女だって許してくれるさと
眠る そして
酒を飲まされている時の感覚がする
気づけばそう気づく


自分が何をしていたのかなんて
みかんの皮をむいたからこそ忘れた
こたつのあるその部屋の ....
何も見ていない
心の中が
疲れだったような
そんな日


いつも池袋で
人ごみに
まみれながら
夢を見ていた


ブルセラショップで
男の価値についてを考えていた
スカ ....
今の職場で
遠い日のことを思う
若かったころ 
夢で溢れていたっけ
あのころは そして
仕事に励んでいた


社用車で隣町まで行った 
友達を乗せて そして
クビになる日まで
 ....
誰もいない日
眠りに落ちていくような日の
昼下がり そんな
僕はどうも失業していたけれど 
かつては学校にも行っていたし
かつては人間だったわけなのだが
外に昼飯を買いに出ることすら怖 ....
くたびれた体で
僕はどこにいくことができるのだろうと思う 夕暮れ
僕のアイフォンの中から
今日も聞こえる音楽は家入レオだった


もうこんな歌 すでに
聴く歳ではないのだが 聴いてい ....
僕は今日も
冷たい風の中を歩くだろう
すれ違う人の冷たい目線にさらされながら
この腕を振って歩くさ
手には一冊の本を抱えて


だけど眠いだけ 友達は皆
結婚した
もう半年ほど
 ....
公園へ向かう冬の夕暮れ。いつも思い出のようなものを胸に、通いなれた小さな繁華街を通り過ぎていく。美容院の人の顔を思い出しながら。角の果物屋にはもう、梨やスイカの姿はなかった。それは、りんごやみかんの姿 .... ボーナスの配られるのを見ながら
自分がアルバイトなのだと実感している
ジェームスブレイクのような
感情のない目つきをしている僕
この会社では短いが
業界では精魂尽くしてきたつもりだ
そ ....
僕には彼女がいなかった
今日電車で
後ろに立っている女の人の鼓動を感じた
僕の背中で


そんな短い瞬間が少しだけうれしい
こんな寒い冬なのだから
この間は
ある人のコンサートで ....
僕のアイフォンの中には
いつでも入っているダンスミュージック
昼休みにも
パヒュームの華麗なダンスをじっと見つめていた


休みの日には
独身の友達とまめに連絡を取り
クラブで夜通し踊 ....
まだ寒い昼
中華料理屋へ向かう道を歩く
ポケットにひどく凍えた手を突っ込んで
この仕事もう続けられないなどと
ぼやきながら


現場作業の人に混じって
マー坊豆腐を食べ
この店は乾燥 ....
ヘッドフォンのコブクロなどを聴きながら
恵比寿駅の階段を
ひとり登っていくとき
今年は自分にとってどうたったかなどを
思い返している


同世代ぐらいの人が
まばらにホームに立っている ....
誰もいなかった
街は身を切るような冷たい風が吹く
誰もが財布の中に明日を抱えて
耐えていた
凍えるような冬の時の中


どこに行くのだろう
立ち止まるとき
わからないけれど
ま ....
パリの街は
特に珍しいものもない
立ち止まる時
運河を流れる水がある
今朝食堂でなんとか手にしたパンは
かりかりでおいしかった
奪い合いだった
団体客が来ていて
飯の
争奪戦だっ ....
パリにたどり着くと僕は
ドミトリーにたどり着いた
不思議な男のウインク
素っ気ない学生の案内
やっとたどりついた
それ以上の疲れ
北駅は渦のよう
東欧と
イベリア半島とを結びつける ....
夜は誰もいない
言葉は誰もいない幻
そして走り出す
道を探す
見えない夜の中
僕はどこにいる
電柱と肩を組んだまま


