すべてのおすすめ
羊を起こさないように羊羮を切り分ける。
息を殺し、ゆゅぅっっくぅり、刃を入れる。
今ここにまっさらな鍋があって

例えばそこに水を入れて野菜を入れて

カレーのルーや

顆粒ダシを入れて

洒落た器に盛って

チャイブを散らして

これが私の ....
引き出しの奥から
財布が出てきた
じゃらりと小銭が
はいっている

一円玉
五円玉が懐かしい
Payの時代に

価値はうつろう
努力は価値を生まない
コイン以外の
生きる道は閉 ....
地元の植物園で菊花展が開催される頃
入園入口にある車椅子を借りると
母を乗せて湖畔に広がる花々や温室の中を歩き回った

昔、母は祖母を乗せて車椅子を押した
ひと昔前母は 私を乳母車に乗せて
 ....
寒ければ
プラネタリウムがある

星座が喧しい
水鳥が鳴いているのか
かきむしられる尖った声が聴こえる

寒ければ
空を飛ばなくていい

見下ろすと小さな橙の灯り
死の象徴 ....
四国の方へ行って来ると
昔の君は言いました

僕は不安で尋ねました
いつまで行って来るのと尋ねました

すると君は言いました
ずっと行って来ると言いました

僕は淋しくなりました
 ....
今日のK電車はゆれる
こんな日に限って
いつも以上にゆれてる
ゆれてなんぼなんやろか
ゆらしてなんぼやろか
こころは、こころは
かっくんって
こころが、こころが、
かっくんって ....
釘は六寸に引っ掻いた胸の痕跡
左は股の付け根から膝がしらにかけて
合わせて一尺近い縫い込みの跡が盛る
想像するリアル怪人(例えばフランケンシュタインとかゾンビだとか)
切り裂き息を吹き返す ....
まっくらな
無臭のまなこに火がともり
京の都に棄てる片恋


起き出すと
地の街あかりと天の星
君とシャワーと鏡とパジャマと



橋の上
届かない未来の水平線
眺め ....
幽霊の見える日、洗面所の鏡を万遍無く塗り潰して、どこからか忍び込んだ鼠が食い破った洗顔フォームのチューブをごみ箱に投げ込んだ、太陽が顔を見せる時間があまりなかった日、深く息を吸い込んだら黴の臭いを .... いい歳をしてなんですけれど
だれかに抱きしめられたいと
想ったことはありませんか

もちろんだれでもいいって訣じゃないですよ
ほんの少し心の体温が伝わってくる女性(ひと)に
悲しいときも淋 ....
口笛の奏で、目覚めてこの夜
澄んで響く何処から

明るい旋律音色のループ
微妙に低く高く震え魅惑の相

聴き入るうちに潮騒磯の香
漂いザワメキ布団が波打つ

扉開いて弓形の白浜
広 ....
優しいだけの空の青、
広がっている 輝雲は流れ

俺は何処へ行くのだろう?
入退院を繰り返し
燃える紅の冬薔薇に
季節はまた一巡し

優しいだけの空の青、
広がっている 応えはなく
 ....
ぼうっと過ごしている
この午後の一時を

自動車の走行音
黄金に照り輝く瓦
微かに揺れる送電線
何処までも澄み渡る蒼穹

この私が今此処に居ること
息し生きて此処に在ること

) ....
腕に時計したことがない

ダイナマイトの束、体に巻き付けたことがない
腕に時計をするなんて
それに等しいと思ってしまった

放課後の学校の屋上
飛んだことがない
放課後の黄昏は寂しすぎ ....
もうすぐ生えてくるよ。いまにみてろ。
0+1+0=もうすぐだよ。
ふたつあるお釜が重なって大きな鍋になる。
なるわけないじゃない
ひとつとひとつのお鍋が重なって大きな釜になる。
どんだけ ....
花をみつけて
おくれ

水をかけて
あげて

朝になれば
花を

咲かす咲かす
咲かす

花はどこに
いるの

夜の闇で
みえず

罪を知った
世界

眠 ....
不意に
思いもよらず突然に
この胸を満たすワンシーンがよみがえる

なんの前触れもなく 伏線もなく
なにかを思い出すとき
わたしたちはようやく心あたる
それを忘れていたことに
心あ ....
記憶体、
ざっく ザックリと 切り開かれます
映像群、
ぽっか ポッカリと 映し出されます

