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プリンターの音と
蟬の音と
僕の爪の掠れる音が
誰のものでもなく騒つく

地球は夜を見せびらかし
僕は寂しさを見せびらかし
ただ操られている馬のように
そこにある穴を探す

あの日 ....
もさもさとはえてきますな
ふつふつとわいてきますな

なんでしょうな?なんなんでしょうな?

たかぶるたましい包む無限の慈愛 微笑み、

無言の沈黙の のびやか色づき
無機を有機を つ ....
悲しい
と言う
悲しみを
遠く
鳥はゆく
ここへ。私の上の明転の、金糸雀の鍵は
まるく羽織っている うやうやしく蝶々で
その四季は 焚き火には 目隠しばかり

またその大部分はとがり 違えていた
ブロンドの星が監禁される 玻璃のない ....
その人の人生を
私は生きられないので、
私は私の人生を
生きるしかない
一度限りの人生



さまざまな人や物事に
さまざまに支えられている私
これも
みんなのおかげ
ありが ....
我妻へのラブレター

 
初恋のデートで訪れた竹下通り
あの日に入った喫茶店は
何処だったのだろうか

季はゆっくりと移り変わり
刹那にもがき苦しむ人達も
入れ替わり立ち替わり

 ....
もうじき目を閉じるわ
ちょうどいい頃合い見計らって
覚え切れなかったステップ
まだあるけど続きはあちらで

幸せよりも幾分鮮やかに
回る走馬灯の薄明かり
聞こえてくるよ、産声が
歌って ....
   
僕のさみしい夢を
獏は食べててくれたのかな

獏のさみしい夢を
僕は食べてたのかな

今日
どうしてここにいるのかな


  
    
かつて私は
小鬼だった。
銀河の岸でありがとうと
私に手をふる小鬼も
元気である
波は沸き起こり
打ち寄せては
広やかに呑まれ
かえっていく帰っていく

この世の熱を帯び
(聖なる独りに覚醒し)

極北の地に、極北の光に
この世の実り担い
  還っていく
日記をつけるようになると
自分がもうひとり増える
草紅葉は
渋いいね!
手の冷たさで
近いと知る
雪国の冬を 
私にはなりたいものがある
私は正気になりたい
わたし 目をつぶり
目をつぶり灼けた
けむり吸いこんだ
うつろに ひとり吸いこんだ

わたし 蟻の道をふむ
要るからそれが 言いきかせながら
肉をうたがい
うつむき冷め いき吐きだす
 ....
正と不正
真と偽
表と裏
虚と実
善と悪
正常と異常
美と醜
賢と愚
常識と非常識
男と女
妻と夫
親と子
どっちがどっちか
わからなくなってきている

僕たちは今
羅 ....
私の胸の中のいろいろ
飛び出さないよう押さえる

本当はみぞおちに穴あけて
ひとつ取り出せば
次のひとつが頭を出して
「いつでもいいよ」と
待っててくれる
それを引っ張れば
また次の ....
のうみつな
緑の群れ
さやさや
揺れ
照り映えて
意識の視界は
眩しく輝き一点に凝集、
遠く深くザワメキの森を凝視し
鮫がいたんだがな
 とポケットをまさぐる
 何もなかったので有るふりをした
  洋ちゃんがそれを見て大きなあくびをしたよ
 何もないくせにポケットだけがふくらんでいる
          ....
今日死んだものをひきずって
前に倣う 泥の轍の
なさけない背中が 
夢や理屈を運んでくる
ここで落ち合うつもりだ。

一方で雑草も揺らがない礎
リフレインする夕餉のかおりに

正常に ....
LUNA SEA

月よ、母よ、死が近づくにつれあなたがしだいに大きくみえてくる

あなたは海を誘い 海を呼び戻し

月の木陰でわたしを見送る

小さな震え

LUNA AND ....
 田園のなかでブリッジミュートを鳴らしつづけていた男がうごきをとめ、
 河べに立ちながら永遠ともおもえる時のなかで鳥を眺めている
 かれが悲しみの澱みたいにおれには見える
 それはこの十年ものあ ....
夜に
優しく撃たれて
ひとり、またひとり
人は
優しく死んでいく
夜に
まだちゃんと慣れてないから
きみは泣く
これからはじまる長い旅路の
最初に出会った
得体の知れないその不安は ....
精神の国をぶんどった
瞳に映るのは町並み
一生で作り上げたはずの美しき景色
分け合うことができるだろうか
私の国と同じになってよ
あなたと歩きたい道
純白に覆われた道
時には草陰に花も咲 ....
 モリエールからドストエフスキーへ至る僕たちは人間が嫌いだった

