このなんでもない時間と
そして でも
この 僕の感覚の中を
時は流れたのだ
そして でも
木の生えた そこに そして
それを知ろうとすることに
そして でも
今日も僕の生きている でも ....
僕の思う 街は
そこに街路樹の並んだ記憶にある
自転車で走った 道の
やけに 空の白かった 手に
雨の降っていた ワイパー
差した 傘を 僕は
僕のスポティファイで続けた契約を
....
木は生えた 風景の中に
訪れた 公園に 色は
焦げ茶なのだとこの目には見えた その
僕の持つ この 知識によって
そして 今日も生きている肉体で
一本の 立つ 空の下で
今日も 一人 歩い ....
昔 タイのドンムアン空港で
夜の 街の
光の流れた そこに
僕はいた
バスに乗ったり
飛行機に乗ったり
色々な街を 今でも訪ね歩く人
彼女の訪ねた 街の 写真
ラオスの ....
誰もいない 焼け跡の 歩く
その 田んぼの先の この
光る街をジープがどこまでも走る
特に誰がいるわけでもない
戦車の進むように そして
行く 自転車で
何も そして 僕は
特に ....
昔していたことのある仕事を 一人
夜に思い出させられた時 でも
不意に当時の朝が目の前を横切る時
僕はいた 今日の通りの目の前に
今日はミスドに自転車で行った
曇り空の下で そして ....
飛行機に乗り 行く宛もなかった
アジアへの旅行
アジアの 同じ 食べ物が でも
そこにあるわけではないけれど
中国での 乗り継ぎで
なんとなく肉料理を食べた でも それは
日本の中 ....
僕は何かを書くことで
夢を見る 同じ でも
ノートの上にないものを 僕は
そこに知ることで
それが無いのだということを
さっき食べたもののように
言葉としてだけ残されたものを
改 ....
なんでもない時間の
どこかで 広州空港の
窓ガラスは 赤く
遠くで 点滅する
寝ていた 僕は
椅子の上で
点滅する鉄塔の趣は違う
日本で見るものと 同じ色なのだが
同 ....
太陽は光だ
この 黄色い 目の
塀の向こう側では電車が走る
耳には その
音が聞こえた
ベランダの中に
僕はいたのだ
風を感じた 僕は
僕の心の外を思うことで
この 目に 僕は知った ....
誰もいない
外は虫の声だけがする
そして 吹く
風だけがあった
そして 窓で
思った ロンドンを
日本と変わらない
風景の街並み
違ったのは物価だけ
僕は 今も
何をしたのか
思 ....
坂道の途中にあった
スーパーの2階のダイソーで
旅行用品を買って 暑かった
僕は外を今日は歩いた
線路を渡ると ふと そこに
ブドウを荷台に載せた軽トラックが停まっていた
青くて鮮 ....
僕はいつもの川べりの道の
橋の下の空間を くぐり抜けた時
心の中が妙にリラックスしたのはなぜだろう
そして人や犬が辺りを走り回っていた
石畳の上には日が差していた
強烈な日だ 焼け ....
今日も夜風に
生きたことを感じる時
どこにいったのだろう あの日
履いた靴は
誰かが座っていたベンチ
光る スマホに
思い出の光景がよぎる風景
人と コンビニと
車だけの街
鯉が 川 ....
座り仕事で
神経痛になった 街は
賑わう 今日も
選挙運動で人が溢れる
何をするにしても
時は流れた 親といても
そしてどこにいても
歳を僕はとったものだった
荒川の ....
僕は知ることのない
その 景色を思うことで
雨を感じるのだと思う
知ることのない 目に
自転車の音を出している
ガレージのシートに浮かんだ
サッカー少年の姿は見たことがあった
僕 ....
雨はどこに降るのだろう
記憶だろうか
遠い昔 子供の頃は
そこでどんな色を残して
窓に突っ立っていたのか
音楽は終わり
色々あったけれど
僕はいつのまにか大人になった
そして堤防で釣り ....
カフェに入ると
いつも 街で
僕は探すのだ
僕の僕であることを
だけど そこを出ると
外はもう夕暮れ
飲んだ珈琲の味も忘れて
歩いた 僕は
そこに いた
部屋を出たとき
僕 ....
ウクライナはどうなるのか
時々 考えた 僕は
戦争の起きたことは正しくはないが
いつの時代も否定されてきた 正しさについてを
街は 今日も 暮れた
自分をありのままに表現すること
....
今日も自分を探すのだ
ドーナツ屋の列の中で 考えながら
一体何を食べるべきなのかを
僕は立ったまま そこで でも選ぶのだ
右手にトングを
左手にトレイを持ったまま
誰かが行った ....
少しぬるくなった通りを
僕は 歩く
そこから旅に出かけるというわけでもなく
鳥
昔 歩いた ロンドンの 空
僕は春になったら自転車に乗る
意味は無かった
舗装された風景に光る
....
僕は何であるかを考える
いつもこの街のどこかを
ぼんやりと歩きながら そして
自分の姿を忘れながら
夏は自転車に乗った
光を 駆け抜けた あの時
橋をそして 渡った
魚を目にした ....
何でも無い感覚と
そして時間
何もしなくても見える
街は動く映画のようだ
歩いた 外を 昼は
鳥と そして おばさん
今日も 僕は 川で
水面の うねりと 光を
夜は何であるかを思う
それを見ることもなく
朝であることを目に
僕は 見ようとすることで
夜をそしてまた
見ることもなく 目に この
遠くに浮かぶ月を
この心で捉えようとすることで
体は知るのだろう
その影を
目にすることで 存在に
心はあると
それを想像することで
この空っぽの箱の前から そして
どこに行くというのだろうか
砂を入れた 僕は そこから
一体 ....
僕には故郷が無いのだ
前を向いて立つ 歩兵だ
目には雪の世界が広がり
背中には雪だけがある
僕のいなくなった世界には
どんな時が流れるのだ でも
電車はドアを開き 人は踏み出し
....
枯葉の落ちた道は
思うことも特に無く 存在する
時間の積み重なった事実に
今日も川が光っていた
僕はある歌手の公演を見た
少し寒い日だった
友人と帰りがけに 少し
会って 感想 ....
何でも無い時間の中で
時々僕は 二十年前にいた会社のことを
布団の暗がりの
上野駅の喧騒に
時の流れは早すぎた
そして なぜか 今 時は
時であったことを忘れさせた
だから 自分 ....
街は今
昨日を忘れた 月曜日の静けさ
誰もが 消えた そこを
弱い流れの川が流れる
みんなどこかに行っちまった
だけど思い出さえ持たない
大人たちは
あれからどこに行ったのだろ ....
氷はじっと見ていたら溶けた
僕は思いを そこに 入れて
そしてこの手でかき混ぜたのだ
無意味だった この時間を
この目に無かった時間としてではなく
そして 抱えて家に帰った
....
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