survive
itukamitaniji
survive
毎秒単位で書き変えられてく 世界の物語
消されてはまた生まれて 真っ白な本を汚してく
忘れられたページの隅を 筋書きもなく走ってゆく
消されてくそのスピードに 追い付かれないように
消えたいなんて言ってたっけ そーゆー友達も居たっけな
散々罵った世界で まだ彼女も生きていて
本当に終わることを 望んでいたのならばとっくに
ここに居る君も居なかった そーゆーことなんだろう
何処までも広く届いて 万物を照らす光でも
また何処か違う場所に 暗がりを生み出すの
誰からも好かれるなんてさ そんなに大事なことかな
キャラ作って努力してんだな 精が出ますね
君以外は君じゃないから 君らしく生きろとか
君以外は君じゃないから 代わりなんて居ないぞとか
君のことを何一つも 知ろうともしない奴らが
とやかく言ってるけれど それじゃあんまり薄っぺらだよな
大人になって夢を忘れ 君は君にずっと謝っている
君はきっと優しいから それを許せるだろう
もう悲しくないと気付いた いつしか涙も出なくなった
でも忘れたとはちょっと違う そーゆーことなんだろう
いつまでも誰も気付かない 遠い星の光になるよりは
生まれてはすぐ消えても 誰かが見る花火になりたい
なんて言ってみても現実は ずいぶん違うみたいだね
生き延びて生き残ってく 続いてゆくよ
僕がもしも自分のことを 忘れそうになったら
君が僕に教えてよ 僕がどんな風だったかを
君がもしも自分のことを 忘れそうで不安ならば
君の分まで君のことを 僕がずって覚えておくよ
生き残って忘れないから
生き残って忘れないでよ
自由詩
survive
Copyright
itukamitaniji
2012-08-11 18:02:43