オーロラ

僕が今も戦っているのは あの頃くじけてしまった
紛れもなく僕自身の亡霊
遠回りした隙に 遅れてしまったスタートダッシュ
周回遅れで始まった物語

いや、そうだな
遠回りを遠 ....
Kids

明日から、明日からと 何度も何度も見送ってきた君も
もうどこにも逃げ出せない そんな今日にやがてたどり着いたんだ
観客席から舞台の上の ヒーローに拍手を送ってただ過ぎた日々
 ....
低気圧と偏頭痛

雨降り土曜日 ぎこちなくスーツを着こなして
街の風景に いかにも溶け込んでいるふりをする
大通りはパレード 通り過ぎてく行列を
眺めながら頬張る 503kcalのハンバーガ ....
ラッキースター

暗闇にまぎれて 人知れず夢を見る
誰にもバレなきゃいいやと
喋らないで終わらせる ひっそり心の奥で
勝手に決着をつけて

後に残るものは空しさだけ それが積み重なって
 ....
僕が死んだ日

遺書を書いて旅に出よう 僕にさよならして
昨日の真夜中 心の海の
とても深い所に沈めてやった もう浮かんでは来ない
大嫌いだった 僕はもう

さようなら 今日は何度目かの ....
sweet pain,sweet rain

雨の匂いがした夕方 じきに降り出すかもしれないって
君が僕に言う それなら僕のせいだなって僕が言う
雨男とは僕のことさ 晴れた空もたちまち曇るのさ ....
夢なんて

もうかっこよく 明るい道を歩きたいなんて思えないぜ
あの頃に一度 諦めた道の上に今更戻ってきて
どんな面をぶら下げて のこのこと戻ってきたんだ
耳をふさいでも聴こえる声は まぎれ ....
モーニングスター

少しずつ明けてく空 夜と朝の境界線は何処?
それが気になって 眠れずに空を見上げてたこともあったな
生まれ変わる日々の中 次の景色を見ることを
許されたものは それ以外と ....
凡人、詩人、変人

詩にしたってだけで 何も変わっていない
明日への不安とか 過去の記憶とかその他諸々
全て無理矢理繋げて 可視化して満足してるだけ
褒めてくれる人なんて 誰も居やしないのに ....
facebookerの憂鬱

そうかぼくは ひとりぼっちだったんだな
ようやくきづいて ことばになってあふれた
いちどいってしまえば あんがいらくだな
そうかぼくは ひとりぼっちだったんだな ....
NO BEER,NO LIFE.

飲み会は もうすでにはじまっているらしい
約束していた時間は とっくに過ぎている
そんな時に まだ僕ときたら会場から
電車で1時間くらい掛かる 遠くの場所 ....
いつか見た虹

御託ばかり並べて 書き終えた気になったノート
片隅に書いた パラパラ漫画だけが前に進んでく
下書きばっかりで そこから進もうともしないくせに
急に嫌いになって 破って ....
ghost

楽しい街を抜け出して 遠くから眺めるパレード
近づき過ぎてはいけない 光が僕の姿を晒すから
そして晴れて僕は 生きながら幽霊になった
誰にもばれないように こっそりと消えてやる ....
ダイアリー

はじめまして 今日から僕は君のダイアリー
そして今 君と僕だけの最初の物語が
僕の白い体に刻まれてゆく 間違えないように
丁寧に丁寧にと 優しくて温かい丸文字で

たくさん ....
ネコマニア

さようなら いつの間にか居なくなった友達へ
悲しいけれど すぐに忘れてしまうかもしれない

お墓を建てよう 冷たい地面の上じゃなくて
まだ暖かい 心のずっと奥の方に

い ....
君と見ていた川

ここでずっと川を眺めていた 飽きることなく
もう何処にも戻れないような そんな気がしていた
動き出す街の景色に 僕らは取り残されて
こっそりと息をした 奴らに見つからないよ ....
夜明け前

夜明けがまだ遠いと歎くよりは
そこから星空を見上げてみてよ
ずっと明けない夜はないから
いつか消えてしまう綺麗な星空を

夢を信じ夢を叶えた者だけが
笑える世界ならばそんな ....
花火

僕の魂は誰にも 話すことなく閉じ込めた
あの空を 今でも夢に見たままで

心に残った熱は 君の形をした火傷になった
冷えた水を 今でも沁みて痛んだ

さようなら さようなら ひ ....
なまえのない島

こっちは僕らのもの そっちは君らのものって
ドッチボールの陣地を 取り合う子供を思い出した
架空の境界線を また誰かが引こうとする
落書きみたいに カラフルにでも引けば楽し ....
サナギ

