すべてのおすすめ
○「喜び」
苦しみは
喜びとともにあればいいが
喜びは
苦しみとともにある

○「厳重警戒」
テレビで
朝から晚まで
「厳重警戒」を繰り返している
もう僕たち年寄りは厳重警戒疲れだ ....
みじかい夜が始まったとき
どうすればいいかはわかっていた
どんな夢を見て
どこへ行けばいいかも
その先でかならず
あなたを失うことも
2023年ももう半年・無化しました。
パソコンがつぶれかけで買い替えたいんですけども。
もう童心のかけらも残っていないじぶんにとては、
民間信仰に願うよりも、トホホ・公営博打に賭けちゃう
 ....
あの悪逆は切り抜かれたものだから
山羊の頭を齧りながら片手間だから
わたしも、せせこましい小糠雨に祟られ
今もこうして口真似ばかり あるかないか

カアイラシイ模倣者が
手玉にとる
黒白 ....
幻灯機に噛まされたスライドがまた一枚語り始める
手探りである気がする 壁に阻まれて進めないから
薄墨色の夜に無様に徘徊する すがたばかりだった
      冷ややかな輪郭に沿って指先が触れる、
 ....
夜の旅館の長い廊下と 桜並木と襖とが頑な
密談の風が颯爽と盥に落ちる 濃淡を強いている
瞬きより眦より 薄く開かれる 胡蝶尾鰭 
二日月夜と受粉を繰り返した

うまくとだえるのを「待って。」 ....
軽々しい あわらち 越して拵て
なあ、女々し布石の子の穴はちょうど
青磁の正午ごろ こちらより あちらがわほど
割れてしまった吹き抜け窓に焚き付ける
並て縦に為ると 憐れな紫陽花も桜の実も ....
胸間からとおくとおく、袍の指先まで
崩れかけた山肌をなぞっているのでしょう
その眦など、乾いては渇いては
照り返したその頬の、なんともはや
かがりくるう、つむじあたりに、かえして
つぶらのか ....
 


それ は 、無言、の内に

、声 、を発する

なにも 語らない 、有機的な 沈黙 、

 そういうものに 触れていた

雨に、 打ちつけられて

 そうして佇んでい ....
次の次の次の織口の穂先を可愛がって、お送りして 向いて、
 凹んでしまい。
  小さくてまあるい ばかりの 骸晶から 手足が生え
  合間が来るのをずっと重ねては持っている

   規則正 ....
声が衰えただって?

ここが頂点で、
ここが始まりの都市だ!

そして何が良いかという基準を乗り越えるソウル

再び叫び 明るい叫び

切ない歌声で 思い出に浸れるなんて俺は信じない ....
女々しいな、むっとした香りを嗅ぐ抑揚のない背後からの視線、いつになく。わっとおもわず声もあげない空模様、病かな、歴史かな、空席に鬱憤が溜まっている。手がこんでいる、ひたむきに、汚らしい口を覆う、だまっ .... 雨上がり
暗闇に
空気が透明
水の匂い
耳をすます

+++

田舎道
水たまり
機嫌よく
出来ることは
何もなく
春を抱いた人たちが 次々と壊れていく
濡れたり 乾いたり さまざまに傷んでいる
摘んだせいだよ、摘んだせいだよ
って 言っている
人々は
私を抱いては
くれなかったのだ
錆びた針金と緑青の浮いた貨幣とを交配した、はらばいの。まだわかい蕾と水仙の足がな
い。解けやしない知恵の輪の/いっそ/解毒作用を知りませんよ。触れずしてまやかしだ
と 悪戯だと、眩しくて言いようの ....
世界の片隅で
しがない男がひとり日本や世界を
憂いている
バイデンがどうした
プーチンがどうした
岸田はけしからん
そうして
台所に一人立っては
食材の値上がりを嘆息する
人から見れ ....
やっぱり微笑っている、ヒト。
肩が震えたあとで/羽根が生え落ちたときに/ここに滑り込んだのだと。
閉苑間近の映画館の待合室のゆったりとしたソファーで(今震えている。)
冷ややかな水族館で/賑やか ....


どの、骨で
鳥をつくらうか。

どの、骨で
鳥をつくらうか。

{ルビ手棒=てんぼう}の、骨で
鳥をつくらう。

その、指は
翼となる。

その、甲 ....
5月28日
黒いペンで書かれた
カレンダーのさりげない予定
几帳面な字

その翌日
あなたは
日めくりの裏のような
真っ白な予定の永遠に続く
向こう岸へと
踏み出してしまった

 ....
斉唱せよ!

