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波の苦しみに喘いでいると
右耳の周囲にごみの磁場が形成されて
私は間も無くて
ひとたまりもなくテーブルに前歯をぶつけて
少し?かけてしまう(自慰ではないよ)
位相空間がシルクロードに出来てい ....
かなしみが沈殿している朝に
パンを焼いた
手紙を書くふりをして
貝を
捨てました

散乱しているおびただしい私の破片
混乱の果てに
肉体の死が訪れたら
今度は
何を捨てたらよいです ....
雨が降る
紫陽花濡らし
雨が降る

時は刻々と移り進み
季節は淡々と入れ代わり
命は生まれ育ち輝き枯れて
人は何かに導かれつつ自らを更新し

雨が降る
紫陽花青々と
雨が降る
二日前に会った誰かと
あのニュースを話題にする
滑りやすい床を歩く時
使わないギターでも背負ってれば

無敵不老不死
叶わない夢は夜見る
甘い水を汲みに行く
昼間はずっと叶った夢を ....
黒い
ただ黒い
街灯りを塗りつぶし
漆黒の闇が広がる
欲望が
絶望が渦巻いている
烏が黒い翼を広げ
希望の光を覆う
闇はただ深い
悲しみの酒場に
独りの男
部屋には
たどり着け ....
ふたつの盃が並べられていた
そのひとつには、なみなみと酒が注がれ
もうひとつは、空のままだった

そのそばで男は働き、女は子を生した
男は働き続け、女は育て、子はすくすくと育ち
そうし ....
生と死は
哲学者か
年を取った詩人が考えればよくて
若者はただ謳歌するべし
と指導される
この生と死
ここに否定されたのは

あ、ぽかりと浮かんだ
ああ、ぷわりと沈んだ

ただそ ....
繰り返される日々の中で
身も心もすり減ってゆく
紫陽花が咲く坂道を駆け下りる
雨色の風が頬を撫でる

ここまで生きてきた
どこまで行くのか
わからぬまま
歩く

蛍火はなつかしく揺 ....
静けさという音が
降ってきて
{引用=それは
大人に盛られた
眠り薬}
影という影が
今という現実の
いたづらな写し絵になる


いつまでも暮れてゆかない夜があった
小さな公 ....
町明かりで星がみえない

町明かりで星がみえない

真夜中ハッとして目が覚める

そういう暗闇もあるのだ

そういう暗闇もあるのだ


半身が

痺れるほどの

あやまち ....
ばあちゃんよ

あなたの息子であり
わたしの叔父の命を
どこかに連れ去って言ったオートバイに
わたしが好きで乗っていると思わないで

「昭和ヒトケタ生まれの女は嫉妬深い」
あなたはいつ ....
気持のいい青嵐、目を閉じる。

湿度がいない隙に
溢れたしょっぱい水を絞りだした、


要らない物は捨てて
新たな柔らかい風を入れよう


ひけらかしたいの大好きな人の
宝もの
 ....
                

夕日が地平に没しても
なお 街々の西の空が
かすかに明るみをおびている
足を止めて
やや赤みがかった
仄白いものを
見ていると
無性に泣きたくなっ ....
休みの日の朝
ガスコンロとトイレを掃除することにしている
付着した汚れが気になる
私は一言多いから

言わなければよかったと
何度も思うのに
沈黙に耐えられず
また余計なことを言う
 ....
言葉でも
抱擁でも 違わなかった
はず

薔薇に囲まれた
木製のベンチでも
暖炉の前の 刺繍の施された
英国製のクッションでも
違いはなかった
はず


禁断の欲情を交わすには ....
すべてを話せるのなら
詩なんて書かなかった
人の間に立ち
場に即した言葉を選んでいるうち
いつしか僕らは機械のように
必要最小限しか話さなくなった
これを話せば秘密が漏れる
これ ....
大きなスーパーには時々奇声をあげながら働いている青年を見かける。
新しくできた大型のドラッグストアはいつも人手が足りない様子だ。
それでも二週間ぶりに行ってみると店員の数が増えていたりする。
 ....
時おり
俺は何だって
ごああ、と
唸りたくなる
池袋の土曜の夜

醤油をたらし
出汁巻卵を
箸で突っついてる  
 山の麓の小さな村に今年も初夏がやってくる。
 黄昏時の老人が野菜を背中にしょっている。
 雁の群れが西の空に飛んでゆくのを目で追うと、
 彼方の空には一番星が瞬いている。

 憧れの初 ....
制御のない朝の起動
太陽はいつまでも膨らみ
乱雑な鳥の鳴き声に光は拡散していく
二つの皿の擦れる音が
寝ぼけ眼の時間を砕き割り
名のない闘牛を歓声の輪の中に運ぶ

朝はこうして夜 ....
       
凍るような闇に
おおわれている
もう先が見えなくなっている
わたしは手さぐりで
広い歩道にでるが
そこには夜はない

誰もいない路上
灰色の靴音を
ききながら歩 ....
【時鳥】

ある一時 
保育園のときのセリフは  小鳥の役柄だった 
「ニュースだよ ニュースだよ たろうさんのお宅に あかちゃんができたよ」 
小鳥役の私が 時空のかなたからやってきて ....
「死体は喋らない」

死体は愛を語らない
死体は不平を言わない
死体はデモに行かない
死体はイデオロギーを持たない
死体は本を読まない
死体は飢餓を知らない
死体は郷愁に溢れない
死 ....
一見すると簡単で、実は難しい
鉄の錠前の鍵を見つけること
なにせ探す本人は目が悪いと来ている
ああ、どこにあるの
まずは目を治そう
そしたら鍵が見つかるはずだ
うどん屋で素うどんを頼んで
 ....
いのちとは

こころとからだのことだろう

よわくてもろいものだろう

だってぜったいしぬんだから

いのちがよわいものであることぐらい

こころとからだがもろいことぐらい

 ....
私はぐだぐだになって生きて

ぼこぼこになって死んでいけるほど

自由なのだ

傷つけ傷つき

特に正しくも

悪くもなく

いつかの準備のために人のなにかを

見過ごすこ ....
やさしさが微熱をともなって
別れのための雨を育てている
窓の雨だれのしみのように
眼球のネガに面影を与えている
あの日の穏やかな君の寝顔

ふりむくともう風景になっている
わたしの中枢へ ....
腹立ちまぎれに
太陽に目がけて投げ入れた叫びは
放物線をかいてじゅっと蒸発し
陽と一緒に水平線に飲まれて消えていく

海辺の彼女は
「だからいったのに」というそぶりを見せ
つまらないもの ....
髪の毛でふざけるのに飽きたら
諦観をもってこちらにおいで
シャンソンはもう進化することはない
ただただ伝統のなかで呟いているだけだ


アンティークな森の向こうで遠雷が聞こえる ....
から だった
前進しようと思えば未だできたが
から だった

寝ても覚めても
あんまりカラカラと鳴るばかりで
もう嫌気がさしちまった

(なのに夢の空はまた
淡い淡い紅に染まり
何 ....
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