息の白い朝 マックでコーヒーをたのみ
それを持ち 二階で 温かい それを
手に 椅子に腰掛けていた
毎朝いる二人のおじさん ぼんやりと
無職の私たちは体を寄せ合うようにして
人身事故で 私は 今日も
止まっている電車の中
私の目を伏せてつぶやくフレーズ
失われた 読んだ 本の 言葉
失われた それは 死を 忘れさせる
誰一人隣に立たないホームで
北風に吹かれていた 骨の体
私は屍 どんなときでも
死の言葉が不意に口をついた
私の誰も隣には座らない
私は電車の中で
私は私のスマホをいじっている
私は そして 誰かのことを知る
動かなくなった電車
赤羽のマックでコーヒーを飲んだ 私
寒空の下を歩く女子高生 今日も 赤羽の
窓の向こうで 素足を 跳ね上げて
雪が降る
誰も止まらぬ 雪の
雪であることの一つの流れが
現れる それは 雪
買ったばかりのブーツで
街を歩いた私
しかし 街で 誰に会うわけでもなく 
私はこのまま生きていけるわけでもなかった 
この先 ひとりぼっちでは 不安だ
私は池袋のドンキで
友人と会うその前に 私は
私の好きな日の光を浴びていた
色々な人が座り込んでいた 日の光
行き場を無くしたような 人々
日本人だろうか そんな姿だった
日の光の中でカロ ....
誰もいない道
また 新しい年がはじまった私
だが 誰に会うわけでもなく また 
私は そして 私は 歩いた 
日の当たる路地 しかし
ネコが鳴いている 日の中で
私はまた冬の道を行く ....
誰もいない
私の目にできることはなにもない 人から
瞼を静かに閉ざされた しかし 私の 
多くは 目の瞼を閉ざされることによって 開かれる


私は日が暮れて 多くは 私の中にある
 ....
街を歩けば
誰も 知り合いなどいない 街
誰も実家に帰省した 誰もいない
そんな街にいた 私


そんな 昔なら ツタヤで 
私はよくアダルトビデオを借りていた
そんな 年末 だけど  ....
まわりに誰もいない日に
私は少しだけ外に出た 
ティッシュペーパーを買うための少しだけの外出
それは なぜだろう 小雨の降るこの寒い日に


本屋で雑誌を立ち読みする私
本も商品も手 ....
散歩をしようと思い
外に出た 私は 
北風が来月には吹き荒れていることだろうと思う 
もう 暗かった 外は 
恋人たちの恋に熱を上げていた
路地を通る 人気のない夏の日の思い出された
今は ....
誰に会うということもなく
桜並木を歩いて行く
そして私はすぐに散ってしまった葉の上だった
私は 寂しい色をした 枯葉の道を踏みしめる


枯葉の散る公園
月を越えていく
誰かが放った  ....
秋が深まった休日
ある日私は友人と地下鉄の出口で待ち合わせた
彼に驚かされ 携帯を アスファルトに
私は不意に落としてしまったけれど


倉庫街にある画廊に
私達は向かった しかし すで ....
秋葉原をうろつくようにして
私は 一人 歩いていた
昔手にしたことのある商品の思い出を胸に
日の それは 暮れかけた 午後だった


冬の もう 近づいた寒い日
メイドたちの立つ 足も震 ....
そして今週も誰にも会わなかった
今日も 寂しい夕暮れを見る
誰のことを 思えば 今は
いいのかわからない 自分の中で


誰かにいつもの路地で会えた気のするような
スーパーで すでに ....
私は誰だろう
今日も暗い原宿の道を そして
どこかに向かって 歩いて やがて
たどりついた いつしか この部屋に


水曜日にゲスの極み乙女のライブを見た
私は客層の中で浮いていた
そ ....
多くの人が溢れる街
私が この街に暮らして何年だろう
今 私に帰る場所は だけど 無い
そんな光を見ている 今の 私がいた


ロンバケのやっていた 昔見たことのある場所
隅田川の畔の深 ....
求めている 金を 探して
歩く 邪路道 私の足
こらしている 目
道は 茂みの間を 続く
留まることなく 流している 汗


