すべてのおすすめ
お父さん と お母さん
経営者 と 中間管理職
ツアーコンンダクター と 団体旅行者
リズムとメロディー
組み合わせ次第では心地よくも
もしかして不快 ....
太陽の中の受精卵が
笑ったり怒ったりしながら
こっちを見ている
(周期不安定な回転運動)
念仏を唱える君
私は狂ったように笑う
本当の暖かさを忘れた春が
待ちわびる正真正銘の ....
ひょっこり魔女がやって来て
箒でお掃除するでしょう、
帽子は中折れするでしょう、
夜はこれから更けるでしょう。
ビルの谷間を翔ぶでしょう、
その身を凍らすビル風は
魔性の心を呼び覚ます ....
遥かなる文明の端っこに腰掛けているのです
なんだか大切な靴も失くしてしまいそうで
雨も止んだようなのにぽつねんと一人で腰掛けているのです
忙しい新聞記事を時々は読みたいとおもいます
3 ....
ほどなくして 彼女はこの世界へと目覚めていく
陽は勢いを増し 陰りを拭っていく
時を労せずして 窓を開け放ちこの部屋から世界を望もう
故あって理解に及んだ2人の軌跡
あわよくば まだこれを ....
なぜ、
必要なものこそ
この手に入らないのだろうと
真夜中、
血走った眼から
絶望を垂れ流しながら
いつも
わたしの中に
手前勝手な
愛情だけが残る。
さみしかなんか
....
天体望遠鏡で垣間見る宇宙は逆さまで
ときどきのぞくだれかの素顔に似ている
必要のない事と
必要があってもままならない逆さまが
混在している毎日が好きです
僕たちの情報はトイレ ....
さいきん気づいたことに、
この部屋のちっちゃな冷蔵庫は、
ぼくのビールよりも君の野菜ジュースで
埋め尽くされている。
バルコニーのおっきな金魚の風船も、
ゆらゆら揺れているけ ....
気楽に生きられない性分です
なぜなのだろう
こんがらがった感情を見つめている
楽にリラックスして
くたびれた躰をいたわったり
細胞の隅々に油を足してみたりして
ほんのひと手間で楽になる ....
きみの空にはいくつもの風がながれ
きみの血流はいくすじかの未来につながっている
まいにちは規定された演技をたずさえて
きみをいざなってゆくちょっとだけ厳しい教室
でもさ きみの壁をとり ....
青いタイル張りの
浴室で
貼り付けた鏡は不可逆にまで曇り
あたしの顔が見えなくて
泣いているのか
笑いをこらえているのかも
わからない
灰色がたちこめる世界だ
湯をかけてや ....
とても良い朝には
きみに電話をして
かわいい化け物の話とか
食べきれないピザの大きさなんかを
評論してみたいんだ
ときどき売りにゆく
柱時計がボーンと鳴り
寺山修司が競馬新聞 ....
知っている
アンバランスな風の生き様が
わたしの場合、震えを呼ぶ
ナイトメアみたいに
寝息の可愛い君の
強い正義を守る目が好き
ウソみたい
古い港町の風の歌声が
わたしの場 ....
とてもちっちゃなテーブル
だけどぼくのテーブル
幼い日は僕のテーブルなんてなかったんだ
いまは大切なものをそのテーブルに展げたりして
東京下町大衆酒場ノ味
と銘打ったトーキョーハイボ ....
止まれと言われれば
余裕を持って止まりますよ
一時停止はどれぐらいなの
制限速度40キロ
スポーツサイクルが颯爽と行くけれど
ユーターン禁止
間違 ....
苺ジャムは煮沸したヘモグロ瓶に詰められ出荷される。
生き物どもの血の色は、本日もストロベリイの真っ赤っ赤。
めまぐるしく生成する
ふてぶてしく存在する
世界を威嚇して
こんもりと丸まった猫
安普請の家作には
いつか花が咲くだろう
ただいま越冬中につき
Don’t disturb ....
どれだけ着込んでも
どれだけ暖房を強くしても
寒さを凌ぐ方法をぼくはまだ知らない
寒いのは冬だからじゃない
寒いのは一人だからじゃない
氷点下を感じているのは
身体ではなくぼくの心
....
青い制服が似合う学生さんが
足早に過ぎゆく川岸
うずくまる野良犬
声も出せずに
いつだって逢いたい心に
吹く風は早くおいでと誘なう
さいはての孤独地獄へ、とか
ハハ。
今日だけは子 ....
空っぽのパーティーの肉料理
こんもりとぶ厚い太腿
276,000回のキッスと
体裁のよいオードブル
雑誌のポケットにしまわれたゴシップ記事
インデントされたままの挨拶文みたいなラブレ ....
あの時計は今はもう札幌あたりに
転がっているだろうか
砂浜のボタンがまだ鳥取の近辺で
埋没しているみたいな世紀末
そういえば《少女》を革命するアニメが
20年以上前に流行ったけれ ....
花散里
僕の小さな世界史が
源氏物語だったら
次元を超えて愛を語れるものなら
あるいは1970年の山下洋輔だったり
アルバートアイラーだったりするのかもしれない
僕は何に対して ....
あたたかい色の
太陽の
朝、
心臓は
針金で
編んだ
さみしさの色をしている。
すっかり
青ざめた
希望は、
真実の蛇の姿を晒して
ゆらゆらと怯えながら揺 ....
わたしの瞳は小さい
つまりはそういうことで
人の気持ちがわからないから
優しい人からも、恨まれたりしていそう
静かな冬のお寺に
昔よく遊んだお地蔵さまがおひとり
孤独を怖れない、石 ....
もっとたいせつな
丸いこころがあると
しっているけれど
そんな玉ねぎみたいな
ひとを泣かせることばを
なんどもきかされると
全てをおわらせても
ないふでそのかわを
むきたくなる ....
その冷たい花が
君の心へ舞いおちて、
白雪みたいと思った
僕は、
そんな、おろかものだった。
ただ揚羽蝶を切るような
疾風が、
この野原に吹き狂う。
瞳が汚いヤ ....
早朝日が昇る前、まだ深夜に目が覚める
そしておもむろにPCに向かいゲームを立ち上げる
若いころに感じていた解放感はもうない
コーヒーを一杯入れてゲームとツイッターやら
同時進行で眺める ....
怖いものの先に
見えないものの先に
きみの求める何かがある
きみの探している何かがある
だから向こう見ずになってご覧
或る作家が書いたように
見るまえに跳んでご覧
その何かと ....
夜空に恋をして
何光年も前に放たれた
消滅した星の光に恋をして
占い師の心に浮かぶ物語
あなたはシンデレラの星を持つ
王子様は流れ星に乗り現れる
....
アリバイは、崩れない、
紙飛行機は、落ちていた。
雪だるまが、崩れていた、
見渡す限り、雪景色。
お正月の、少し寂しい
公園に行って、冬空をみた。
あとで、 ....
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