すべてのおすすめ
冷たい秋を後ろ手に閉め
火の消えた冬の部屋に入る
いま誰かが座ってたみたいに
ベッドシーツが沈んでる
窓の外は林檎山
赤い実がどこまでも続く
ああこれは夢だ
きみのSNSの写真だ
 ....
花が咲いた

わたしの頭に
きれいな花が

とりえのない
わたしに
とりえのない
あたまに

人は近づき
はなれていく
花に近づき
はなれていく

わたしは
わたしの名 ....
いつかどこかで彼女に許されたことがあったのだろうか
約束された自由から疎外されたまま生き続けることが
人生という名に値しないとしても

未完成が日々の完成である人生なんてね
小学生の頃から疎 ....
踊れパレードを



皆した身だしなみ



良い宵。酔うよ、いよいよ。



う~思い出せない。
なぜだい もおーぅ!
酔生夢死

僕はちいさな日常を積み重ね
彼女の愛を貯金して
彼女はこがねを貯金している

ぼくは 字が下手で絵も下手で
おまけにろくな詩もかけないのんだくれ

ほぼ一直線でレールもル ....
互いにスパークする宇宙で起きた出来事があり
誰も入り込めない花園の君がいていつか僕は叙情になる

面倒くさい真実ばかりがまかり通って
優しい嘘はにぎりつぶされて疑問ばかりが生き残る

レノ ....
汚された問いたちが
土に染み込んでいく
痛みは深く沈み やがて
冷たい地下水へ触れ
泉となり湧き出す
目を閉じ沈黙の小川が流れる
恰もきらきらと明るい
朝露の中で
岸辺に小さな花が眠る ....
「かけない手紙を」

かけない手紙を
くもにしたためたい
くもはながれながれてあの街へ

読めない本で
眠りたい
夢見の国はほろんで咲いて

さみしい人と
さかなになりたい
海 ....
天下国家を語っている女の部屋(ごみ屋敷)

とかいうことになっていませんか

新しい言葉どんどん増えてくの

楽しいね

楽しいかい

そして誰もわからない

メタ言語はさらに ....
音楽を聴く分析学的な時間が好き
きみと過ごす解析学的な時間

深く沈潜してゆく愛情にも似た雪のよう
罵られる騾馬のように時間が過ぎていっても

愛撫する隙もないきみと暮らしているぼくは
 ....
掛け算のように足し算のように、駆け抜ける足



玄関の眩しさに、なにか呟く玄人



夜の外には朝の月



目を瞑って、冥王星を見る



その日を記した日記、でか ....
 今の信号右だった

 直進の先には今まで通ったことの無い景色

 いいように考えよう

 目覚まし時計鳴らなかった

 遅れて乗った電車には今まで乗り合わせなかった人達

  ....
この瞬間にこの音楽を聴けるのは生きている証なんです
ちょっとだけ仙境を垣間見てそれでもやっぱり現実を改革する生命なんです

誰かを愛する合間に沢山仕事をしたいのですね
余計なことばっかして罵倒 ....
ぼくは時間と空間を手のひらで表現できる詩人か
舞踏家か器楽奏者になりたいと思っているのです

ぼくは愛の不毛を説く説教師には決してなりません
どんな世界もちいさな愛の集積でできているんだもの
 ....

コーデュロイと10回唱えれば秋となる。
デュの発音、決して油断なさらぬように。



古着屋のお兄さん、元気かな。
首筋に、五芒星の墨の入った。



MA―1を着た ....
書きたいことが山程あるのか

書きたいことなど全く無いのか

どっちなのかが分からない

どっちだっていいんだと思う

今こうして生きている自分を

少なくとも受け止めて

死 ....
日々の中の身近で短い悲しみは
遠くまで続く長い日々と繋がっていて
見方を変えると、味方になってくれたりする
どうせ狂ってるなら詩人ぐらいが適当だ
アメリカは暫くは大変な様子だろうけど

妻は何時も歳時記をかたてに句をひねり
僕は使いっぱで夜金を稼ぎ汗をかくんだ

でも良いこともいっぱいあって内緒 ....
夜に咲くひまわり
いつも
月に合わせて
首を振っていた

物足りない
思いを抱きながら

太陽を
あの明るい
太陽の光を
もう一度
顔いっぱいに
浴びたい

ある夜
止 ....
とても間違った言いまわしが
ひとに伝わってしまったとしても

とてもお気に入りの財布が
型崩れしていくように
しょうがないことだ

人はエンジンのまわる間は
やすみなく動き廻って

 ....
一週間前から降り続いた雨のせいで
河沿いの家屋は今にも流されてしまいそう
避難したホテルの1階から不安そうに眺めていた
叩き付ける雨がガラスまで壊してしまいそうだった

晴れ上がった翌日の昼 ....
鍵を見つけたよ
扉を見つけたよ
鍵穴を見つけたよ
扉を開けたよ

なんてすてきな世界!!