そして誰も居なくなった 暗闇に紛れて
こっそり息をしてる 見つからないように
捨てられない記憶を 自分ごと閉じ込めて
静かに夢を見てる まぶたは開けたまま

いつまでも眩しい記 ....
survive

毎秒単位で書き変えられてく 世界の物語
消されてはまた生まれて 真っ白な本を汚してく
忘れられたページの隅を 筋書きもなく走ってゆく
消されてくそのスピードに 追い付かれな ....
銀色だった空

最初に掲げた夢を 恥ずかし気もなく今も話せる
君は平気な顔で 大口を叩いて笑ってみせる
それがいつからか 自分に課せられた使命なんだって
自分が成すべきことを いつも分かって ....
陰、ダークサイド

窓の外には ずっと遠くまで夜が続いている
それを眺めている 同じ誰かと見つめ合っている感覚

見えないところ 君が知らないところで
増え続ける あるいは生まれ続ける怪物 ....
clockwise android

外は雨が降っている ここに居ても音は聴こえる
昨日まで当たり前のように 開いていた扉が
凍りついたみたいに急に 開かなくなっていた
何処かで鍵を落とした ....
言葉の海

大まかな地図を書いて
言葉の海に飛び込んでゆく
大きく息を吸い込んで
深いところまで潜ってゆく
言葉のかけらを見つけて
浮上する
欲張って今度は
もっと深いところまで潜っ ....
どんなに遠くても

君は箱の中に隠れて またいつものように
僕をおどかそうとする 全部お見通しなのさ
だけどいつまで経っても 君は出て来ようとしない
花畑の中に潜んで 君はいつまでも出て来な ....
時計塔

街にはとてもとても大きな 時計塔があった
それは街のどこに居ても 見えるくらいノッポだった
今日も大きな鐘の音が 時間通り町中に響き渡る
誰もが愛すその音が 彼女は大嫌いだった
 ....
カブトムシ

いつから迷い込んだっけ 時が止まった森の奥
木漏れ日が遠ざかって 全ての音が消えてゆくよ
暑苦しい日々に 君はもうふて腐れてしまって
僕の話にだって笑わない もう飽きてしまって ....
カノープス

君は古びた飛行船 がたがたと鈍い音を立てて
かみなり雲の中を いつまでも飛び続けている
流れ星が追い抜いて飛んでった 遥か遠くへと
選ばれた誰かの名前を その輝く尻尾に宿して
 ....
さしこ(仮)

ごらんあの光が見えるかい? 結局は偽物だったのかな
指先にようやく触れた未来は 跡形も無く消えた
戻れないところまで 連れ回された挙げ句の果てに
箱舟は私を置いて飛び去った  ....
itukamitaniji(182)
タイトル カテゴリ Point 日付
オーロラ自由詩2*13/10/25 0:55
kids自由詩013/8/15 17:48
低気圧と偏頭痛自由詩2*13/4/24 22:50
ラッキースター自由詩1*13/4/8 0:03
僕が死んだ日自由詩1*13/4/4 2:14
sweet pain,sweet rain自由詩013/2/14 18:17
夢なんて自由詩1*13/2/9 0:23
モーニングスター自由詩1*13/1/23 8:21
凡人、詩人、変人自由詩013/1/20 3:50
facebookerの憂鬱自由詩3*13/1/8 2:59
NO BEER,NO LIFE.自由詩2*13/1/6 14:13
いつか見た虹自由詩1*12/12/29 17:32
ghost自由詩0*12/12/27 11:18
ダイアリー自由詩0*12/12/19 2:02
ネコマニア自由詩2*12/10/31 9:49
君と見ていた川自由詩2*12/9/22 10:17
夜明け前自由詩1*12/9/17 12:19
花火自由詩012/9/11 21:50
なまえのない島自由詩1*12/8/30 1:36
サナギ自由詩012/8/26 21:12
survive自由詩012/8/11 18:02
銀色だった空自由詩2*12/8/2 1:14
陰/陽自由詩1*12/7/18 2:40
clockwise android自由詩1*12/7/12 2:34
言葉の海自由詩1*12/7/10 23:52
どんなに遠くても自由詩012/7/9 19:58
時計塔自由詩012/7/1 0:15
カブトムシ自由詩1*12/6/29 15:23
カノープス自由詩3*12/6/28 1:27
さしこ(仮)自由詩1*12/6/19 23:57

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