すべてのおすすめ
青空、ぽかんと広がっている

陽光は燦々と降り注ぎ

私は床に伏せっている

送電線が微かに揺れ

白雲一つ流れて行く

時は刻々と過ぎていき

青空、ぽかんと広がっている
 ....
小道が夕焼けに伸びている
憂鬱を投げ遣りに受け止めながら
わたしは小道を歩いている

身体中の関節が軋む今日、
思いがけない怨念重なり
鉛の思い重いこの肉が 
魂に食い込むように震えてい ....
 わたし

わたしが点在している
時間軸は消去され
点と点は結ばれない

ほら、あそこにもここにもわたしがいる
永遠の花園だ
垂直にそれぞれの孔を穿ち
わたしが不断にほどけていく
 ....
素直に好きと言えるまで
どれだけの歳月が必要だったろう

天は廻り
雲は流れて広がる青

遠い遥かな郷愁が
焚き火と共に立ち上ぼる

秋晴れの今日、
独りきり





 ....
黄白い
月が
宙に浮かんでいる
この夜は
脈動静か
気は鮮明
揺れる
草葉の陰に居て
絶えざる街のザワメキを
浴びて浴びる
わたくしが
視界に飛び込む
孤独の実を
むしゃむし ....
今を静かさが支配している
静かさは私という不安を抱き留めている
私は静かさのなかで震えている

静かさのなかですべては始まるから
静かさがすべてを支配するから

私は吐きそうになりながら ....
白雲が流れていき
青い青い空が広がった

異国は遠いけれど
宇宙は此処だ

僕はそう思った
瓦が白く光っている

烏が一羽とまっている

広がる秋の光の中を

烏と瓦が交わっている

互いの輪郭守りながら

光の海を泳いでいる


)この蒼穹は何処まても高く
)光 ....
神は死んだ
もうとっくに
世界は空っぽ
空っぽのまま
秋は進んで
やがて冬が
寒い冬がやって来る

世界が私が在ることの
謎は謎のまま浮き上がり
時は静かに過ぎ去って
でろんとあ ....
互いにスパークする宇宙で起きた出来事があり
誰も入り込めない花園の君がいていつか僕は叙情になる

面倒くさい真実ばかりがまかり通って
優しい嘘はにぎりつぶされて疑問ばかりが生き残る

レノ ....
また夜が来た
今日もまた
蠢く闇が迫り来て
私の意識を剥奪する
恐怖の時、広がって

ざわめく空間の鼓動は荒く
不動の尖塔は時を串刺す
徘徊する黄色い犬達の
赤い舌がぬらぬら波打ち
 ....
小刻みに震えながら重い足取りで進む俺
どこまでも灰色に広がる地平が
奇妙な高揚感を誘う
不意に吹き抜ける強風に
踊り出す手足はてんでばらばら
関節の軋む音 辺りに響き
俺は自分が薄い膜の内 ....
広大なエレベーターホールはのっぺりと
俺はアミューズメントの5Fへ向かう
堕ちていく最上階から
剥き出しの不安を抱え

徘徊する人人人
無表情が近接しざわめき立ち

伝わらない
伝わ ....
視界の青が揺れている
鰯雲が流れてゆく
遠く遥かな半球を
地球の自転に呼応して

そこから此処が
見えますか?
青い青いこの球体が

視界の青が揺れている
鰯雲が流れてゆく
(ひ ....
人が其処に居て、
此処に居て、
その空間を占めているということが
何もしなくてもただそれだけで
美しいんだ凄いんだ

明日へと影伸ばし歩む人よ、

ゆめゆめそのことを忘れるな


 ....
線路の脇の赤茶けた砕石の荒野
そこに芽吹いてしまったジシバリ
細長い茎のてっぺんに
ちいさいタンポポに似た花を掲げ

電車が来れば車輛の下に潜り込むほどレールに近いのに
倒れずに
ふらふ ....
陽は落ちて
辺りはひっそりと
静まり返り
あんまり暗い
夕暮れだ

玄関先では
見知らぬ声が
会話を交わし
部屋を
ノックして
歩き廻る

濃くなる夜闇が
ざわめき始め
 ....
夜、寝る前になって
やっと止まる原因不明の嘔吐感
医者はばんばん薬を処方し
私はばんばんそれを飲み
そうして実は気付いている

吐き出したいのはこの魂だ
上手く吐き出せない現状に
吐き ....
薄暗い
漠然と広がった
空間のなか
台形の
ノッペリとした
大人の背丈半分程の
鉛色の工作機械が
等間隔で何台も
一列に並べられている

