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ハチミツが、曇るような夕方。
ねえ、三度の図書館通いも、擦り足で
ガラスの縁が溶けていくような、
文字盤の上の日常だった。

タンポポが、闇に乾いて咲いていた。
世界の総量は、
黒い、人 ....
私が生きていることと、私が死んでいること、の間に、違いがあるとするなら、誰に、 何にとって、どんな違いがあると言うのだろう?
――私が生きているとき、あなた達は死んでいて、私を殺そうとする、
 ....
       
 体が言った 
 本を信じた 
 本を伝えた 
 体が云った 
       
バチ当たる 罰が下ると言われても
無二歳 無碍にする
仏様だろう 神様だろうが
当たるも八卦当たらぬも八卦
知ったことではない托鉢の植木鉢
銭をくだされ世阿弥様
信じるには価しないよ  ....
脈動、日々の路傍の花の群れ
光の響き、ひたすらひたむき

 (この世界の平面を踊り明かせ!
 垂直の次元を生き意識する為。)

路傍の花群れ、枯れ無数緑の実
響きの光の響、意 ....
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥食 
                  無目 
                              ‥‥‥‥‥‥‥論点
奇数‥‥‥‥ 溺れかけて浮い ....
 そろそろこの町を出ていこうと思う

   もうそんな時期なのかい

 うん 吐く息がさ

   そう 秋だからな

 吸う息とだいぶ違ってきたから

   思いのほか早かったな
 ....
消えない痛みもあなたのことも
クジラのように
忘れました

昼間
麦の入ったコーヒーを飲んでいると
不意に涙が出てきました

自転車に乗って
風のない谷から
一人の影がやってきまし ....
時には、電飾の光が柔らかい感触となって、
僕の視神経のうらがわの白いふくらみを感覚もなく突き抜け、そして瞬間、
目覚めたままの「僕」の大切な悪夢のような暗がりには
永遠の雪が降ります 僕は真っ白 ....
おめでとう、おめでとう。皮膚のざわめきと無感覚から、少し超えて、未来の白い陽に照らされているあなたの心の中。ただ、今! 今のためにあなたは今を保留にするなんてナンセンスを永久に実行、しているあなたはき .... 眠たい白猫が誘う
チョコレートコスモスを頂戴
瓦礫と廃墟の世界で
チヨコレイトと叫んでみる

繰り返される言葉の狭間で僕らは何億回のキスを送ればいいのだろう
終わらないまだ終わらない夏を
 ....
 わたしからあかんべ

 あなたからは木の葉

 たからもの 小指ではさみ

 あたたかな秋の 空へかえそう

 うたたねしながら

 ときどき見てる

 からみぐあい

 ....
赤いサソリ留まるソーセージのような壺の取っ手
真っ暗な闇にくすんだ黄の満月が貼り付いて居る
笑う眼の無い石膏像は此処には居ない誰かを迎え
無数の青白い小さな尖った花達の足下に散らばる

 ゆ ....
ページを綴じるように目を瞑って、
空を眼窩に閉じ込める、瞼の裏にお店を開けるように
そこで大好きな、銀色の音楽を流せるように

ディスプレイで、ちかちか光っているけれど、それは違う
私じゃな ....
なんか 犬小屋を壊されてた わたし
犬小屋なんか持っていなかったんだけど
なんか 壊されてた それで
ふと上を見ると彼らは
次は月を壊しにかかっていたんだけれど
わたし 月を所持した覚えはな ....
秋が来た。秋の空気。世界
宇宙、秋、秋の空気は透明
そして帯電してて
細胞を、涙で満たす。

     いつ起こるか、それは分からない
     私が壊れる前には、「いつ」は来ない
   ....
あなたは静かに家をつくりはじめる
静かに 何年もかけて

あまりにも美しくそれは成されたので
家ではなく 森や 額縁や ひとかたまりの風に見えた

静かに何年も何年も
何年も何年 ....
やったーっ!
ありがたい
さて
銀河の岸で
小鬼へ手をふる私
やあ、おはよう
おはよう
また、行くね

僕は
ルール違反を
しなくちゃならない

仮説を
立てた

僕は弱くて

弱い
人間だと
いいと思った

仮説を

腕に ....
にんげんを、二度とクリックで変換出来ないので、
一度きりの人間を、二度えいえんに愛することなど出来ないと、(呼吸の変速した枯れた樹脂、光る、皮下で)
DNAの、眼に見えない透明さは、アリの嗅覚で史 ....
冷戦時に於いて、地球は火星よりも、太陽に近かった。今でもそう信じているひとはいるし、そしてまた子供の教科書を書架いっぱいに集めたあなたは、八歳の誕生日に、茶色の小瓶を買ってもらって、中で蝶を飼うことに ....  !と?喧嘩して=で振り返れば諦めもつくの

