夜道を歩いていると、今日は、ゴロツキたちはいなかった。ゴロツキというのは、外でメシを食っていたり、ベンチに座っていたり、飲んでいたりする連中のことがそうで、心の中でそう、呼んでいた。通りに立ち止まって .... 私は何も中東世界については知らなかったが、私はその特殊性をガザ地区のような不可解な場所を思い浮かべることで少しだけ理解することができた気がした。東京23区の半分のそこは、大きさなのだという。人口密度は .... 何も考えているわけでもないのだが、雨が降っている。バルコニーにつけたオーニングには雨が溜まっている。急に肌寒くなったものだった。一週間前は冷房をつけていた気がする。このような急激な気候の変化というのは .... 電車に乗っていると
いつものように流れている景色
橋を そして 渡ると
行ったことのない川が広がり
住宅地が 広がっている
今日は雨が降りそうだった
ベトナムで見た
日本とそっくりだった ....
夜風に当たっていると、昔のことを思い出している気がする。何も、意味は無いのだが。天気予報で報じられていた雨は、降っていたのだろうか。屋内にいたので気づかなかった。卓球を、テレビをつけるとやっていた。日 .... 夜の通り道を歩きながら、僕は昔の景色を見ているのだ。もうすでに戻れない時間を、感じている。もうすでに、でも、知っているものとして。そして、子供の頃の何もかもが新しく見えた景色を見ていた。今は、感じてい .... アマゾンが独占禁止法で訴えられていると言うニュースを私は見た。この間はグーグルが同様の案件で訴えられていたと思った。アップルはまだ訴えられていないがマイクロソフトは訴えられていた。まだアップルの製品に .... 賃貸の部屋のベランダがバルコニータイプなので、雨よけのために屋根を設置した。ネットで探し出した簡易テントだ。夏も終わったが、秋なので良い運動になるのではと考えたので、それを設置するためのアクションを起 .... 人の見ているのは光
その向こうを歩く
サラリーマンは光自体にその肩を照らされている
電車の音がしている
大型トラックが川の前を通り過ぎる


深くため息をついた
川の向こうには彼らの暮 ....
何かを感じとることは
夕暮れの空に似ている
冬に 太陽の 向かう 
一生に一度きりの時間
きっと 誰にとっても


店を出ると街は夜だ
光のロータリーに灯された
どこに彼らは帰るのだ ....
夜は何も
存在はしないのだが
景色としてある
夢を見ている
ベンチの上に腰を下ろして
僕は取り出したスマホを見ていた
光が 表現するものを影に
文字が 与える 情報を
暗がりで 今日も ....
米国経済の先行きについてを考えながら、夜道をいつものようにして、僕は歩いていた。大方の予想ではインフレは高止まりし続けるのだという。そして、でも、その先に待っているシナリオについてはわからなかった。こ .... 僕は時々自転車で隣町に出かける。そうすることで、色々なものごとを振り切るようにして、走っている。季節を木々の色や葉の色に感じ取りながら、自分の昔そこを歩いた幻影をぼんやりと、思い出している、僕はあれか .... 夜が更けた頃
川沿いの道を僕は歩く
時々跳ねる魚の音を聞きながら
大きく 肩のこった 腕をふって
倉庫から出ていくトラックを見る
どこに これから 行くのだろう
フェリーに乗って 大洗港か ....
僕は生きている
街で 遠い この
流れる日々を でも
見る 砂漠に


僕はどこに行くというのだろうか
不安の中で 悟るのだ
戦場の中に存在するのは
自分自身であることを


 ....
気がついたら雨はやんでいた
部屋は静まっているのだと
知る 僕は
僕の静寂の存在を感じ取らされた
さっきまでしていた 音を 僕は
その 降っていない 雨に
思い出していることで
人はいくら綺麗な景色であっても飽きているもの
それを感じさせられた時 人間は贅沢な生き物だと思う
綺麗な景色のどんなに陰りのない空であっても
綺麗な道を歩く時間の黄昏時ではなくても
最初の頃の ....
また海に来た僕は
見ていた 同じ水平線を
ラインのどこか半円形の
木と同じ 垣根の間を
レッドロブスターの黒い看板を通り過ぎて
バスで走った 道を
そして何かを探していた


