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あの存在とはもう
縁は切れた。
こう思うのは私の思いすごしか
本当のところは
本当にしか わからない。
この宇宙を生んだのは
何かだ しかし
その何かを生んだ(?)のは
何だろうか。
 ....
このだるい気持ちはどこからくるのか
時間が経てば消えてくれるのだろうか
そんなことを考えて夜も眠れなくなる
浅い眠りが過ぎてぼんやりと朝が
きてくれるのだろうか
私は一体どこへ向かっているの ....
夢魔一途にも昨年の夏、ほっとしたような
華やかな紛い物で甘い苺 目の前には

乏しいほどジタバタと、羊の群れ、穏やかにも

従わせるドアにすとんと抜け落ちて 
穴があくほど /心臓の鼓動  ....
嘘つき、って
世界がわたしを、そう呼ばなくなって
嘘をつくのがとてもたのしい

こころも今日も
どこまでもひろがる
わたしはピアノ
憧れの黒鍵
花火を見ている
山のはしで 海のさきで ....
 キラキラしているね
 キラキラしているね

大地を歩む人々が
降り注ぐ陽光を浴び
笑いを弾けさせている

 キラキラしているね
 キラキラしているね

喜び溢れ陶然と
初夏の光 ....
雨をふらすようにわらうから
雨乞いのように
見ていたんでしょう

でも、春だから
軽率に片付けてゆきます


{引用=
みじめなあたたかさだった
うしなわれる可能性について考えると ....
抜けるような
美しさが
花開き
時が経過する
微かに
彼女の息遣い
ふるまわれる
原色の舞い
高揚し
忘却して
上昇する
下降する
もう一つの朝
もう一つの夜
もう一つの可 ....
せまい街の隙間を歩き
気持とはなれたまま生活をする
花を摘み
名を刻み
いくつか忘れながら

君が
こともなげに「過去」と言う
そのなかでまだ生きている
四月の世界が明るく亡びて
あとはただ蜃気楼がゆらめいていた

蜃気楼の中で
花は咲き 花は散り
人々はさざめき行き交い
明るく亡びた四月の世界が
まるでそこに そっくりあるかのようだった ....
○「山頂から」
山に登って
自分の来し方と行く末を
考えてみる

○「人生とは」
人生とは
自分の足元を広げることよりも
深く掘り下げることではないか

○「楽しみ」
山登りの楽 ....
春は淡い
命がそこかしこに生まれては散る
風はそよぐ
樹々の葉がさざ波になる
風と水は似ている
そうかな
そうだよ
どちらも掴もうとしても掴みきれない
手のひらを開いたとたん
そこは ....
人の中に閉じこもる。
あなたの中に閉じこもる。
とタイトルのように書いてしまった。
そう書く事もないのに。
話す事もないのに見上げるたびに思うことができた。
でもまた昼も夜もないようにうっす ....
水音は昇る 水音は昇る
脚を伝って昇り来る
水は落ちる 水は落ちる
だが水音は昇る
水音は昇る
口の奥が何処よりも深いその人は 一人称以後の薄い唇に
なにかを落としたような声を
そっと埋める



最後の指のかたちで 語りかけながら
触れたのは

石の皮膚 濡れた風


 ....
○「年度始めの苦悩」
真面目に考える人は
大変だあ!

☆「荷」
時として自分の能力以上の
荷を背負わされる時がある
荷が重すぎると
頂上に立てない

○「ありのまま」
弱さも欠 ....
今日は日曜だから
少し泣く
だって明日から新学期
少し泣く
宝くじが当たらないから
卵焼きが上手く作れないから
メールの返信が来ないから
誰かの声が聞こえないから
少し泣く
空は晴れ ....
少年の帽子をとばして
まだ熟れる前の
すっぱい春風が吹いています
わたしがこの時節
横丁を吹き抜けていく春の嵐に
ほおをなぶられるのが心地よいといえば
あなたは
笑われるでしょう
子ど ....
神様は青い脚を
長い脚を持って
渡ってこられます

賽銭泥棒が
空よりも鈍いから
人は自然のようにまた
研がれないままです
ふるさとを後にして
私たちはやって来た

この足場を切断された
途方もない寂寥
ふってはわき、ふってはわき

緑の芝生にいつしか立って
思い思いに踊っている 
私たちはさみしいのだ
 ....
{引用=
「……僕はもうあのさそりのようにほんとうにみんなの{ルビ幸=さいわい}のためならば僕のからだなんか百ぺん{ルビ灼=や}いてもかまわない。」
「うん。僕だってそうだ。」{注=『新編 銀河鉄 ....
{ルビ奪衣婆=だつえば}に手を振って
自分の手の指が
すっきり全部折れているのを
確認し