韓国で旅券を発券し
欧州へ向かっていた
飛行機の電灯の下
 ....
詩を書こうとするときに躊躇することがあるのはなぜだろう。スラスラと筆が進む人は希なのかも知れない。一瞬自分が何をしているのかわからなくなる。そんな時にどうしたらいいのか自分がわからなくなるのはなぜ .... 詩を書くとはどういうことなのだろう。スポーツをすることに、詩を書くことは似ているように思える。そうではないという人も、きっと、まわりには多いのかも知れないが。なぜそう思うのだろう。詩の書き方という .... 冬のある日に見ている捨てた夢
人が生きているのは悲しいからさ
手をつないでいる二人
僕にもそうしていられた何も知らない子供の頃があった
街は足早に過ぎて行く
進んでいるのかはわからない

 ....
いつも 友達のいない日は
僕は 風の中
音楽について 考える
人のことなど わからなかった

自分のことを思い浮かべる
価値のない心の中を

かつて見た夢の中をさまよう
それは何の価 ....
この街に気を許せる人はいない
いつも 暗闇の中
探した いない 友達を
なぜ 心は 強く求める


風景は きっと 何もなかった 
言葉のかけらを 手に
波紋のように消えていく時の
 ....
漂流する部屋
流れていく 体
あれは誰だろう
失われた心は
それ自体の中で僕の体を
きっと手にした
自分の体を
見つめている 掌で
街にはなかった 何も
流れていた体 それは人
その中で握りしめる 夢
ポケットの隅に 手をやれば
電車はすぐに行ってしまうだろう
僕は読んだ 漫画を
流れる時の中で自分が
何もわから ....
部屋には誰もいない
探していた 僕は 詩を
この言葉はどういう意味なのだろう
何が書かせているというのだろう 詩を
書いてみたけれどわからなかった
でもきっと 詩を 書いていた
ペンを ....
踏んだアクセル
心がバネみたいに
飛び出した 夜の高速道路の対向車線から
情熱が そんな風に 感覚として
感じられないまま 私は
体をなくした 見えない 夜の世界の
闇の中から
ひど ....
今日一日
一人 何をした
思いあぐねてばかり
外に出ないと
誰にも会わないから 手は
指としてだけ機能する
指先でスマホをいじり
文字の言葉を交わし
電車のシートで目を閉じた
残 ....
誰もこの道を通るものはいない
帰りのおぼろげに浮かぶ道を思う
だけどそれは たどりつくには遠すぎる道
そして歩いていた この疲れ果てた体だけが


遠くに消えかけた防波堤 その縁に
 ....
今日は誰もいない そして
考える そして 眠ることを
そして眠る 閉ざされた 目には
誰にも知られなかった目の記憶
目の中をさかのぼっていく


思い出された遠い夏の日
そこにいた 僕 ....
空虚な心
何もない 多分 空虚な
暗い窓があるだけのようなその部屋で
僕は寂しい気がする目を閉じた


自ら死ぬ人を
悲しく思う だけど そうする人を
だけどそこにはいないという風 ....
何か疲れたけれど手遅れであるように思えた
何か もう 眠いのかもしれない 僕は
信じたかったけれど 言葉の力を だけどこの手は
何故なのだろう 飽きていた 僕は
そしていつのまにか目を閉じてい ....
番田 (2086)
タイトル カテゴリ Point 日付
かつての心にいる人と自由詩313/12/24 0:19
女の見る夢自由詩013/12/21 2:08
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新宿を歩くサラリーマン自由詩2+13/12/17 1:23
僕の街とAKB散文(批評 ...113/12/15 17:02
ボーナスの日自由詩313/12/14 2:14
男と女自由詩113/12/13 0:43
昼休みの熱い鼓動自由詩213/12/11 23:29
LIVEを思い描いている冬の昼休み自由詩313/12/11 1:03
誰かからの声自由詩113/12/10 0:02
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失業手当の幻自由詩313/12/5 1:10
ある日記散文(批評 ...3*13/12/4 1:09
詩の感想散文(批評 ...3*13/12/3 1:33
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書きかけの詩2自由詩013/11/19 1:36

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