洗濯機の下から水があふれ出してきて
ホースが切れたのかと思えば流し口に糸屑がたまっていただけ
わたしが馬鹿だから気づくのも遅かったんだ。

 ....
硝子の金魚の
ペーパーウェイト
福島のお城で求めた。
福島のMお兄ちゃんたちは
元気にしているとのこと





※ーーーーーーーー
震災後うちの家族で福島に行きました。
そし ....
これで最後
かもしれない
けれど
これでいいと思える
今だから
藤棚をみて終わりにしたい

そう思いながら隣の庭が消えてしまう

積み置かれた状況 不要物 

必要なものだけを鞄に詰め込んで

きみは何処へ行くというのか

即興で書いている ....

会いたい気持ちを代弁してくれるのは、
ビデオテープ、
寒暖の差、
秋に吹く冷たい隙間風、
虫の声、
ずっと大切にしてきたいくつかのもの、

私は私であって、
私の身体じゃない、
 ....
{引用=

眠る街 .

何時でもそこに在る  .

夜明けの灯り
はすぐそばに               .. …
港に漂着する
まで .


 ____ _ _  ....
明るむ明るむ意識の視界に
黒く野太い対角線の衝撃、
赤々輝く太陽の残響、

走る閃光の時空切り裂き

粉々に粉砕された私の独り立つ。
さざめきざわめくのは風の太陽
「今日もお暑い一日で」
風の太陽、さざめきざわめく光の海原

生まれる熱風、光の海原を今日に吹き広げ

 
人里離れた木の家で
タイプライターで小説を書いていたい

静かに、小さく、ひとりで



忘れられたピンボール・マシン
白黒写真にだけ残ってる
白骨化した遺体みたいに

静か、 ....
田中教平さんの自由詩おすすめリスト(792)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ガラスの中- 由比良 ...自由詩3*23-9-12
永遠として- 由比良 ...自由詩2*23-9-12
伝言云う人- 水宮うみ自由詩4*23-9-11
お鉢にしてみれば同じこと- アラガイ ...自由詩6*23-9-11
詩想11- ひだかた ...自由詩5*23-9-11
survive- アラガイ ...自由詩5+*23-9-11
(_旅立ち_)- soft_machine自由詩5*23-9-11
- 由比良 ...自由詩3*23-9-11
白く、味のしない死んだ軟体のような夢を抱えたまま、僕は出かけ ...- 由比良 ...自由詩2*23-9-11
フロムメモリー- 由比良 ...自由詩123-9-11
白猫- 久遠恭子自由詩223-9-10
しえすた- soft_machine自由詩13*23-9-10
柔らかな死- ひだかた ...自由詩7*23-9-9
アドレス- 由比良 ...自由詩3*23-9-9
(多分)- 由比良 ...自由詩3*23-9-9
- 由比良 ...自由詩4*23-9-9
- はるな自由詩1723-9-8
※五行歌「銀河の岸で_小鬼へ手をふる私」- こしごえ自由詩4*23-9-8
きのうのよる、きょうのあさ- 由比良 ...自由詩4*23-9-8
奏でる(2)- 由比良 ...自由詩123-9-8
奏でる- 由比良 ...自由詩123-9-8
カワウソ- アラガイ ...自由詩9*23-9-7
※五行歌「硝子の金魚の_ペーパーウェイト」- こしごえ自由詩5*23-9-7
※五行歌「これで最後_かもしれない」- こしごえ自由詩4*23-9-7
それだけのこと- アラガイ ...自由詩13*23-9-7
届かない光- 由比良 ...自由詩4*23-9-7
眠る街- ryinx自由詩14*23-9-6
THRAK8- ひだかた ...自由詩6*23-9-6
残暑- ひだかた ...自由詩723-9-5
- 由比良 ...自由詩7+*23-9-5

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