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{引用=(*昨年書いて現フォに投稿せず忘れていたもの。アーカイブ目的で投稿。石村)




しつこい梅雨が明け
夏がはじまつた
はず であるのだが
ひさびさに傘を持たずに
散歩なん ....
ひかりのうたをうたうのは闇のなかがいい。

ハニカム笑顔には影がない。
満開のサクラのなか
破裂しそうに生きてきた
ひとりを見た。

 ひかりを求めることなんか、やめたほうがいい。
天体望遠鏡で垣間見る宇宙は逆さまで
ときどきのぞくだれかの素顔に似ている

必要のない事と
必要があってもままならない逆さまが

混在している毎日が好きです

僕たちの情報はトイレ ....
揺らぐ感情も理性も
鼻歌でかき消された夜

音量を絞るほどに
主張は心に傷をつける

カーテンを閉めても
光は朝は告げるから
今夜は白湯で乾杯しよう

酔いが回れば
世界も私もど ....
深まる夜の
硬質な器のうちに
憩う林檎や蜜柑の類い、
無限の夢見て静まり返り
琥珀の時を紡いでいく

  *

暗い一夜の街さ迷う
行く宛もなく帰る宛もなく
繋ぐ手と手は熱を持ち
 ....
なつかしいテレピンのにおいよ.。
生真面目な心臓に、手かせ、足かせ、口かせ、黒い皮紐。縛り上げて、食い込む、青空。青空に、ねえ、青空に、きみ、青空にさ、青空に磔にするんだよ、なんども、なんども、なん ....
ようこそ

長い歴史のなかで
何度目になるのだろう
善と悪が入れ替り
新しい世界が始まる

黒こそ美しいと
鬼が哭いている

To say they empathiz with . ....
街をつめたい風が吹き
あたりが暗くなって 物のかたちが歪んでくると
人さらいが暗い影とともにやってくる
街外れの電燈もまばらな古い家々のどこかで
妙な臭いの鍋がぐつぐつと煮られ
風に乗ってど ....
気楽に生きられない性分です
なぜなのだろう
こんがらがった感情を見つめている

楽にリラックスして
くたびれた躰をいたわったり
細胞の隅々に油を足してみたりして
ほんのひと手間で楽になる ....
今日高曇りの空の下、
肉を引き摺り歩いている
春という大切を
明るみながら覚えていく
妙に浮わついた魂を
押し留めながら、押し留めながら

離れていかないように
剥がれていかないように ....
{引用=涙}
厭きて見上げた雪空から
狙いすまして瞳に降りて
澄んだ涙を装って

誘発するものたち
悲しみに喜び
タマネギや目薬

夏の深い井戸 あなたは
美しいから美しい
詩の ....
真珠貝の甘さに
開かれた窓の憂愁に
悶える扉の上の紋章に
眠る珊瑚虫のように目覚めることなく、
ひとり泡立つ水辺へと水辺へと
舌先を伸ばし裏返る響きの高所から
堕ち続ける連弾の
眠りを眠 ....
インターネット普及前は
情けに弱い人が多かった
人間を信じることを
前提にしている善人の
情弱パラダイスだった

インターネット普及後は
情報に弱い人が多くなった
人間を信じることを
 ....
見上げた冬の夜空に図星が一つ輝いている。
あの星だけが、僕の小さな悪事を見抜いている。
電飾が外された夜に
一層輝くイルミネーションが
虚実入り混じる世界に
一つの答えを教える

冷えきった世界を精一杯に彩り
幸福を志した夜は過去のこと

暖色の光に温められたつぼみは
 ....
今日のぼくは
地獄に居るみたいだよ
でも、
地獄ってのが、天国の手前にあるとしたら
ちょっぴり希望が沸くよね
問題は、
地図がないってことだろ?
だからさ、
散歩みたいなものだよ
人 ....
ある朝
目が覚めたら
周囲の環境はがらんとしていた

それで
まばたきした
耳をすませた
火がついたように泣き出してみた

その時布団の上に寝ていた私は
明らかに幼い子供だった
 ....
涙も体液
その他の体液
思い付くままに並べる


鼻水
口内唾液

血液
胃液
髄液
尿

そしてそして
精液
そしてそして
愛液

やっぱり最後はそっちかよ
ド ....
令和二年二月二十一日
詩人・石垣りん生誕百年の日 

コロナウイルスは日本にも感染し 
連日テレビは「今日の感染者」を伝える
僕が子どもの頃はなかった病原菌が 
世に{ルビ蔓延=はびこ}り ....
また夜が来て
うつらうつら
いつしか夢見の一人床、
深層心理が物語る
映像群に終わりなく
私ははっと目覚めては
ぼうっと天井仰ぎ見る


