銀河の向こうには
銀河を超えた何かがある
造られた自然がある
華奢な蜃気楼がある

あの星の向こうには
広がる星空がある
傾いた調理場がある
晴れ時々夕立がある

夜の向こうには
 ....
かなしいところ では
あなたは
体中のちからを
ふりしぼります

どこで
立ちどまっていても
わたしは
すべてのひとに

見えているのです

わたしは
まるで それがないと
 ....
 




 男の部屋なんて
 臭くてオナニー三昧だ
 自分ではわからない臭い
 自分の臭いしか返ってこない毛布
 畳にころがった週刊プレイボーイ
 ビデオを借りに行くほど熱心じゃ ....
あの電線が
鎖に見えはしないか患者達
君達が決して出ようとしなかった
恐るべき街に病棟ごと出ている
ハイキングの歌を歌おう
バイキング気分でさ
バイキンみたいだなんて
もう自分を責めなく ....
窓、
つぶらにびく、びくして


隅っこで圧し倒す布際に覗くよ。午後2時はびゅんとした狭さが、がらんどうだ。この部屋のここに堆積しているもの、蹴散らすほどのことでもないので。潜ってゆく広がりを ....
 
 



 面接官は一重の目で
 おれを見つめ
 何も言わなかった
 机にある採用チェックシートの上の宙を
 ボールペンがせわしなく回転する
 肌寒い頃だったが
 秋だかまだ ....
私の「木葉 揺(このは ゆり)」ってペンネームです。本名は平仮名で「ゆり」です。
「ひらがなでいいじゃん!」と声が聞こえてきそう(笑)いや、これ私のこだわりなんですよ。
多くの人の逆の発想。。。皆 ....
あの頃とは違う地点に立つ我々が
それぞれの視点から見た映像が
幸福を呼び込むようなエビス顔の
ハイエナジーフローティング

夢の中で夢を見る夢幻の無限の連鎖
ヒザ小僧がいるならヒジ大将か
 ....
さなぎになることにした
沈黙と言う薄い布をまとう
触れないで下さい
生まれる前に蝶が死ぬわ
あれからどれだけの年月がたったことだろう
まだよちよちあるきだったひとしを連れて
高円寺から鷺宮をよく往復したもんだ
理由はよくわからない
暇さえあれば高円寺から鷺宮を往復していた
俺が物心 ....
満月の夜に三度続けて風が鳴いたら
五十年間誰も触れたことのない箱を開いたら
雨の日に空を見上げ濡れて歩いたら
六分間息を止めていられたら
衣装だんすのなかで外套にくるまったら
布団の中でまじ ....
あけられぬ いえのまどには うつうつと えのぐなすられ おびえたかおが
かなしみの きえるせつなに くるものは けされることを こばむだろうか
ささのはの しゅるしゅるとなり すずめらは せまき ....
朝が注がれている

遠心力に張り付くようにして
坂道が、下るバスの下で
行き先を隠している
畑の向こう、隠された朝日が
ここが今日だと示している

繋がりのない誰かと
肩を並べて揺れ ....
「バランスね。なだらかで、ぐるっとまわって平行たもつ。かっ!それどうしたよ。君、持ってるそれそれそれ。キラキラじゃんかよ。」





サーッとした機械音はいまや全ての夜。深遠に舐めつく ....
はやく はやく はやく
はやく はやく はやく

はぁー はぁー はぁー

急がなきゃ 今日にのまれちゃう
乾くまでに 塗らなきゃ はやく。

早く 早く 早く 早く
早く 早く 早 ....
無職のくせに
街を歩き回ると
警官に職務質問され
無職と答えると
「おれも」と答える
言葉は引き金
テキサスの銃撃戦
サボテンは乾いている
ぼくたちはとげとげして
ただひきこもり
 ....
打ってスコーンとファー フェイク ファー
とか言ってからかってたらホントだった
仕方なくサイゼリヤに行った深夜の出来事

大学通ってんの私
一応頭はいいんだから
ほら あの有名な大学
を ....
あたしだけみつめてベイビ腐るほど吐いた言葉でジェットが飛ぶわ



カラコンで見えた世界がくちづけであなたに全部伝わればいい



ねえロミオあたし記憶になっちゃうわトイレ ....
らら

ららら

だらっ

まだまだ
そんなんじゃ
そんな肩に力が入ってちゃ
お前はどこにもいけない
目を閉じるとか閉じないとか
ありきたりとかありがちとか
ありそうでなさそう ....
 象にはお墓がある。すごいなって思うけど、それは象がつくるんじゃなくて、死期を悟るとみんな同じ場所にやってくるんだって。だからお墓って言うよりも、死に場所だなって僕は思う。ヒトはお墓を作る。僕は無宗教 .... てだこ、大ぬしは飛ぶ