そこに見えるであろうものがあると信じて          ....
二日間寝込んでいた
外の景色もよくわからないまま過ぎていた
私は曇りと雨の日が嫌いだった


美しいと思う風景は
北海道の至る所で見られるものだ
しかしそこにたどりつくまでにいくら金と時 ....
部屋のベランダ
ゴーヤを私は植えていた
毎日 この時期は それを食う
いつも黄色くなるまで待っていた


それを 私はまな板で
細かく切って
炒飯に即席ですることもある
皿に保管 ....
六本木で踊った
光の中で 一人
私は考え事をしていた
BPMを上げていく DJの指先の音


問題を抱えたような 何か疲れた
横顔 若者たちの
光の中にある LEDの
悲しい顔をした ....
食堂で
回鍋肉を食べた
冬の夕暮れ それから 自転車をこいで 私は
私の思うどこまで走ってきたのだろう 


レンガの 友達のいない講堂の前
広場で 予備校時代の知り合いの横顔を見かけた ....
私は中目黒へ自転車を走らせていた
ある人は社員になって それから辞め
あの子は産休を 子どもを産んで とっている
そんな噂のことを考えながら 私は 自転車を走らせていた
ほとんど知り合いの ....
私は今日もぼんやりと散歩した
池袋へ いつものルートを
私の 心の疲れを癒すために それは
だけど それは誰のためでもない 
歌の詩を書いていて
思っていたが 歩いた 躊躇せず 出て行こうと ....
雨の中 新宿を歩いていた
友達の誰もいなかった 風景の中を
どこも満員だった通りの喫茶店 
そして見ている ファッション すれ違う人たちの姿
ゴールデン街で今もあの子は働いているのかと思い ....
私は昔、フランスを旅行したことがある。私が泊まったのは、安宿だったことを記憶している。当時私は失業中だった。サーチャージ込みで往復四万四千円だった格安航空券を私はHISで購入した。その旅行の一番の思い .... ぼんやりと公園を歩く
私は暑さの中で 
木陰で涼んでいる人を見る
そんな私が今日もいた
今日は来なかった
友達は 疲れているらしかった
というよりも
もう ずいぶん会っていない
私は  ....
音楽を聴き疲れた頭で
街を徘徊すれば 
音楽の無い静けさのある場所を求め
昔行っていた場所の 中華料理屋へ向かう 
店員は私のことを忘れていた 
それにしても
安くておいしいことには変 ....
番田 (2084)
タイトル カテゴリ Point 日付
窓の空自由詩116/1/20 22:18
本の文字自由詩216/1/20 9:54
白い日自由詩216/1/19 22:53
シートの片隅で自由詩016/1/19 9:57
マックの窓自由詩116/1/18 23:10
空のどこかから自由詩016/1/18 11:02
路地の片隅で自由詩116/1/16 23:42
iPhoneの看板自由詩216/1/11 20:02
新年の空自由詩216/1/3 23:23
通りのブックオフ自由詩115/12/30 19:03
ユニクロの空自由詩215/12/28 20:33
今日街で自由詩215/12/23 22:32
秋の街角で自由詩115/11/30 0:30
代々木公園の日曜自由詩015/11/23 22:59
清澄白河の日自由詩115/11/8 22:34
いつかのアキバ自由詩015/11/1 21:27
新宿で暮らして自由詩115/10/25 21:30
夜の道とゲスの極み乙女自由詩215/10/18 22:27
ある夜、東京自由詩215/10/13 23:29
今日、道で自由詩015/10/4 23:34
シルバーウィークの終わり自由詩215/9/27 22:03
ゴーヤの中に自由詩115/9/23 21:41
地下の部屋の中で自由詩015/9/23 12:57
部屋に宇多田ヒカルが流れていた頃自由詩115/9/22 12:00
中目黒の交差点で自由詩015/9/22 0:53
池袋のラブホテルの窓から自由詩115/9/13 20:07
新宿の雨の日自由詩115/9/6 21:42
春のパリ散文(批評 ...015/8/30 23:06
私の休日自由詩315/8/23 21:16
2015 サマーソニックの終わりに自由詩215/8/16 20:40

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