すべてのおすすめ
えっ……、
「どうして? どうして会えないの。」
「外山先生はね、また、猫にもどっちゃったんだよ……。」
猫に……?
えっ? なによ、それ……。
「鈴木さん! わたしね、すごく真剣な ....
森の中に『くまカフェ』がある。とんがり屋根の丸太小屋。夏にはハーブが咲き乱れた庭も、今ではすっかり刈り取られて、来年の春を待っている。
店主のシャルロットが開店準備を終えて、窓のカーテンを開 ....
暇だし、日曜だし、外出するのも億劫なので、趣味について書いてみようかと思う。
゛お前の趣味なんて、誰が知りたがるんだ? ゛と思ったそこのあなた。侮ってはいけない。僕にだって興味を持ってくれる第三 ....
昔、秋田の実家を出て、仙台で暮らしはじめた時に、父が大切にしていたラジカセを、私にくれた。
私は、父のラジカセを、しばらく使っていたけれど、CDプレイヤーもついてなかったので、時代の流れ ....
コーヒースレッドとともに私のコーヒーライフも大きく変わりました。言葉にして書き出すことは、自分が普段何気なくしていることについて、あらためて意識して考える機会をもたらしてくれます。書き込んでくれるユ ....
プロセスを無化させるためのプロセス
伊達風人とは同人誌「kader0d」(カデロート)を一緒に作った仲だ。伊達は無口な男だった。電話をしても余計なことは話さない。勢い私ばかりしゃべることに ....
小さなあまりにも小さな
小さなあまりにも小さな
ことにかまけて
昆虫針でとめられた一羽の蝶のように
僕は身動きひとつできない
僕のまわりを
すべては無声映画のように流れてゆく
....
もう、十一月だ。
現フォもすっかりサボッてるけど、ここんとこ畑仕事もサボってる。
十一月は関西では玉葱の植え付けシーズンです。休日の朝、買ったばかりのラパンに乗って、玉葱の苗を買いに行きました。十 ....
■僕らが17歳だったころ
1971年。17歳の南沙織は「17歳」という、そのまんまやーん!な曲名をひっさげ、鮮烈なデビューをかざる。
そしてその18年後の1989年、同曲のカバーが森高 ....
あのですね「救荒食物便覧」と云う書物がありまして、恐ろしく高価だったです。
なんでそれを読まねばならなかったか。其れについて少しばかり述べましょう。
わたくしは小学校入学以前の年齢であったと記憶 ....
雨が降っていた。
秋晴れがさんざ続いたのをかき消すかのような、どしゃぶりだった。
わたしの住む地区には、いわゆる障がい者の人たちが通う学校が沢山ある。
聾学校・盲学校・養護学校…最近では、盲 ....
学校指定のカバンとエナメルを横に置くと、どうしてもふたり分の座席を占領してしまう。日が落ちきって、人も疎らなバスの車内がありがたい。いくら荷物が多いと言えど、ふたり分を占領することはなかなか勇気がいる ....
もし、新たなメッセージがあったら死んでもいい、と念じたとする。
すると、あった場合は嬉しいし、なかった場合は死から遠くなり嬉しい。
もし、新たなメッセージが無かったら死んでもいい、と念じたとす ....
すっかり途方に暮れてしまっていた。
もうかれこれ40分は白い空白を眺めて、おもむろに煙草を三本程吸う。
深夜三時の深海。外は秋雨の霖雨の悲につつみこまれ、鉄は錆び濡れているのかと一度、哀感するのだ ....
文学作品は完結していない。それは読者の推定によって補われることで完結する。そして、その推定に際しては読者のバックグラウンドが反映されるから、推定によって完結する作品の中には当然読者の在り方が反映され ....
卵巣が痛むのは、男と結婚したわたしへのFの復讐かもしれない。
愉快に晴れ渡った夏の午後。わたしは、シトロエンの助手席にFを座らせ、幌を全開にして高原へ向かった。風景が白いボディに写りこみ、 ....
いつもMDのラフマニノフは家に帰ると鳴りっぱなしで乾いた道と渇いた人にちょっと疲れた心をなぐさめてくれるのだが。
現実派ではもともと無いのではあるが独りの家計はあらためて可処分所得の少なさをしっかり ....
わたしだったらこうするを楯に突き進んだ青い時代がありました。あなたのそうするを理解できる想像力に欠けていたのです。お互いの価値観の違いを別れる理由にしてしまう浅はかさ。沈黙は心臓10センチメンタル否セ ....
さて、芸術という呼称には、様々なイメージがまとわりついている。日本では、芸能と芸術とが対照的な概念として用いられている場合が多いが、一般的には、近代西欧から輸入されたアートの概念に適合するもの ....
蒼白い頬が好き。と言ったら気味悪がってそのあと一度も連絡が取れなくなった子もいたしなんでか食事を抜き始めてばかみたいに痩せてみたりしたひともいた。いろんなひとがいた。でもみんなどこかへ行ってしまった。 ....
台風という言葉はわたしをなつかしい気持ちにさせる。と思って、でも、よくよく考えたら、わたしは非常に多くの言葉になつかしい気持ちにさせられる。たとえば読書、と聞いても、小学生の休み時間のほとんどを過 ....
