きがつけばイエスタデイをうたってしまっていた

音色とかもほら、気にせずにドロドロのスーツで

綿菓子のような瞬間を不変的な寝グセで見上げる空

マンホールの底のもっと底から響いた声
 ....
あら、困ったわ
が口癖の君が困った様子なんて
今まで見たことがない
あら、困ったわ
なんて言いながらも
トントントンッとまな板の上で大根を切ったり
ザッピングをし続けた挙句の果ては ....
 濡れている
 何もかも濡れていて
 ガスが漏れる音が聞こえて
 でもそこにはガスなんて存在しない
 濡れてもいない
 聞こえるし
 濡れている
 あ
 白い歯
 大きく ....
俺の周りにはいつも飴屋がいた
あまい飴
にがい飴
からい飴
すっぱい飴
そいつはいつも
感情なんて面倒なものだと言わんばかりに無表情な顔で
飴を入れた桶を二つ肩にしょい
金魚売りの要領 ....
呆然とくつばこを見つめてから
オレンジの靴をとりだす
未だにそれはしっかりと
買いかえる気も失せるくらいしっかりとしてる
まいった

嘘の心をもたない少女
そんなのはだれももってないさ、 ....
 階段が沈んでいく。



 当たり前の海の中に。



 階段が沈んでいく。
 沈んでいく。



 俺はその階段を
 歩いている。
 階段は
 沈んでい ....
 どう考えても地面がめくれて覆いかぶさってきそうに思われたので
 部屋にいました



 バナナは勃起しません あのままです
 バナナの束も勃起しません あのままです
  ....
1.
内ポケットに入り込み
しっかりとボタンを留める
頭を膝にうずめて
もれてくる光が無いことに
安堵


2.
予感と習慣から
ふいに
ひたいに張り付いた前髪をかきわけ ....
4本の弦を見つめるあなたの写真を見つめる4人の仲間たち 好き?
と彼女に聞かれたので

好き
と彼女に言う代わりに
100行の詩を書きました
それはそれは思いを込めて書きました

100行じっくり読んだ彼女が言いました




で ....
土曜の夜はカレーだった
カレーを食べながら全員集合を見る
土曜は、カレーで、ドリフだった
子供時代

兄が結婚して家を出て、春はもう三度目
週末には実家に子供をつれて帰ってくる
甥っ ....

風が商店街の路地で
空から見れば沈殿している
バス停からそれを眺めて
タバコを一服、宙に吐いた
背広を着込むようになってから
時々、神様の音を探して
じっと耳を澄ましてい ....
なぁ、注さん。ちょっと、話をしようか。
高木と志村は、浮世のしがらみというか・・・仕事で、ちょっと来れないんだよな。
加藤は、あいつ、渋滞に巻き込まれているんだ。
(中略)
注 ....
寒くはないのに足先が冷たい
詩人の休日について思い馳せているせいだ
トランペット吹きの休日なら
明るく自由な旋律だけど
詩人の休日はなぜか
未熟なくせに古くさい響きがして
私の足先をとても ....
関西発生まれるフリーター
大卒以外就職不利か?
そんな問題もはや不要
大卒専卒短大卒
そつない解答あるのは疑問
大阪失業者結局不問
7%セントの人間の人生ゲーム
あるのは不幸と絶望
現 ....
みんな
まだ覚えているかい?
白い自転車に乗った少年の神様を
くすんだベレー帽を耳までかぶって
よくとおる口笛でポルカを吹いていた
あの痩せっぽちだよ

少年の時代がかった白い自転車 ....
泡だけは
沈んでけば
いーのに
未練がましく何故
昇るソレを
ボクは
見上げなくては
いけないんだろう

乳白に
ポぅくり
煙りのがまだ
軽やかだ
唇を撫でるよう
最後に吸 ....
くるしくて
くるしくて
もりのおくのいずみに
とうとうかなわなかった
ゆめをすてた
すると
はもんのまんなかから
きみょうなろうじんがあらわれて
あなたがおとしたのは
このわたし ....
毎日毎日
財布と通帳ばかり見て

毎日毎日
貧血と皮下脂肪のチェックをする

毎日毎日
これから何が物入りか考える

毎日毎日
冷や汗流す

毎日毎日
冷や汗と一緒に流れてい ....
だから,どうだって言うのさ
別に,いいじゃない,さぁ
そんなこと,どっちでも
何気にしてんのよぉ


行き先を,適当にでっち上げて,
出てきた先は,事務所の近くのいつもの隠れ家で
聞い ....
あぐらをかいた男の人の
その太腿のあいだにあるその
小さな三角にすっぽりおさまるような女
でいたいのよ
あたしは人間


