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半球を描いて
鰯雲が流れていく
哀しい目の名無し人は
気付けば人波に逆らって
鰯雲の後を追う

途方に暮れてあてどなく
ただひたすらに勇気持ち
極道にも夢があり
極道だってポテトチップスをたべる

極道だって恋を恋して
鉛筆を舐めて可愛い日記をつけたりもする

極道だからといって
必ずしも横道に逸れるわけでもないのだけれどね
 ....
ねむたいのを堪えて

あくびの涙みたいなのをたらして

ぎりぎりと勉強する


ルーレットから知識が溢れる出すまで

知識をルーレットに押し込んでいく

そしたらどれが出ても俺の ....
秋色に染まった街の

坂の上の教会へと

つづく道は


きみが教えてくれた

思い出の道



枯葉が舞い落ちて

石畳の道を飾り


きみは枯葉をひろって

 ....
座(すわ)ろうとすると
私の椅子に浣腸の指が
置かれて居て座(すわ)りづらかった
しまった旧石器人に浣腸された
新人のクロマニヨン人である私は
普段から旧石器人である
旧人のネアンデルター ....
真理 真理 真理 真理

みんな天国に住んでいる

あなたは常に幸せ

なのに地獄にいるんだね

愛 愛 愛愛愛愛 愛

男の子と女の子が合体

あら悟っちゃった

慈悲は ....
わたしの 中の 美しい言葉よ
わたしの 中の 憎しみの言葉よ
わたしの 中の 哀切の言葉よ
わたしの 中の 怒りの言葉よ
わたしの 中心 全ての想いを
燦き 輝き 憤って 震えよ
燃え上が ....
(時は1829年10月 ショパンは19歳 

恋心にときめいていた)



今はただ せつなくて

好きなのに  言葉がでない


きみの前では

なにもいえない


 ....
月曜日は買い物日和だ
砂漠の中のショッピングセンターへゆこう

遠くの部族が集まる日曜日よりはましだから
きみの前髪を上手にきってくれる人をさがそう

くだらない思想でこころを壊さないよう ....
小さいけれど頭の片隅に確かにある言葉

とらわれないように首を傾げて微笑むわたしの癖を
あなたはいつも笑っていたね


引き出しの奥にある日記は思い出の色がつき
次のページを待ち望んでい ....
リズムの残骸は、砂浜に沈んで、視覚障害者の見る幻覚みたいな朧げな輪郭だけが、晩夏の太陽のなかで揺らいでいた、それはジェファーソン・エアプレインの音楽を思い出させた、敢えて違うところで繋がれたパズル .... 多彩ないい句が出来たので
私は回って回って回って喜ぶ
市電がイチョウ並木の間を縫う様に
行けば車窓から見える田圃よ生きろと
思う、稲穂、刈田、稲雀など
季語もいっぱい
ちょっと前まではもう ....
右手を左に巻き
手のひらを横に
額に立てて
夜は夜を
ひとりはひとりを
両断してゆく
  或る秋


切り取られた空が

造り酒屋の軒先にひつかかつて

はたはた ゆれてゐる

おかつぱの姉さんと

坊主頭の弟が

口をまんまるにして

それを見つ ....
昨日の真夜中に

久しぶりに ゴキブリに出あった

コオロギかと思ったら

ゴキブリだった


我が家からゴキブリがほぼ消えて

かれこれ15年

この10年はまったく見てい ....
遠くで鐘が鳴っている
ひんやり切ない秋の日に
何処までも高い青空に
追いかけても追いかけても
決して追いつけないあの場所で
(金木犀の花が軌道を舞い
秋の大気が生まれるところ)

遠く ....
何かどうでもいいことを
左の手のひらに一つ
何かどうでもいいものを
右手の人差指の上に少し

噛みすぎたガムを耳の中に一つ
冷たすぎる水をまぶたの中に少し

はみ出した友達の
後 ....
羽は
触れれば汚れそうです
羽は
天使の落し物だと
思いますか?

天使は
飛べるから
私は
天使に
憧れています
ただ
水辺に天使はちかよれないのです

祈る神 ....
何処にも届かなくていい
誰にも関わらなくて
何の問いもないが

ただ在ることを想う

ダーウィニズムがもたらした
革命にしたがおうとおもう

忙しい自分は本当なのだろうか
ぼくはい ....
その人は
一生の間に六匹の猫に出会うのだという
わたしが知っているのは
九回生まれ変わるという言い伝え

あなたに会いたくて
も一度生まれてきたんだろうか?

