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小さい頃は帰り道に
よく空を見上げていた
どこまでも青く澄んでいて
自然と笑顔になった
部活帰りに見上げた空は
なんだか輝いていて
手の届かない存在だって
わかっていても憧れてた
....
階段の1番上に座って
下を見下ろす
闇に包まれて
どこへ繋がっているかは
わからない
奈落の底か もしくは底無し沼か
甘い香りで誘って
あなたを虜にするの
早く見つけて
真っ白な本当の私を
指が窒息しそうな
ピンクのマニキュアに
なれないピンヒールの
ミュールをはいて
私は今日も外へ出る
この息(生き)苦しい世界へと
永遠なんてないっていうけれど
かわらない景色がここにはあって
なんだか目頭があつくなった
少し古ぼけたポストをみたら
なんだか昔に手紙が届く気がした
送るならば迷わず自分へ
私へ
たくさんの言葉を紡いでね
私より
狭い籠のなかにいるはずなのに
手をのばしても届かない
なにも 触れない
そこは真夜中の暗闇