あたしは人間なのよ!
掴みたいもの掴んではなさない指だって ....
星になってしまった圭子が
実は星になり損ねていて

蛍光灯の「けいこ」の辺りに
ぴとって
張り付いて居てくれたらいいのに

けいこ、うとう

今まで「電気」なんて言ってたけど
ちゃ ....
 裏庭の裏に
 アルプスがあって
 頂上で山根さんが
 大漁旗を横に置いて
 しじみの味噌汁を食べてる
 ガッツはないが
 しじみの実を前歯でこそげ取るように食べるのは
 うまい ....
一枚の藁半紙の上、鉛筆がひとつ

削りすぎた鉛筆が折れぬよう注意して

走らす黒鉛は何を書くのか、書くのか

二日目のひげを左手で掴みながら

出来る芸術に首をひねり

抜けたひげ ....
帰りのバスに揺られている
一泊二日は早かった

対向車が十秒に一度 町の景色を遮る
後ろへ後ろへ流れ去ってゆく

卒業旅行はあと三時間で終わる
みんなの記憶装置の中で
まとめの作業が開 ....
                       きゃらめる 6


  ねじ

  1

まいばん
ねむるまえに
もうひとつだけ
からだのねじを
はずしてみる
おそるおそる
 ....
ここから出なくてはならんのである
いつもよりは前向きな気分なのである
なんとかせなならんのはわかっているのである
何をどうしたらいいのかもわかっているのである
こんなことしてる場合でないのも
 ....
                      communication breakdown (7〜9)

  好物

デパートで
きみが買い物をしている間
休憩所で待っているうち
地 ....
Res:ミキ 題名:南仏にて 投稿日 : 2004年3月7日<日>22時03分

近藤君、
僕は今南仏の田舎町にいる
鉄道も一時間に一本しか通らないくらいの、

ぶどう畑に囲ま ....
ネジ一つ抜けた

世界の不良品 としての私の存在。

世界は誤動作で 妄想する。

弾ける火花が 英雄的行為である。

一万発の祝砲。
山内緋呂子さんのおすすめリスト(993)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Astronautとか。- 示唆ウゲ ...自由詩204-3-28
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男性形- カンチェ ...自由詩4*04-3-26
恋風味- 暗闇れも ...自由詩4*04-3-26
朝とオレンジ- 船田 仰自由詩5*04-3-25
階段- カンチェ ...自由詩7*04-3-25
涙からはじまり永遠のような一瞬で終わる- カンチェ ...自由詩4*04-3-25
毎朝が来るまで- 湾鶴自由詩504-3-25
いかりや長介- ミサイル ...自由詩1204-3-24
ああ詩人よ- ミサイル ...自由詩1204-3-24
土曜日の子供たち- RT自由詩4*04-3-23
車窓- セキラボ ...自由詩504-3-23
偲ばれる日々への想い_−追悼、いかりや長介−- 未詩・独白11*04-3-22
詩人の休日- 佐々宝砂自由詩404-3-21
関西ウォーカー- 蒼空と緑自由詩1*04-3-21
白い自転車(オラシオ・フェレール「白い自転車」より)- 角田寿星自由詩504-3-20
ポぅくり- yozo自由詩404-3-20
いずみ- アンテ自由詩7*04-3-20
貧乏万歳- 自由詩104-3-19
だから,どうだって言うのさ- do_pi_can未詩・独白204-3-19
芋虫でいたいのよ- 自由詩404-3-19
圭子- ミサイル ...自由詩604-3-18
凄腕の。- カンチェ ...自由詩4*04-3-18
ひげと太陽の芸術- 鈴木(suzuk ...自由詩104-3-18
デンリュウ- ゆりこ自由詩304-3-17
きゃらめる_6- アンテ自由詩8*04-3-14
とにかく書いてみるのである- 佐々宝砂自由詩604-3-13
communication_breakdown_(7〜9)- アンテ自由詩204-3-12
近藤くんへの手紙_〜南仏にて〜- 馬野ミキ自由詩1304-3-11
時として紹介- 田川修作自由詩404-3-11

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