き取れる言葉はないけれど

 手お合わせかみしめていると

 水のように心に体に

 ....
今回も首の皮1枚繋がって、
切り口からはえてきた新しい顔。
どこまでもながされてゆく果てしない旅だ
おみごとに円満する人生でもないし

きみのいる風景にぼくは入って行けない
俯瞰するわけでもなくぽさっと眺めてる

ぼくはコイン電池のCR2032で動 ....
愛を1リットルをおくれ
もしお金で買えるならばね

ひもじさをもう一度おくれ
愛に満たされた後で

美しい言葉が降りてくる前に
本当の悲しみを教えてくれるかい

ストリートファイトで ....
寒いはずの冬の夜
寒くない

買い替えたエアコンと足元のヒーターで
文明の利器は偉大だぜ

それも電気があったればこそ
電気なんてこなくなったら、どうしよう

痴呆老人のように
母 ....
単純な答をぼくはたぶん知っているのだろう
人生って単純だけど優しい遊園地だなんてね

知性あるいは悟性とかいろいろあるけど
現実を処理できなけばとりあえずぼくだ

珍しい動物新しい道具予測 ....
元々めちゃくちゃな僕らだったから
めちゃくちゃなまま行こう
めちゃくちゃな中にも道があり
こう、天衣無縫な感じでどうですか

ダメです
死ぬる

アナタが言ったんですよ、めちゃくちゃに ....
おしゃべりな猫と
沢山の言葉を持っている猫は違うみたいだ

沢山の言葉を持っている猫のなかには
的確なことばを伝え得る猫もいるとおもう

時宜にそって言葉をつかいこなせる
たぶん詩猫って ....
海の見える窓辺に
ちいさな灯火で本を読む

誰もいない部屋は暖かくすこしだけ湿っている
昼間にはここから木枯らしを耐えるしなやかな小枝がみえて

優しくて透明なものだけを感じようとしてみる ....
破片が総合される月には
僕はたぶん接ぎ合わせるために

ちっちゃな経理係を呼び起こして
ちょっとだけ仕事をしてもらう

小欲知足
サブスクリプション

仮説と証明と検証
とってお ....
夏川ゆうさんの自由詩おすすめリスト(970)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
デッサン- 空丸自由詩1821-3-25
家事手伝い- りゅうさ ...自由詩521-3-24
同窓- 鵜飼千代 ...自由詩15*21-3-21
所在- 梅昆布茶自由詩11*21-3-15
海底99メーターの孤独- 梅昆布茶自由詩1121-3-11
誕生日のきみに- 梅昆布茶自由詩1121-3-6
詩人の洞察- りゅうさ ...自由詩121-3-6
春のうた- 梅昆布茶自由詩1221-3-1
何のサイズか- りゅうさ ...自由詩2*21-3-1
風に尋ねて- 宣井龍人自由詩10*21-2-23
春の嵐- まりい自由詩421-2-23
よじれた楽しみ- りゅうさ ...自由詩3*21-2-18
裸の王様- 道草次郎自由詩9*21-2-15
地獄飲みの際に- りゅうさ ...自由詩121-2-13
逃走- 梅昆布茶自由詩721-2-12
ボール投げ- 道草次郎自由詩10*21-2-11
二胡- 梅昆布茶自由詩1321-2-9
turn_off_your_devices- mizunomadoka自由詩221-2-8
地球が回り続ける原動力- ごまたれ ...自由詩8*21-2-8
present- mizunomadoka自由詩221-2-4
お経の響き- 佐白光自由詩3*21-1-30
【また来て斬首。おはよう新顔】_- 足立らど ...自由詩521-1-30
CR2032- 梅昆布茶自由詩921-1-25
ストレイキャットブルース- 梅昆布茶自由詩821-1-22
豊かさ、格差- りゅうさ ...自由詩3*21-1-16
単音- 梅昆布茶自由詩7*21-1-11
くちゃくちゃ- りゅうさ ...自由詩421-1-7
詩猫- 梅昆布茶自由詩9*21-1-5
窓辺- 梅昆布茶自由詩1020-12-30
サブスクリプト- 梅昆布茶自由詩1220-12-22

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