てだ、いちろくが、
てだ、はちろくが、

日夜
苦しそうにマフラーを
まいてるカップルたち
こんなすがすがしい愛はない
うどんのようにスルスルと伸びて
熱い ....
「焼ぁ〜き芋ぉ〜、
 石焼ぁ〜き芋、焼芋ぉ〜」

日も暮れた
裸木の並ぶ川沿いの道を
赤ちょうちんの焼芋屋が
ゆっくり ゆっくり 歩いてく

後ろからもんぺの{ルビ懐=ふところ ....
吉羽小路をぬけ
30分ほどなだらかな坂を下りていく
たまにはこうして地図をたどって
隣町まで出てみるのもいいだろう
自転車でも十分行ける
細い道が一本伸びているだけのこの町
見たことのない ....
ちゅるちゅる つつつ
ちゅるつつ ちゅるる

わーいわーい
たのしいなあ
ぴょんぴょんぴょんぴょん

たのしいなあ

たのしいな

くるくるくるくる
ふわふわふわふわ

わ ....
ぼうず頭を撫でる
指を刺す硬い毛と
頭皮から感じる桃源の温度
父と母がここにいる

朝刊を読む父の無精髭

下顎のかげんが、ちょうどよい。
皆おなじ背丈、おなじ艶、おなじ顔。
 ....
遠い昔
父さんはマネキン
母さんはトルソ
小さかった僕は
マリコ、と
そう呼んでいた
一体のボディがあった

スタンドに立てられた彼女は
母親のくたびれたドレスを着せられて
部屋の ....
 明日こそ、と、思えない夜の後には、今日こそは、と、思えない朝がきっと来る、きっと来る、そうとしか思えないまま、お休みなさいを念じる1:08am。

   *   *   *   *   *
 ....
男は書店で物理の参考書を買った。大学を卒業し就職して既に十数年が経っている。文系出の男にとって物理など縁遠いものであったし、特段の興味があったわけでもない。それでも男は物理の参考書を買ってしまった。「 .... 夕、の
色褪せた


暮らし術が浮遊する書店をあとに
ネクタイが黒光る昆虫にもたれかかられ
車内から逃亡する方法を探し
散在する吐露をいぶかしがりながら
圧し焼ける空がつぶれ落ちる坂道 ....
ガイシュツだよ!!!!
開いた口が塞がらねぇとはまさにこの事だぜ


あっーーー!また野球が延長して録画し損ねたぁー!
てめーは俺を怒らせたぁ!!

ご愁傷様です



何すんだ ....
山内緋呂子さんのおすすめリスト(993)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
銀河の向こう- 不老産兄 ...未詩・独白504-12-27
カルト- みい未詩・独白7*04-12-27
コブラツイストガール- カンチェ ...自由詩1104-12-26
都電病棟- 紀ノ川つ ...自由詩904-12-26
スカイ・ハイ- nm6自由詩1004-12-25
セプテンバー山男- カンチェ ...自由詩6*04-12-25
漢字の名前にあこがれて- 木葉 揺散文(批評 ...13*04-12-24
東京ではラーメンも高い- マスイジ ...自由詩1*04-12-23
delicacy- RT自由詩1004-12-22
よごれちまったアルマーニ- 不老産兄 ...未詩・独白204-12-22
仮定する- 佐々宝砂自由詩304-12-22
あいうえおのうた- 白糸雅樹自由詩4*04-12-22
ジオラマ_-朝靄プラットホーム-- 霜天自由詩304-12-22
ターン・ターン- nm6自由詩704-12-22
早く塗れ- めぐみ自由詩1*04-12-21
冒険- 黒川排除 ...自由詩404-12-21
素敵なフェイクファー- マスイジ ...自由詩3*04-12-20
ハッピー!ハッピー!ハッピー!(かわいくなれない編)- ピッピ短歌5*04-12-20
ジャゴウの星- 不老産兄 ...自由詩2*04-12-20
花に囲まれて- Tシャツ散文(批評 ...304-12-19
てだこ、大ぬしが飛ぶ- ミネ自由詩6*04-12-19
婆ノ衣- 服部 剛自由詩13*04-12-19
パリュ- 不老産兄 ...自由詩104-12-19
タラリーナ- 不老産兄 ...自由詩104-12-19
- 湾鶴未詩・独白204-12-19
マリコ- サカナ自由詩704-12-19
日々の垂れ流し041217- A道化散文(批評 ...504-12-18
- たもつ自由詩1204-12-17
最前線、- nm6自由詩604-12-17
いや、ゴールデンバットらしいですよ。w(allコラージュ)- 虹村 凌自由詩2*04-12-17

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34