昔死んだしろちゃんに
 ....
ふうっと
息をつくと
こびりついていた何かが
テーブルの端まで
遠のいた

そおっと
見渡すと
微かに青みがかった指先が
木の葉を鳴らすのが
見えた

自由になった
意識 ....
心を研ぎ澄まし
硬く
固く
堅い
爆弾のような石 / 意思 を
ここに置いてみよう
少し離れて見ていると
バンッと
爆発しないかな

丸い石
角張った石
欠けた石
 ....
砂浜が元気をうしない

青い秋の影がかたまる

あの麦わら帽子はどこ


時代のむこうか

記憶のむこうか

麦わらベイビー

エントロピーが騒ぎ出す

夏に逆流する宇宙 ....
(記憶の夜空に浮かぶ
(過去の星星は
(幾億光年という長い歳月を経た
(客観性の強い光を帯びて――


つい先日 北海道全域が地震と停電に襲われた
ぼくの住むこの赤い夕陽の市(まち)でさ ....
羽が落ちている
本体は見当たらないから
誰かが食べてしまったんだろう
羽は食べてもおいしくないだろうし
さしたる栄養もなさそうな
だけど
錆ひとつない
無垢な部品

ない、みたいに軽 ....
はげしい地震のあと
まるでなにもなかったかのように
がれきの上にひろがる青空

すさまじい台風のあと
まるでなにもなかったかのように
倒壊した建物の上にひろがる青空

自然とは
なん ....
明けない朝、雨音が体中にしみこみ、体内に落とし込まれている
体内にピカリピカリと衛星が動き
コーヒーの苦い液体が少しづつ私を現実の世界へと導いていく
ありったけの負の感情と、希望の無い労働のため ....
うねる雲を見ていたら
わたしは私でなくなっていた
わたしは流出して溶けてしまい
涼風とともに雲をかき混ぜていた
いつの間にか落ち込んで、本棚の隅に引っかかっていた文庫本を見
つけた。手に取って頁の目地に溜まった埃を払う。

金沢市片町1-1-23 07**−61−7950

古い住所のその ....
むごい位置にゴム印が
落ちて居た
押すと五重塔が現れて
今を更新する
ケーキが食べたい願望を
不自然に抑圧するのも
不健康だから
五重塔のてっぺんのカラスを
目指して昇って行けば
柿 ....
ナンモナイデスさんの自由詩おすすめリスト(3322)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
名無し人- ひだかた ...自由詩6*18-10-16
プチ_極道日記- 梅昆布茶自由詩818-10-15
ぎりぎりと- ペペロ自由詩318-10-15
石畳の道- st自由詩718-10-15
失望した- 間村長自由詩5*18-10-15
真理のメロディ- moote自由詩118-10-8
コトバ__/__言霊- beebee自由詩15*18-10-8
初恋・幻影_---ショパンを追悼して- st自由詩418-10-8
ショッピングセンターにて- 梅昆布茶自由詩1918-10-8
片隅に- 十一月の ...自由詩118-10-8
渚にて- ホロウ・ ...自由詩3*18-10-7
俳句- 間村長自由詩8*18-10-7
ノート(両断)- 木立 悟自由詩318-10-7
或る秋・連絡船- 石村自由詩20*18-10-6
10年ぶりのゴキブリ- st自由詩218-10-3
憧れ・続- ひだかた ...自由詩13*18-10-3
good!- 竜門勇気自由詩3*18-10-3
傷、ナイーブな生(なま)- 秋葉竹自由詩818-10-2
- 梅昆布茶自由詩2818-10-1
六番目の猫- Lucy自由詩22*18-9-27
距離/秋- nonya自由詩15*18-9-26
爆弾を置く__/__きっと爆発する- beebee自由詩10*18-9-21
麦わらベイビー- ペペロ自由詩218-9-19
星星- 本田憲嵩自由詩418-9-19
ひとひらの落とし物- そらの珊 ...自由詩16*18-9-18
自然とは- st自由詩318-9-18
山道へ- 山人自由詩5*18-9-18
わたし- ひだかた ...自由詩1218-9-17
片町書店へ__/__悪戯電話をして- beebee自由詩11*18-9-16
ケーキ- 間村長自由詩10*18-9-15

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