すべてのおすすめ
二つの日のあいだのある一日、そしていつものように、星のない夜という夜はなく、女の長い腹が、それは小石だ、ただ眼にうつるもの、ただ真実なものが、瀑布のなかをのぼってくる。
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「書斎に於ける詩人」
それゆえに・・・・・
儂(わし)は雪の振る日の午下(ひるさが)り
水晶のやうに明るい牕(まど)ぎはの長椅子でこれを誦(よ)む
嗚呼(ああ) 書籍よ
爾 ....
落ち着いて。死はまだそこまで来ていない。
大丈夫。私があなたを抱きしめなくても大丈夫。あなたを抱きしめてもあなたから恐怖は去らない。その恐怖に根拠はないのだから。その恐怖に根拠がないから、あなた ....
「ほら、パパもこっちへおいで。翔ちゃんこんなことできるもんね〜」
片言をようやく脱した翔は、生意気なことばを言いながら動き回っている。
ここ2、3日で急に寒波が来て今にも雨からみぞれに変わりそう ....
ある晩、友人を呼んで、呑ン方をした。
小鉢をいくらかと、おでんも拵えて良い気分で酔っ払う。
私は、飲むのは好きだが酒には弱い。
その晩も、夜半が見えれば愈々眠たくなってきて、座椅子で眠っていたこ ....
朝起きたら巨大な秘密組織が世界を征服していた。おれはとても困ったので実家に相談の電話をかけると、丁度昨日みかんを送ったので食べておくようにと母から連絡を受けた。その後とりあえずコンビニに行って ....
仕事を1週間休み、家族の理解を得、
接心(座禅の修行)に行ってきました。
場所は朽木にあります。
僧ではなく、珍しい民間の老師様で、
小浜に熱心に参禅されながら見性された方です。
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何にもない川べりに腰を下ろして、ぼんやり誰かが来るのをそこで待っていた。魚が中で泳いでいる様子を想像する。そこで一言も魚は語りはしないだろうと思った。魚はそこで姿を翻すだけなのだ。僕のルアーは銀色だ。 ....
進藤則夫が滋賀に来なくなって久しい。劇団帰ってきたえびすの主宰・演出の人だ。私は役者や芸人のようなものを目指して、上京したり大阪の養成所にいたりした。そして滋賀に帰ったときだった。なにもすることがなく ....
「なぁ、おとうちゃんー」
「・・・・・・・」
「なぁ、おとうちゃんてー」
「なんじゃい」
「あのなー、えっとなー」
「ほぉ」
「あのなー、えっとなー、ヤマダ君がなー」
「ほぉ」
....
初出:2000年「詩人専用シナプス」
ヒマな時によく、詩のサイト巡りをする。ちょっと前まではwebringの営業のために、投稿コーナーのあるサイトを見て回ってた。Googleという検索サイ ....
夜、寝たくないので夜更かしをする。面白くもないテレビをつけたまま、渇いた笑い声を聞いて、インターネットで開くだけ開いて、ぼんやりとしている。日付が変わって、頭が痛くなってきたら、寝ることにしている。 ....
草の茂みから
ノロノロと猫が這い出してきた
首輪を着けているため
野良猫では無いようだ
その瞳は淀み
焦点は定まっていない
コチラに向かって歩いて来ると
僕の気配を感じたのか
顔を ....
わかったことの一つは、わからない、ということだ。
そんな気持ちはわからない。
わからないままにしておいてはいけないと、ずいぶん悩んだものだが
今は開き直っている。
わからないまま、そんな考えもあってい ....
「血液さらさら」
「新ものあります」
木製の箱にはそんな言葉が書かれている
値段も、種類も無いが
それがタマネギで
おおよそ100円玉数枚の値段であることがわかる
前者は、季節と血液がさらさらになる、 ....
するなって?喋りたいんだ喋らせてくれ。俺も大してホームレス知識は持ち合わせちゃいないが、少し喋りたい気分なんだ。便乗するぜ。
最近じゃ見かけなくなったが、俺が小学生くらいの頃は、新宿の地 ....
御陵原萌美(めんどくせえ、一発変換できないハンドルネームって好きじゃないんだよなあ、どうせころっころころっころ変更するのわかってるから単語登録しても無駄なのわかってるし)氏の公開書簡http://po ....
今なら分かる。
最近そういうことが結構あるんだけどさ、結局アン時に分かってなきゃ意味ねえんだよな。
それに今でもわっかんねえよって事や分かりたくもないコトなんかも沢山あるしなあ。
そして本当 ....
{引用=先生、いかがお過ごしでしょうか。
こうして便りを書くのも久しぶりですね。
思えば立ち止まって振り返る度に、
僕はこうして先生へ手紙を書いている気がします。}
あの頃、先生がいな ....
こういう言い訳はしてもしょうもないことなんでしょうが、取り敢えず私個人としては、一般的な話として、以下の点だけは主張しておきたい、と思います。
差別の問題を扱う場合には、意味論的な問題を捨象 ....
『神戸』
何も伝えていなかった。
だって、彼女は喜ばないかも知れないし、ここの所は電話を掛けてもメールを送っても応答がない。
走りなれた国道2号線。
昨夜の雨が洗った空気。
春色の空 ....
