すべてのおすすめ
きちんと洗い物をしよう
ちゃんとご飯を作って
決まった時間に食べよう
幼稚園児みたいだな
こんな当たり前のことすら
出来ていない

天球と交信するとか
青色のアステカ蟻だとか
夢 ....
痩せっぽっちのロバと
ながらく友達だった僕は

マッチョなイギリスの
粋なボーカリストが好きで

ついにはオペラ座の怪人の
私生活を知ってしまうのだろうか

拘束されない言葉ほど
 ....
水たまりだらけのいちにちを
病院のベッドから眺めている

何冊めかの本をてにとり
2日めも暮れなずんでゆく

痙攣していたてあしが痛みから解放され
滞っていたからだの中の運河がなが ....
何もかも全然なっていないなと思う
みんな自分よりずっと立派にやっているよ
ぼくが彼らの何を知っているというのか
彼らの生活と考えと家庭事情の何を知っているというのか
ぼくは本当にこのま ....
病床の旧友よ、それでもなお、夏への憧れを失わずにいておくれ。
学び舎は今でも坂の上に、サイダーは学食の自販機で冷えているよ。
みさめがふりつづけばつちはながされて
                 わたしがうまれた
由来から植物は埋もれ酵素も分解されて
              腐食の生きものたちがはみ出してくる ....
くらい頰を引きつらせて
うつむく麦わら帽子、
伸びた首すじに圧しかかる
逃げられない、罪の意識。


戦場に投げ捨てられた
100を超える銀縁眼鏡たち、
鋭く回転する、音を立て ....
テレビのボリュームを下げる頃には晩酌の酔いもすっかり覚めている。
眠気を通り越してしまう         小腹も空いてきたよ、なんて
     と思って近い台所をあさるのだ。 (すがやかほれば ....
走るきみの瞳は、何を映してるんだろう?


きみの瞳は、

ひとつの惑星の孤独な静けと、

光の点より多いまぶしい生が、

目の奥で重なり、飛び立ち、

明日に焦点を合わせる。
 ....
人にかける言葉の
優しいひとを選びたい

選んでどうするのかと
問われても明快な答えもないが

そうなんだ僕たちはそんなには曲がってはいないはず
規定するあなたがたの定規はどこまでも ....
弱い者を差別し蔑むことで
現実から目を逸らしている彼らも
いつかは自分たちの番が来て
土を掻きむしることになるのです

生きるべき命と消えるべき命
冷たい計算式を根拠に
神のように振る舞 ....
きみはときおり
溶けてしまうね……



信号機に架かる
朝の虹を
ながいあいだ眺めて
お腹から
消えていく
涼しくさわやかな風も
去っていくみたいに


海のなか ....
細かな砂利と一緒に寄せ
滑り落ちてゆく
向こう側へ
くるぶしまで濡らしては
かえすゆらぎ

見上げれば
三角形の
それぞれの頂点が
数万年の誤差で
瞬いている
梅雨
紙がうねる
髪もうねる

本作りでいい紙に文章を印刷して
折々、束ねては紐閉じしていく
古風な感じが気に入っている
大量生産はできない

父が私の論文も本にしてくれるかと
言 ....
ひとの望みはいろいろあって
爪を立ててその本音を
引っ掻きたくなるのもある

世の中にはそんなライアーが
数えられないので
踏みにじられたやつはみんな
静かに笑ってるんだ
 ....
 長い年月の物語から詩を興してみようとは思わない。小説家になった小木は番組の放送作家の仕事もこなしている。ドキュメンタリーとか科学とか、自然環境の番組だって資料集めを考えるとたいへんだろうな。たい .... かすかな不安に怯えていたの


まどろみのあさ
白いレースのカーテンは揺れ

陽はあたたかくこの部屋へ
安らぎを落としていたわ

綺麗な花よりも綺麗な花瓶がテーブルに置いてあ ....
夏に買った
金魚鉢は
金魚を飼うための
金魚鉢なのに、

いまではもう
青空を飼ってしまっている。

いつか知らないうちに
金魚が青空に
溶けてしまったという、
嘘みたいな嘘 ....
だらだらと続く小雨には細胞のいくつかをくれてやればいい。
二万年の月日を生き延びてきた若者が星の消えた真夜中にそう呟いた。
  何をしてきたのやら  といつものように振り返るのがその日の終わり ....
天に舞い上がった
ひと粒の砂よ
雨の核となりて
陸に戻れ