ゆったり歩きはじめれば
蛆這い回る
糞と血とはらわたの汚泥が
優しく足をなめる

ただい ....
仮面を被って話をするのと
スマホの画面を通して
話をするのは同じだ
もう好きではないけれど
まだ嫌いではない

画面を通じた話のほうが
穏やかなのはもう冷戦だからか

冷戦のほうが平 ....
{引用=ふしあわせという名の猫がいる  寺山修司}


印象という名の椅子


音楽という名のハンモック


概念という名の少年


恐怖という名のカクテル


経済学と ....
「背側側頭窓」からチーズケーキがみえる。
その表面にはいくつものき孔があいている。
が、たべてもおいしいだけで、孔の味は発見できない。
子供の頃は同じ詩を何回も読んで、他人の感性に触れては不思議な気持ちになっていた。なのになぜか最近は人の詩をじっくり読めなくなっている。感性とか彩って、こうやって失われていくのだろうか。



 ....
そらいろのくるま
にのって
あさがたの
やわらかな
ひのひかりのなか
ぼくたちはいこう

ぼんねっとにひかる
きのうのあめつぶが
さわやかな
くうきのなか
う ....
視覚を失った思考、
わたしのなかで解放される
盲目となったわたしに、
新たな光景、生き生きと立ち上がり

凍結した大雪原
輝く満天の星達の
巨大な光の眼また眼が
明滅し爆発し流れ渦巻き ....
呑み込まれていく織り込まれていく
巨大な力と熱のうねりに
圧倒的で繊細な愛の織物に

わたしの中で蠢き思考し活動する力の流動体が
人生の不条理こそ条理と響く木霊の透明未知が
受肉の快と苦に ....
この夜陰の一時に
鈴の音、微かに反復され
揺れて奥まり鮮明に響き渡る

追い掛け複数の打楽器が
ビートのズレ、作り出しながら
複雑に錯綜し絡まり合い循環する

(開放された意識の庭に鳴 ....
陰惨な声刻む泥舟、
あっという間に競り上がる青白い氷山に乗り上げ
怜悧なナイフで自らの喉笛をかっ切る。
これを潮時と終わりにしたかったのだ始まりにしたかったのだ、
深紅の血潮はもはや抑えよ ....
田中教平さんの自由詩おすすめリスト(792)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
無限宇宙- こしごえ自由詩3*22-4-26
だるい気持ちで過ごす夜は- 坂本瞳子自由詩2*22-4-25
まどかにつき- あらい自由詩122-4-25
嘘つき- soft_machine自由詩322-4-25
祭典の日~今日という日に- ひだかた ...自由詩5*22-4-25
- 簑田伶子自由詩5*22-4-25
ひとり(改訂)- ひだかた ...自由詩7*22-4-22
過去- はるな自由詩522-4-21
蜃気楼- 塔野夏子自由詩6*22-4-19
独り言4.16- ホカチャ ...自由詩7*22-4-16
赤いちりとり- そらの珊 ...自由詩15*22-4-16
nontitle- よんじゅ ...自由詩2*22-4-14
ノート(水)- 木立 悟自由詩122-4-10
桜と脳- 末下りょ ...自由詩3*22-4-10
独り言4.10- ホカチャ ...自由詩4*22-4-10
にちよう- やまうち ...自由詩322-4-9
Ticky_notes_for_spring_breeze- 室町自由詩122-4-7
- sana自由詩222-4-7
断章~この曇天の空に- ひだかた ...自由詩322-4-7
ジョバンニへの応え- りゅうさ ...自由詩422-4-7
どっかの一丁目にて- 佐々宝砂自由詩422-4-4
画面夫婦- イオン自由詩4*22-3-26
Die_Alone- 墨晶自由詩6*21-2-6
ヴェロキラプトル- ナンモナ ...自由詩6*20-1-27
おっさんメモ- 短角牛自由詩119-12-1
そらいろのくるまにのって- Giovanni自由詩18*18-3-11
思考の眼- ひだかた ...自由詩8*16-4-23
魂の核- ひだかた ...自由詩7*16-4-19
楽音宇宙- ひだかた ...自由詩4*16-4-17
VISION.05- ひだかた ...自由詩4*16-4-15

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