汽笛、
鳴ります 遠い国

流れる流れる追いつけない

洋上の青 浴びる太陽
溶け合 ....
複雑に入り組む僕の手相、都内の路線図みたい。
拳をぎゅっと握り、東京とやらをぶっ潰そうかな。
否応なく
孤独にならざる得ない暮らしのなかでも
悲しいのは
孤独に慣れてしまう事

そんな風に書かれた本を読んだ事がある
あれはたしか
孤独に暮らしていた
アパートの夜

完璧に幸 ....
かり〜ん
くり〜ん
かりんくりんこりん

イブの乳房で音がする

アダムを殺して
ガタガタ震えてる

金の指輪を捨てなくちゃ

かり〜ん
くり〜ん
かりんくりんこりん ....
凍結した大地
彷徨する雄の白熊 

雌の匂いを頼りに
年に一度の交尾求め

蒼白い氷壁の上
雌雄は獰猛に唸り

出逢い対峙スル
選択の余地はない

生き残って来た自然
彼らの ....
芽生えの春は朧げな記憶
夏の花火は盛んに燃え尽き
北国の秋は儚く散り急ぎ
何度も訪れたはずの冬の中で
別れの痛みに初雪が冷たく積もりました
お風呂場のタイルの柄、初めてちゃんと見た。
名もない小花たち、湯気の向こうに咲いていた。
あとがきのような
夕方に残す
手紙の最後を
迷っているから
インクの匂いが
蜜柑と混ざり
便箋の端を
濡らしてしまう

瞳の色だ

嘘も言い訳も
全て包んで
濁りを煮立てて
 ....
死ぬくらい
体は酷く疲れていた
のに

神経はやたら昂っていた

午前二時を過ぎていた
市営公園の駐車場に停めた車の運転席で
うつらうつらしていた

明日も仕事だ
工場で働く
 ....
かたことと音を立てて、
工具を扱う。

わたしの友人は機械たち、
だから直してあげなければ。

かたことと音を立てて、
工具を扱う。

彼らは眠らずに、
ただ働き続ける。

そ ....
亀泳ぐ池
そこはパラダイス

亀はただよう
あてどなくただよう

花は季節を待ち
カラスが寂しいと鳴く

亀は変化と進歩の
本当の意味を知っている

亀はただよう
あてどなく ....
誰が作ったのか
何のため作ったのか
何故 贋物と判ったのか

話はつきないのだけれど
人形は人形
そんなに贋物よばわりされても
と照れ笑いをしているようで

  僕らの本物 ....
ナンモナイデスさんの自由詩おすすめリスト(3322)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
羊羮- クーヘン自由詩4*19-12-8
みんな_どうぶつえんの_なかにいる- TAT自由詩219-12-8
コイン- umineko自由詩3*19-12-8
車椅子- 為平 澪自由詩819-12-7
冬のプラネタリウムを想う- 秋葉竹自由詩519-12-7
夢寒夜- ひだかた ...自由詩719-12-7
K電車- AB(な ...自由詩3*19-12-6
昔怪人と呼ばれていた男は七面鳥に惚れる- アラガイ ...自由詩11*19-12-6
万華鏡が、砕け散っても- 秋葉竹自由詩819-12-6
幽霊の見える日、洗面所の鏡を万遍無く塗り潰して。- ホロウ・ ...自由詩3*19-12-5
抱擁- HAL自由詩9*19-12-5
夢夜- ひだかた ...自由詩10*19-12-5
空の青- ひだかた ...自由詩719-12-4
二階の窓(改訂)- ひだかた ...自由詩4*19-12-4
ナイナイ_尽くせない- こたきひ ...自由詩419-12-4
地上最強の人類- アラガイ ...自由詩8*19-12-4
ほら、ここに、いるよ。- 秋葉竹自由詩719-12-3
美しい一滴- 千波 一 ...自由詩119-12-3
この冬晴れの一日に- ひだかた ...自由詩319-12-3
東京- クーヘン自由詩3*19-12-3
命が軋む- こたきひ ...自由詩319-12-3
かり〜ん__くり〜ん__かりんくりんこりん- 秋葉竹自由詩519-12-3
他者- ひだかた ...自由詩4*19-12-2
雪景色- まみ自由詩2*19-12-2
タイル- クーヘン自由詩3*19-12-2
足掻き- ミナト ...自由詩2*19-12-2
思椎の森で化石になってしまった- こたきひ ...自由詩419-12-2
部屋と雨降り人形- 朧月夜自由詩7*19-12-1
庭園にて- TwoRivers自由詩1*19-11-30
ミシガン・レリックス_3- AB(な ...自由詩10*19-11-30

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111