アスリートは髙らかに詩を歌え

アスリートは詩を歌う
アスリートは詩を歌わない
アスリートも詩を歌えや
アスリートは、詩 ....
今日も真夜中の向こう側から
たくさんの「タスケテ」が届く
本気もあればウソもあって
見分けるのはむずかしい

だけどアタシはとりあえず
見つけた全部の「タスケテ」に
「ダイジョウブ」って ....
The golden door

うちの猫はキーボードを踏んで歩き
スリープ状態のパソコンを呼び覚ます名人である

ぼくの彼女は何時も地雷を踏んで歩き
その意味ではとても有能な詩人でもある ....
なにひとつ考えられなくて
どこまでも砂浜を歩いていた
大空を飛ぶ海鳥が
風に乗って自由な午後にたゆたっていた。

そしてなにより、
照り返しが眩しくて
水平線へと続く青い空と海が揺ら ....
 アスファルトに落ちる雨音を

 消し去る足音が聞こえれば

 傘を持つ私の手にあなたの手が重なる

 小さな傘を分け合う二人は

 時間も分け合い

 同じ道を歩いているはず ....
祭り当日

「へい!お嬢さんおおきに、またね~」

「よ!お客さんお客さん、これ、どうです?安くしとくよ~」

?「ん、‥なんだ、タコか‥‥ いくらだ? 」

?「えっ タ、タコじ ....
小雨つづく六月、小さな
悲しみが路傍に立っている

嘘をつかれて、嘘を信じたのは
あなたの涙があまりに寂しげで

それが一番うそっぽいから
しずかに自死しようと歌った

私は私の ....
婉曲な月が浮かんでいる
高橋留美子とつげよしはるが好きで
藤原新也と東京漂流する夢をみる

彼女の方程式は誰も試さないほうがよい
ゆれうごく等記号の
ちっちゃな解決なんてほっとけばよいのだ ....
蜘蛛を決して殺さないこと、幼き夏の夕に僕は僕と約束をした。
左右の小指で指切りをし、指が切れ、僕は8本指の少年となった。
テーブルの上に並べられたディナーを
ナイフとフォークで切り分けていく
音は立てない クロスは汚さない
躾けられた習慣は簡単には抜けないね

足しげく通った放課後の図書室で
難しい言葉をいく ....
まいにち鉛筆を削る
一本でいいんだ無心に削る

まいにち本を読む
一頁でもよくてジャンルも問わない

カレンダーがひとつづつ塗りつぶされてゆく
でも鉛筆を削らないと本を読まないと墜ちてゆ ....
夏川ゆうさんの自由詩おすすめリスト(902)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「得難い武器になる」- ジム・プ ...自由詩4*20-8-6
ロバの話- 梅昆布茶自由詩1020-8-2
レインダンスのまち- 梅昆布茶自由詩1820-7-25
そんなこと言ってないで、さっさとやんなよ- 道草次郎自由詩8*20-7-25
サイダー- クーヘン自由詩15*20-7-23
もの語るの虚と真実- アラガイ ...自由詩12*20-7-22
陽炎の歌- 秋葉竹自由詩420-7-22
道すがら- アラガイ ...自由詩10*20-7-20
走るきみの瞳- フリーダ ...自由詩220-7-19
カート・コバーンに捧ぐ- 梅昆布茶自由詩19*20-7-18
愚者たちの国で- もとこ自由詩620-7-18
純愛物語- 秋葉竹自由詩720-7-17
- wc自由詩1920-7-14
職人手仕事- りゅうさ ...自由詩120-7-7
この世界で踏みにじられたものたちへ- 秋葉竹自由詩4*20-7-2
ウィズ,ワンダーランド- アラガイ ...自由詩2*20-7-1
泣かない誓い- 秋葉竹自由詩420-7-1
金魚の音- 秋葉竹自由詩1120-6-28
小鬼の遠足- アラガイ ...自由詩5*20-6-28
アスリートは髙らかに詩を歌え- 足立らど ...自由詩320-6-27
ダイジョウブ- もとこ自由詩14+*20-6-27
The_golden_door- 梅昆布茶自由詩1320-6-23
ねぇ?終わりかたがわからないんだよ。- 秋葉竹自由詩520-6-20
雨粒- 佐白光自由詩2*20-6-13
傍目八目- アラガイ ...自由詩3*20-6-12
そんなことより大切な人生を- 秋葉竹自由詩920-6-9
彼女の方程式- 梅昆布茶自由詩1020-6-9
指切り- クーヘン自由詩11*20-6-8
オリーブ- 1486 106自由詩9*20-6-6
間伐- 梅昆布茶自由詩1020-6-2

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