靴を覆い隠す
くるぶしくらいの花たちが
まるで海のように広がって
ざぶざぶと歩け ....
そらの光が、しろいのは
せかいの悲しみが、混ざっているから。

夜になれば、小雨が降り
ほおりだされた悲しみが、忘れられている。

陸にうちあげられるつめたい海水よ、
あらそい ....
一発上がるたび
メッセージや協賛が
アナウンスされる
辛気臭い
思い出の中の花火大会

大人になり
横並び何連発や
間髪入れず打ち上がる迫力の
爽快感と、興奮

ひとつづつあ ....
滅菌室に芽吹いた
一本の葦

畳、開け放たれた窓、ほほをなでる風
庭に咲くキンモクセイ
高校の制服
ボールを蹴るときの足の反動と
ふくらはぎからふとももの筋肉の
機微

酸素と ....
幼い頃から不思議でない
ものには
興味がなかった

そのものが不思議を
孕んでいるときには
ときめいたものだ

大洋や星
深海生物や
ジュラ紀の森

型紙のないものが
不思議 ....
きちんと洗い物をしよう
ちゃんとご飯を作って
決まった時間に食べよう
幼稚園児みたいだな
こんな当たり前のことすら
出来ていない

天球と交信するとか
青色のアステカ蟻だとか
夢 ....
痩せっぽっちのロバと
ながらく友達だった僕は

マッチョなイギリスの
粋なボーカリストが好きで

ついにはオペラ座の怪人の
私生活を知ってしまうのだろうか

拘束されない言葉ほど
 ....
水たまりだらけのいちにちを
病院のベッドから眺めている

何冊めかの本をてにとり
2日めも暮れなずんでゆく

痙攣していたてあしが痛みから解放され
滞っていたからだの中の運河がなが ....
何もかも全然なっていないなと思う
みんな自分よりずっと立派にやっているよ
ぼくが彼らの何を知っているというのか
彼らの生活と考えと家庭事情の何を知っているというのか
ぼくは本当にこのま ....
夏川ゆうさんの自由詩おすすめリスト(898)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
night,_winter,_last- mizunomadoka自由詩620-11-9
突然変異- TwoRivers自由詩9*20-11-8
ひとつの約束- 梅昆布茶自由詩420-11-3
転回文章- 水宮うみ自由詩3*20-10-30
秋詩譜- 梅昆布茶自由詩620-10-25
スパーク- 梅昆布茶自由詩1420-10-18
花の朝- につき自由詩5*20-10-12
かけない手紙を__他- 道草次郎自由詩4*20-10-11
足元を固めよ- りゅうさ ...自由詩120-10-10
秋の詩片- 梅昆布茶自由詩1420-10-5
でかい字でかいた- 水宮うみ自由詩4*20-9-29
いいように考えよう- 佐白光自由詩2*20-9-27
きみのスカートの裾について- 梅昆布茶自由詩620-9-23
てのひらの宇宙- 梅昆布茶自由詩320-9-20
古着屋さん- クーヘン自由詩6*20-9-13
単純なこと- 道草次郎自由詩4*20-9-13
みじかなかなしみ- 水宮うみ自由詩2*20-9-11
トリフィドの日- 梅昆布茶自由詩620-9-11
ひまわりと流れ星- ゴデル自由詩1*20-9-7
むき甘栗食べながら書いているのでごめんなさい- 梅昆布茶自由詩1120-9-6
Rebuild- 1486 106自由詩7*20-8-31
フラワーチャイルド- wc自由詩2*20-8-28
ある夏の夜に、砂浜で花火をした。- 秋葉竹自由詩520-8-19
花火- wc自由詩5*20-8-13
薬にも毒にもならないメディカルスタイル- wc自由詩820-8-13
8月の不思議- 梅昆布茶自由詩620-8-6
「得難い武器になる」- ジム・プ ...自由詩4*20-8-6
ロバの話- 梅昆布茶自由詩1020-8-2
レインダンスのまち- 梅昆布茶自由詩1820-7-25
そんなこと言ってないで、さっさとやんなよ- 道草次郎自由詩8*20-7-25

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