大きな金属音があちこちから
互いに呼応す ....
落ちる白壁、この真夜中
沈黙の充満、物という物
剥き出しに在り
全てが均一に在るという
無機の死の奈落
無言の虚無の生々しい告知

そうして俺はこの胸に広がりゆく空洞を抱え

物質と ....
開かれる
空の瞬き青々と

白雲棚引き
行方は知らず

哀しみ溢れて
秋風の吹く
気に病むことが
気遣いでないと気づいたのは
大人になってからでした

九月の妹の誕生日
何もできない兄でごめんね

おとめ座の君だから
気に病むこともないだろう

神様がばら撒いた ....
何処か遠く彼方から
子供たちの声響く夕暮れに
缶カラからから転がっていく

風もない 人もいない のに
からからからから転がって
グシャリひしゃげる 銀の乱反射
無数の記憶の断片が
ぱ ....
のどかな秋の夕べ
遥かな思い出が
ふっと蘇っては
消えていく

橙に染まるリノリウムに
重なり踊る影と影
小刻みに震えながら
一条の線となって
消滅する

遠い 遠い
何もかも ....
蝉がひっくり返り動かなくなっていた
マンションエレベータ前のコンクリート床の上で
僕は危うく踏みつけるところだった
何もこんな殺風景な所で死ななくても
僕はそう思いながら摘まみ上げようとした
 ....
孤立

死病

人は人と
繋がらなければ
生きていけない
のに

金を持って
いないと
キリストだけ
を信じて
いないと
健康で
いないと
胃ナイト 
クエネェシ ....
灰色の街道沿いの
深く暗い井戸の底、
白く円かな女の顔が
微細に揺れ動きながら
切れ長の目を閉じ浮かんでいる

死んでしまった死んでしまった!
わたしは戦慄のうちそう悟り
隣で無表情に ....
逃れ去っていく
逃れ去っていく記憶の
その核心を掴もうと
広がる鉛の海を泳ぐ、泳ぎ続ける
 
 失われた薔薇の花と団欒
 終わった関係と更地
 虚脱の時を刻む秒針

静まっていく
 ....
言葉
宇を身籠もり
身籠もる言葉は
響く声また声の渦
何かが何かが ウマレテイル

  〇

夏の炎天下の縁側で
西瓜を食べている
兄と弟、汗流し
その頃青大将たちは
群れ ....
かなしみの
青が降る
透明、
ただ透明に
なっていく
己の体
幾億もの幾兆もの者達が通った道
途、未知、溢れ
枯れ果て、移行する
闇の光の奥の
ふるふる震え揺れ
時の間隙縫い
 ....
ナンモナイデスさんの自由詩おすすめリスト(3283)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
鬱と青- ひだかた ...自由詩520-10-26
夕焼け小道- ひだかた ...自由詩420-10-25
名無し人- ひだかた ...自由詩620-10-24
秋晴れの今日、独りきり- ひだかた ...自由詩420-10-24
月に祈る(改訂)- ひだかた ...自由詩420-10-23
静かさ- ひだかた ...自由詩520-10-21
想念- ひだかた ...自由詩420-10-20
秋の光景- ひだかた ...自由詩520-10-20
空っぽ- ひだかた ...自由詩520-10-19
スパーク- 梅昆布茶自由詩1320-10-18
恐怖の輪郭- ひだかた ...自由詩420-10-18
現〇夢- ひだかた ...自由詩820-10-18
アイスクリーム- ひだかた ...自由詩520-10-17
鰯雲- ひだかた ...自由詩420-10-16
walk・on_- ひだかた ...自由詩620-10-15
いつからそこにいたのだろう- Lucy自由詩10*20-10-15
生誕- ひだかた ...自由詩420-10-13
詩の言葉で魂を- ひだかた ...自由詩1020-10-12
〈根源悪〉の原体験(改訂4)- ひだかた ...自由詩320-10-11
真夜中の侵入- ひだかた ...自由詩420-10-11
初秋にて- ひだかた ...自由詩320-9-28
九月の誕生日- TwoRivers自由詩4*20-9-23
夕景- ひだかた ...自由詩520-9-20
無限遠点- ひだかた ...自由詩720-9-19
- ひだかた ...自由詩420-9-18
光のあの子- ひだかた ...自由詩420-9-14
古井戸(改訂)- ひだかた ...自由詩420-9-12
その時その瞬間〇寂寥と平静- ひだかた ...自由詩720-9-6
森宇宙(改訂)- ひだかた ...自由詩420-9-5
かなしみ- ひだかた ...自由詩420-9-3

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110