コーネ ....
海からの帰り道
バスの外から照らす 太陽を
いつも見た 海に
今は黒ずんだように
焼けた 肌で
昼にコーヒーを飲み
窓の外をぼんやりと
昼の 外に溢れ出ていた 僕は
東邦生命ビルの前
よくカラオケに行っていたものだった
よく冷えた風を受けながら
ここで 見ていた 車を
あの頃は専門 ....
時々昔いた 会社のことを
今いる 部屋で思い出す
あの子はもういないみたいだけれど
どこに 今は いるのかと
ウェブページを見ている そして
そこから 辿ってきた道を


僕はあれから ....
特に何も思うこともない夜
スーパーに歩く 暗い道
歩道橋の上から聞こえる
音 ボクシングジムからの


人気のない 車ばかりが行く通り
バンコクでも見た気がする光
バイクと 車の 織り ....
レバナスと言う名のファンドがあって
状況によっては追加料金を取られる株券らしかった
株券が紙切れになるのならわかるが
追加料金を徴収されるとなると買うのは微妙だった
言うなれば借金をして株を買 ....
人の生きていることに意味は無いと
ベトナムのバイクタクシーの 後ろで
ぬるくも心地よい風を僕は受けていた あの日
エビ料理を それから 食べて
また 盗みに入られている気のするホテルに
僕は ....
僕は何でもない思いで
雨の窓を 今日も見ていたのだ
誰も友達が来るわけでもないのに
今日も そこで ずっと


やがて昼が来て それから
ざるそばを食べた 僕は
また 夏が終われば 
 ....
僕は生きていることで
知っている 何も夢見ることもなく
そして理解している
僕の思ってはいないことを
遠くに見えた橋に
その向こうにあったはずの 中古本屋を
心の目に思い浮かべている時に
 ....
僕は昔は絵画教室で絵を描いていた。光や影を形として描きながら、僕はそのようにして絵を描いているのだということを知っていた。対象物の持つ、記号や、光に、模様を捉えようとしては、手でそれを描いていたのだと .... 何も思い出すようなこともない
遠い昔に歩いた夜
何も知らない僕らは学生だった
親から借りた車に乗っていた


湾口から見ていた化学工場の光と
遠くから来たであろう小さな船
船員たちが出 ....
夜は眠る
どこに行くのだとしても
何をするのだとしても
目を閉じたのだとしても
今夜もこいで
自転車で行くのだろう
あの頃に見た海
遠くの街で
潮の香りを
かぐのだろう山


 ....
テーブルの上に置かれていたカップにはお茶が入っていた。テレビの前には、リモコンが転がっていた。風が部屋を出ると、吹いている。少しだけ、ぬるくなっていたカップの温かさ。目当てにしていたはずの番組が街では ....
番田 (2083)
タイトル カテゴリ Point 日付
道の木々散文(批評 ...2*23/10/17 1:46
イスラエルとガザ地区を考える散文(批評 ...123/10/14 21:09
秋の道で散文(批評 ...223/10/5 1:31
存在しない戦場自由詩3*23/10/4 1:30
卓球中継とスピーカー散文(批評 ...1*23/10/2 1:04
夜の通りとはちみつレモン散文(批評 ...0+*23/9/29 1:41
独禁法に関する考察散文(批評 ...1*23/9/28 1:20
バルコニーのテントと水泳散文(批評 ...1*23/9/27 0:49
街の川自由詩1*23/9/26 1:19
秋のモールで自由詩3*23/9/25 1:21
友人と飲んだ帰り道で自由詩023/9/22 1:03
米国経済の分析散文(批評 ...123/9/20 1:19
秋のサイクリング散文(批評 ...2*23/9/19 1:26
夜の倉庫から自由詩123/9/15 1:26
あるパイロット自由詩123/9/14 1:32
雨の記憶自由詩323/9/8 1:23
潮騒自由詩023/8/16 1:33
休日の交差点で自由詩123/8/14 1:10
海の光自由詩023/8/4 1:46
7月、東邦生命ビルのベンチで自由詩023/7/27 1:03
休日のウェブページ自由詩023/7/18 1:27
東京のどこかで自由詩323/6/30 1:18
レバナスの夜自由詩123/6/29 1:14
何年か前の記憶自由詩323/6/27 1:19
雨の窓自由詩123/6/14 1:08
遠くの古本屋自由詩223/6/12 1:07
休日に考えたことなど散文(批評 ...123/6/5 0:16
五月の夜自由詩123/5/9 0:52
連休の夢自由詩123/5/5 1:09
休日の自転車散文(批評 ...123/4/17 0:29

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