ぼくの同胞が現代詩花椿賞をもらい
ぼくの同胞が高見順賞をもらい
それぞれ詩壇でスポットライトを浴びているが
ぼくは火事ですべてを失い
同胞とも
賞にも縁が ....
虹が
吹雪いてるよ
夜の窓は魔法であるから
てのひらに息を
当てて
もつれている糸を
たぐる、ダウンは
少しジッパーが
しまりにくい
川と友達になりたい
流れの無限に逆らい
....
冷静と冷たさは
別勘定だと思うけど
マヨネーズ舐める
から揚げ食って
マヨネーズ舐める
感情移入も優しさではない
ここ現代詩フォーラムには「おすすめリンク」というカテゴリが存在する。このカテゴリは他と同じくポイント制となっており、そのポイントは作者の合計、平均ポイントを算出する際には等価として扱われる。このシステ ....
限定世界(2005年)
「愛する事の出来ない人」の為に
「愛している」と言う表現は差別だ と言う事で
「愛している」は禁止用語になった
日本中の九割の詩人や作家が失業した
限 ....
(がたーん)汽車は
(がたーん)傾き
(がたーん)桜の
(がたーん)花々弁は
(がたーん)はらはら
(がたーん)はらはらと
(がたーん)CHILLed
(がたーん)CHILLe ....
気がつくと
見知らぬ部屋に、彼は立っていた
窓から吹き込む夜風に
カーテンはふくらんでいた
鏡に顔を映すと彼は
ふと 自分を
のっぺらぼうにしたい衝動に駆られた
ポケット ....
さかむけの内に秘めたるファンタジー
五線譜に線を書き足すファンタジー
玄関が二重扉でファンタジー
教会に入れなくてもファンタジー
ブラジルで猫を拾ったファンタジー
....
僕はチラシ 綺麗に丁寧に作られた
僕はおっきく街中にはりだす
みんな僕を見るかな かっこいいだろう
ある日僕は恋をした とっても素敵な女の子
僕が街中におっきくはりだされて ....
公園が
冬のアスファルトに落ちている
黒く、その輪郭が切り立っている
黒く、切り立つ枯れ木立が鉄条網に混じり
黒く、その輪郭が主張されている
けれど
空は、白濁した眼球 ....
丘が燃える
潮騒の果てで
ラムネ壜の中の気泡が何処から生まれ
そして何処へ消えるのかを知っているだろうか
耳を澄ませば聴こえるだろう
遠い海の ....
仰向けば重たげに垂れる舌
首に添い肩に寄る手と脚と
なまぐさい銀色の銃弾と
夢でしか抱き得ない赤ん坊
空のいろ雨のいろ土のいろ
変えられず消せもせず創り得ず
肉体の放電を止めぬまま
楔打 ....
一気に見た物語に
夜中のわたしはすっぽりくるまります
にゃあんにゃあんと泣きたい気分
全身でなにかを目覚めさせたい気分
全身だけで終わりを見たい気分
お昼寝の途中で
いきなり体が震える ....
逃避行toハーコー的基地外
yo!ってたかってpass the MICオレが異端
マスでコアな電気獣を撃つ麻酔銃が放つ
おのれ己の変な純情と相反するtragedy
虎で異字するモカ錠イ ....
夜が終わる音を
聴いてみたくて
ふとんから顔だけ出して
ひっぱった毛布の端で
口元の辺りが隠れている
暗い水槽の中で
向きを変える熱帯魚の尾ひれは
水を斜めに ....
冬の木漏れ日の中で懐かしい歌を聴きました
懐かしくてももう泣けない自分がいました
それが寂しくてそっと瞳を閉じました
太陽が淡く輝いた冬の日のことです
太陽 ....
そこの角を曲がったら
懐かしい匂いと
香ばしい思い出と
甘酸っぱい貴方に会えるねん。
でも
あんた誰やったっけ。
幼馴染のコングはもうすっかり大人の仲間入りをしてしまったし
小さ ....
入眠
ウールのプールでシープCount
隙間にシルバのスイマーの運動
ロンドの本当はポンドで買うのと
発条式羽は眠る砂雲℃
ラッパは葉っぱにあった羊飼いのと
木琴のコフィンのFinは火禁 ....
育った道を
バスが交差して
くねりながら
震えるのに
指で
ケータイいじりながら言葉を差し込む
自分の未然形
スガシカオな戦慄で
歩く
悔い改めることが雨と流れて吹き ....
記憶のない誕生日
うまれたからだならなんだかしらないがとてもつきはてるにははやすぎのびていくいとはほそくたよりない
昔の誰かの考えを辿る
遡っても白いだけ
白いだけに父
の
....
雨が止んだそのまま
空気は僕の肺で湿りながら撫でまわして、くぐる血管が霧を食べる
さっき女ともだちに
意地悪なメールを送った
送らない方がきっと
あの女を苛立たせる
あまりに一般的な
妄 ....
フランケンにもブランケンせず
風にもプランケンせず
冬や夏のクランケンにもブランケンせず
丈夫なをムランケンを持ち
欲はなく
決して怒らず
いつも静かにクランケンし ....
ああ、となりに
いないもんだな
いまから
おもってもいないことばかりで
うそをつきます
わたしのことは苦手だと
しっています
けして
わたしの目にうつったりも
しない ....
レールに雪がつもっている
雪がレールにつもっている
昼の天井に殴られる事も無く
夜の底に蹴飛ばされる事も無い
choriのマルボロ臭い言葉に何人かがうなずいて
トモアキの詩を最初の頃みたいに読めなくなって
小学校の恩師から敬語で手紙が返って ....
俺とお前 嘘まみれで さぁ
馬鹿みたいに 笑い合ってたよ なぁ
”惚れたぜ お前のオンナに”
なんて詩に書いて お前に見せて
笑いながら
大きく吸い込んだ セブンスタァは
トーテムポールの ....
パイロットが飛行中に突然にてんかんの発作を起こしたり
医者が手術中に突然ヒステリーを起こしてしまったり
散髪屋でマスターが突然に髭剃りを止めて首刈りにくる事も無いように
俺とお前が深く深く愛しあ ....
現象でくらいそうになる
にじけた光線をぬるりとした衣服にねじ込み
固まっていく木ねじを肉ビデオに録画した
いつでも愛玩ベクトルで
小鳥の影腹切り込んで
圧迫感あるくらいで
天使 ....
{ルビ無頭癖=ぶかしらくせ}の{ルビ鎧株虎=よろいかぶとら}が{ルビ痔我凡=ぢがぼん}を{ルビ窪林酢=くぼりんす}
{ルビ戸蔵雲=とくらうん}が{ルビ肝肌蚊=きもはだか}に{ルビ楠麺丼=くすめんどん ....
第一話
不得手
何事もボクは苦手で不得手で
そんなボクには友達もおらず
ただただ毎日エロスなサイトを
巡回していた
第二話
忘却
高校卒業後
特に何もせずに生きていた
....
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