わたしとはどういうものか、ただただ渥アツい
  砌の際にかぎるも 星が流れ弾の 夜が貫かれ
   「鼠にくちづけろ! ハク往者に訪オトナえ。」

あれは眼差しの奥に見た
転 ....
わからぬ奴には
何をどう言ったってもわからぬ
わかる奴には
一言でわかる。と
Roさん人さんは言ったかな、ね


感じる
ということが出来る
ことが
ありがたく
嬉しい


 ....
水べりあり ゆだら、蛇がぬたりとして
胸の藍玉 そして 三つ指がちらちらと舌をだす
ニケの首を持つというアナタはいまごろ

壁の凹凸に型番を調律し埋めていくだけの
今夜の寿命を、幾らかで提示 ....
ピアスの穴が2つある
どちらも好きなバンドが出来た時
何か印になるものが欲しくて開けたのだ

好きなものが出来ると
生き方が前向きになるし
傷口に塗り込むマキロンは
僕にとって夏の匂いだ ....
雨どーどー
雨どーどー

雨粒 ばしばし
蛙さん
まばたき ぱちくり
ああ
腰がうかんじゃう
蛙さん
ぼんやりすると
流されますよ
蛙さん 蛙さん
どうする 蛙さん

雨ど ....
あれきった指さきで
つなぐ つながる
つなぐ つながらない

結ぶ茎、忘れられない花々を
投げれば ひらひら
愛しても ふわふわ
漂い落ちて

スマホが{ルビ水面=みなも}なら
濡 ....
路面に まぼろ 降る雨の、
激しく執拗に叩き付け
灰の雲、次々巨大に
意志持ち流れ動いて
輪を広げる窪みの水溜まり
いくつも、いくつにも 
忙しく遠去かり近づき

急ぎ歩く人、また人
 ....
 華のかたちをしている石だ
 強く 耳を押しあて
 囁きが澄む

 落ちる礫が
 空を また坂のぼる
 長い物語だもの、幼魚だと
 思っていたこの身体も
 つかの間 魚に成って

 ....
信号待ちで
横に並んだ

君はさりげなく
イヤホンの片方をはずしてくれた

信号が変わった

僕は
とうとう
おはようって言えなかった

君はだまって行ってしまった

 ....
やさしい気もちに
なる夜は
落ち着く場所で
息をする

眠りたくない
夜の明晰
目覚めたくない
夢の混迷

心に影を
頭脳に闇を

日はかならず昇る
月はするどく輝 ....
巡礼の羽
 風を流して、域を犯し、微笑の穂の垂れ下がるは
ひとまず
 公園で錆びるもの腰を下ろして微動だにせず

ゆらぐもの
心に

なれた手付きで花を摘む
顔を振っては堂々たる
 ....
田中教平さんの自由詩おすすめリスト(792)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
独り言7.8- ホカチャ ...自由詩3*23-7-8
- はるな自由詩523-7-7
前日記- ナンモナ ...自由詩4*23-7-6
浮揚遊歩- あらい自由詩123-6-18
_グラスと水・繭- あらい自由詩223-6-17
角膜潤色- あらい自由詩223-6-15
海艘_願ゐ弔ゐ- あらい自由詩2*23-6-14
半可通の蛭- あらい自由詩223-6-13
stone_.- ryinx自由詩6*23-6-10
少女詩題- あらい自由詩123-6-9
奴隷、お前はテキストの上に立つ!- 狩心自由詩323-6-9
シガレットココア- あらい自由詩223-6-8
夜に雨があがった- 日朗歩野自由詩6*23-6-7
摘み- はるな自由詩123-6-7
- あらい自由詩123-6-7
こんな世界の片隅で- 室町自由詩3*23-6-7
アイボリーの椅子- あらい自由詩123-6-5
骨。- 田中宏輔自由詩13*23-6-5
向こう岸- Giovanni自由詩13*23-6-4
- あらい自由詩123-6-4
※五行歌_四首「わからぬ奴には_何をどう言ったってもわからぬ ...- こしごえ自由詩4*23-6-3
嘴も駈け千鳥足で翔ぶ- あらい自由詩223-6-3
神飾り- ミナト ...自由詩423-6-2
大雨_田んぼ- 日朗歩野自由詩3*23-6-2
softer- 完備 ver.2自由詩123-6-2
雨の夕- ひだかた ...自由詩6*23-6-2
華の立て髪- soft_machine自由詩223-6-1
落とし物_今もそのまま- 日朗歩野自由詩4*23-6-1
頭脳に闇を- シホ.N自由詩323-6-1
そは、さやけし- あらい自由詩123-5-31

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