〉遠い遠い異郷の地
〉父母と歩む未知の道
 ....
「今日から
ここで
空手を習います
それはとても
辛いことでした
私の中で整理したことは
たくさんあります
言葉を述べることが辛くなりました
そうしてたくさんの花冠を
君の頭に戴冠さ ....
ゆめのみかた
わらいかた
よろこびかた
しまいかた

わたしのしまいかた

いきた
たぶんいきた
だれにともなく
うつむかないで



わたしのしまいかた

さん ....
月明かりが綺麗に椅子を照らして
部屋中を蒼暗い影に塗っていく
埃が星の代りに浮かんで
深夜に水滴が落ちている

もういいかい
まぁだだよ

言葉の要らない言葉が
ずっと静かに漂い続け ....
きみの空にはいくつもの風がながれ
きみの血流はいくすじかの未来につながっている

まいにちは規定された演技をたずさえて
きみをいざなってゆくちょっとだけ厳しい教室

でもさ きみの壁をとり ....
今宵、記憶の薔薇は咲く
紅い 紅い あの花が

安易なラブソングは好まない
とか
僕はほざいていたけれど
所詮この世は男と女

今宵、記憶の薔薇が咲く
紅い 紅い あの花が  ....
私はずっと真似と振りを繰り返してきた
だから
私はずっと真似と振りを繰り返している

良い子供の真似を覚え
良い子供の振りをした

いつか
良い子供の真似に苦しみを感じ出すと

悪 ....
 
黄昏を乞う
 
夕餉の香りを乞う
 
あなたを乞う


 
老いた肉食獣の牙のみで作られた寝台に横たわり、遺伝子に染みついた生温かい血の記憶を弄っていると、脳味噌の隙間に瞬く光がある、針の先のような小さなそれは、けれど深くまで届くような鋭さも感じさせる、俺 .... 灰色の空を見上げて
最後の雨を待ち続ける間に
きっとアタシたちの歴史は
色褪せてしまうのだろう

気がつけば無音になった街で
みんな空だけを見ている
鳥の瞳で、犬の瞳で、猫の瞳で、
( ....
スマホ時刻午前六時十九分
目が覚めたらその時間

連休二日目の朝
日曜日

スマホは肌身から片時も離せない
まるで自分の分身

スマホから得られる情報
スマホから得られる娯楽
L ....
ナンモナイデスさんの自由詩おすすめリスト(3322)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
レモンサワー- 石村自由詩16*20-3-3
えむ- 草野大悟 ...自由詩120-3-3
時間と夢- 梅昆布茶自由詩620-3-3
春眠を覚えず- TwoRivers自由詩5*20-3-2
一夜、琥珀の- ひだかた ...自由詩320-3-1
生真面目な心臓のためのダブルスタンバイ- 草野大悟 ...自由詩320-3-1
ようこそ- 足立らど ...自由詩1*20-3-1
人さらいの街- 岡部淳太 ...自由詩320-3-1
しょうがない- あおいみ ...自由詩7*20-2-29
今日高曇りの空の下- ひだかた ...自由詩620-2-29
行方知れずの抒情_三- ただのみ ...自由詩3*20-2-29
真珠貝の甘さに- 非在の虹自由詩220-2-29
情弱パラダイス- イオン自由詩2*20-2-29
図星- クーヘン自由詩11*20-2-29
三月のイルミネーション- TwoRivers自由詩8*20-2-29
散歩- たま自由詩320-2-29
目が覚めたら- こたきひ ...自由詩320-2-29
涙_泪_なみだ_ナミダ- こたきひ ...自由詩120-2-29
日々を守る- 服部 剛自由詩120-2-29
夢夜(改訂)- ひだかた ...自由詩320-2-28
花の支度- 這 いず ...自由詩320-2-28
おぼろ- AB(な ...自由詩420-2-26
不在- きみのて ...自由詩120-2-26
教室- 梅昆布茶自由詩720-2-25
薔薇の声- 服部 剛自由詩420-2-24
連鎖- こたきひ ...自由詩320-2-24
乞う- 殿上 童自由詩3*20-2-24
血塗れの船で果てしない海を渡れ- ホロウ・ ...自由詩2*20-2-23
最後の雨を待ってる- もとこ自由詩10*20-2-23
スマホ時刻午前六時十九分- こたきひ ...自由詩320-2-23

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