理性的なものと感性的なものとは、インタラクティブな関係にありうるものと考えられるが、伝統的には、感性は理性の下位にあって、理性に従属すべきものと考えられてきた。意識と無意識もまた、同様の関係にあるもの ....
「趣味は何ですか?」と訊かれて、「詩を書くこと」と答えるのは難しい。なんだかものすごく恥ずかしいし、そもそもたぶん、詩を書くことは趣味なんかじゃないと思っているからだと思う、心のどこかで。
....
説明のつく気持ばかりをあつめて評価しようとしている。
きのうと今日はいろいろなことを台風のせいにした。
夕食の準備しなかったのも、本が読み進められなかったのも、洗濯も掃除もろくにしないで線 ....
今時、いわゆる、詩と世界とを等価とみなすような愚か者は、そうはおられまい。どうやら、時代はそうした詩への信頼と期待とを、妄想として冷笑することがトレンドのようだ。私の場合、そのような世界そのものと釣り ....
現代詩フォーラムに投稿を始めて、もうすぐ(あと一ヶ月と少し)一年になります。
なんだろうな、実はずっと自分を語る「随筆」とかそういうの苦手でしょうがなかった時期があって、人のを読むのはいいん ....
うちには菜箸が何膳かある。菜箸のことも、一膳、二膳、と数えるのがただしいのだろうか。うちにある菜箸は、どれも似た格好なので、どの組み合わせでもつかえる。一本二本と数えるほうがしっくりとくるような感 ....
詩の批評らしき散文は、現代詩フォーラムは当然のこととして、あらゆる詩の投稿サイトでは当然のこととして、返信という形や独立の散文という形で投稿されております。
詩の批評的なものはほんの一言の感想か ....
皆様こんにちは。
お願いをする為に書かせて頂きます。
ご自分の書かれた文章を何度か読んで頂きたいのです。
私は少し前まで、このフォーラムに投稿された文章は
すべて目を通しておりました。 ....
それが本気かどうかはともかくとして、だ。強者になれるのならなりたいね。俺が言う強者とは、圧倒的強者であって、多少強いくらいじゃ一般人と大差ないもの。まぁ、俺は自分を脆弱脆弱と言うが、それは俺が属する ....
鵜飼千代子さんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
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タイトル
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カテゴリ
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あずきの恋人_(連載⑧)
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たま
散文(批評 ...
12*
13-1-6
The_Tale_of__Bear
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そらの珊 ...
散文(批評 ...
6
12-12-20
趣味について、または詩について
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まーつん
散文(批評 ...
8*
12-12-9
父のラジカセ
-
小川 葉
散文(批評 ...
6
12-11-25
「良い豆」考
-
深水遊脚
散文(批評 ...
2*
12-11-19
伊達風人詩集『風の詩音』栞
-
葉leaf
散文(批評 ...
6
12-11-18
黒田三郎詩集_現代詩文庫を読む
-
葉leaf
散文(批評 ...
10*
12-11-13
眠れないパンジー
-
たま
散文(批評 ...
18*
12-11-8
しもつき七さんがオバさんになっても(HHM開催にあたって)
-
コーリャ
散文(批評 ...
20*
12-11-7
本と神田とジジイ
-
ドクダミ ...
散文(批評 ...
2*
12-11-5
壁
-
川上凌
散文(批評 ...
3*
12-11-2
うしろのおっさん
-
川上凌
散文(批評 ...
2*
12-10-30
おかしなおかしな願い
-
杉原詠二 ...
散文(批評 ...
2*
12-10-19
霖雨
-
マーブル
散文(批評 ...
5
12-10-19
通路としての文学
-
葉leaf
散文(批評 ...
5
12-10-18
血の太陽
-
阿ト理恵
散文(批評 ...
7*
12-10-15
生活者のうた
-
梅昆布茶
散文(批評 ...
21*
12-10-6
独月
-
阿ト理恵
散文(批評 ...
10*
12-10-5
文芸の社会的意義についての提言
-
るか
散文(批評 ...
1
12-9-29
詩なんてかきたくなかった
-
はるな
散文(批評 ...
6
12-9-26
台風のこと
-
はるな
散文(批評 ...
1
12-9-25
文学メモ
-
るか
散文(批評 ...
1
12-9-24
詩を書くということ
-
三田九郎
散文(批評 ...
6
12-9-20
台風のせい
-
はるな
散文(批評 ...
2
12-9-20
呟き_______詩と世界の等価性のことなど
-
るか
散文(批評 ...
3*
12-9-3
自分を語るということ
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塩崎みあ ...
散文(批評 ...
11*
11-8-10
特別のこと
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はるな
散文(批評 ...
2
11-5-31
詩の批評と題する散文批判
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……とあ ...
散文(批評 ...
7+*
11-5-6
【批評祭参加作品】批評以前の話
-
桐ヶ谷忍
散文(批評 ...
4
11-3-8
【批評祭参加作品】泣いて啼いて哭いて、弱虫(チンピラ)をやめ ...
-
虹村 凌
散文(批評 ...
4*
11-3-5
1
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