鳶から揚げをもらってありがとう。宇宙から見上げれば重量の力を借りているだけそれだけだからこの不安は不安と入り混じれば風船は鳶を ....
目を閉じてる
からっぽなのは
腹だろうか、胸だろうか

水の音をたどった先のわさび田にうもれた
がらん

まぶたの裏で
突き上げられる胸か
まぶたの裏のもう一つの目が
みつめる
 ....
冷蔵庫が、さびしい。夜の代理をして、老いの歌を奏でている。かんのんびらきのドアーをひらけば、つめたい晩秋の風にサツマイモさえも干からびかけていて、もうとっくにその賞味期限は過ぎ去ってしまっている、おも .... 風 一吹き、

風景の

すきとほり

あける荒涼の光景の、

わたし何想うことなく只集中し

風一吹きの感触包まれて白手伸ばす、

 一ふき風のふとどよめく感情

その内 ....
○「SNS」
S すぐつながって便利な
N ネットだけど
S 正体はわからない

○「情報化社会の混迷」
「良い情報は
悪い情報によって
駆逐されていく」
ほんとうのことが
ますま ....
 かつて昭和記念公園でわたしは森忠明と歩いていた
 夏のあじけない夜でしかなかった
 わたしは師匠と話しながら
 東京都市の暑さのなかで
 これからの人生についてみじかい詩句をひねりだ ....
時には旅へ出よう
かわいい子には旅をさせろってほんとうだ
旅して見て改めて
自分の今の状況がよく見えてくる

旅ってまたすばらしい出会いがある
風景との出会い
人との出会い
自分との出 ....
田中教平/Kouさんの自由詩おすすめリスト(847)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
灰の視野- moote自由詩223-10-8
根っこのうた- ひだかた ...自由詩9*23-10-8
※五行歌「悲しい_と言う_悲しみを」- こしごえ自由詩2*23-10-8
Ψυχή- あらい自由詩223-10-8
※五行歌_三首「あの人の命は忘れない」- こしごえ自由詩2*23-10-7
我妻へのラブレター- 足立らど ...自由詩10*23-10-7
産声- 妻咲邦香自由詩223-10-7
今日の夢も不味い- AB(な ...自由詩12*23-10-6
※五行歌「かつて私は_小鬼だった。」- こしごえ自由詩5*23-10-6
波の行方- ひだかた ...自由詩623-10-5
日記- かち自由詩423-10-5
※五行歌「草紅葉は_渋いいね!」- こしごえ自由詩4*23-10-5
- リィ自由詩3*23-10-5
わたしのもの- soft_machine自由詩2+*23-10-5
わからなくなってきている- ホカチャ ...自由詩2*23-10-5
ひとつずつ、ひとつずつ- 木葉 揺自由詩723-10-4
静観- ひだかた ...自由詩4+*23-9-29
ポケット- アラガイ ...自由詩11*23-9-24
累の臭跡- あらい自由詩123-9-24
LUNA_SEA- アラガイ ...自由詩9+*23-9-23
feelin'_bad_blues- 中田満帆自由詩423-9-22
こんな夜は子守唄を- そらの珊 ...自由詩16*23-9-22
二人で- 黒髪自由詩10*23-9-22
戯作者からメッセージの付録- アラガイ ...自由詩7*23-9-22
カジカガエル- wc自由詩5*23-9-22
海のゼリー- 本田憲嵩自由詩1123-9-21
一ふき風の- ひだかた ...自由詩1023-9-21
独り言9.21- ホカチャ ...自由詩4*23-9-21
夏のよるべ- 中田満帆自由詩523-9-20
旅へ出よう- ホカチャ ...自由詩3*23-9-20

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