>なんでそんな赤の他人に関心を寄せるのか、そこがまったく掘り下げられてない。
このコダワリに、まず初めに賛成しておきます。本当になんでなんでしょうね? 実はその当人への関心などではないといった ....
スニーカーは高いし、デザインも良くなかったので買わなかった。冷蔵庫には買ってきたばかりのコーラが入っている。 そんな気がする。海外で開発されたやりかたで、休みもなく会社に閉じこめられていたのはいつだっ ....
帰省前日、正確には当日だったかもしれない、とにかくそんな時間帯に俺は風邪薬(パブロン)を摂取してそれで寮にいた先生方、寮監に怒られていた。3錠からは覚えていませんすいません二度としませんごめん ....
私がちょうど22よりひとつかふたつばかり年が若輩者だった頃、世の中では1980年代の世紀も終わりをつげるかどうかの瀬戸際だったかと存じます。
私は当時イヤでイヤで体重100kgを越す典型的な拒食 ....
暴力についての投稿文があった。違和感を全体に対して感じた。それを表明しよう。
暴力とは、傷を与えるほど強い結果をもたらす力である。
言葉とは物を認知するための記号であり、空間の中に浮かぶ破 ....
穏やかな気分のままに書かれた。細かく言えばつっこみがたりない。一方で、AtoZさんの指摘のように、「粗末な船」にこだわれば、たしかにそうだ。他方、古代人の気持ちを今振り返ることはほとんどできない。せい ....
「代打屋」という競馬用語が使われなくなって久しいが、
先日引退した菊沢隆徳騎手は腕のいい代打屋だった、といっても過言ではないだろう。
重賞10勝のうち、テン乗りで4勝。特別戦になると枚挙に暇がない ....
某東京都の条例に関して、簡単な覚書を。
細密な批評ではないです。
○
まず思うのは、石原に「エロいのは不謹慎」なんて言われたくないわな、ってこと。
じゃぁご自身の小説はどうなんだろう、 ....
まずは思い出話から始めさせていただく。
かつて私の父は、射撃の腕前がなかなかのものだったらしい。まぁ殺し屋だったんですがね、結婚を機に廃業したのも遠い昔のお話です。
で、子供の頃、そんな父とア ....
鵜飼千代子さんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(353)
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大好きな詩人を紹介してみます_『処女懐胎』ブルトン—エリュア ...
-
非在の虹
散文(批評 ...
3*
10-6-1
大好きな詩人を紹介してみます__「日夏耿之介」
-
非在の虹
散文(批評 ...
4*
10-5-29
まだ死は来ていない
-
渡邉建志
散文(批評 ...
4
10-5-24
手
-
森の猫
散文(批評 ...
2*
10-5-19
猫
-
アマメ庵
散文(批評 ...
3+*
10-5-13
地軸
-
捨て彦
散文(批評 ...
1
10-5-8
修行ウィークなのだ。
-
八男(は ...
散文(批評 ...
2
10-5-6
日本とプロのバサーと
-
番田
散文(批評 ...
1
10-4-27
進藤則夫のした仕事
-
八男(は ...
散文(批評 ...
2
10-4-22
子供
-
捨て彦
散文(批評 ...
1
10-4-22
詩歴について。
-
いとう
散文(批評 ...
32*
10-4-20
割れない卵
-
亜樹
散文(批評 ...
10
10-4-19
how_(for_cat)_to_die_上
-
Oz
散文(批評 ...
2
10-4-17
わかることわからないこと(2)
-
クローバ ...
散文(批評 ...
4+*
10-4-13
わかることわからないこと(1)
-
クローバ ...
散文(批評 ...
1*
10-4-13
ホームレス話に便乗。
-
虹村 凌
散文(批評 ...
2+*
10-4-10
基本的な食い違いについて
-
山田せば ...
散文(批評 ...
4
10-4-10
Baby's_In_Friday
-
BOOKEND
散文(批評 ...
3*
10-4-9
こころについての手紙
-
瑠王
散文(批評 ...
4+*
10-4-8
取り敢えずこれだけは言っておきたい
-
藪木二郎
散文(批評 ...
3*
10-4-5
『神戸』エッセイ6500字
-
アマメ庵
散文(批評 ...
3
10-4-5
AtoZ_氏に賛成の点と反対の点+問題にされてる詩についての ...
-
藪木二郎
散文(批評 ...
3
10-4-5
アシックスだったスニーカー
-
番田
散文(批評 ...
3
10-4-3
2010.3.29.月
-
榊 慧
散文(批評 ...
5
10-3-29
悲しいことがあると僕はいつも
-
花形新次
散文(批評 ...
3*
10-3-24
言葉/物に対する意思/力_-言葉の暴力についてのコメント-l ...
-
杉原詠二 ...
散文(批評 ...
2
10-3-21
「縄文の犬」について
-
ぎょうて ...
散文(批評 ...
1
10-3-19
「名」馬列伝(17)_エイダイクイン
-
角田寿星
散文(批評 ...
4*
10-3-18
非実在青少年なんたら
-
真島正人
散文(批評 ...
20+*
10-3-17
感情による共感、によらない一体感についての個人的な考察
-
テシノ
散文(批評 ...
9+*
10-3-16
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