わかるよ
わかってない
わかる
わかっていない
わかっているよ
簡単に言わないで
(…言って)
新しい機種の待ち受け組み立てる夜が楽しい私の電話


携帯を握り未明にひとりきり誰かこたえて世界は在ると
一つの部屋では未明を迎え
東京の骨が窓辺でうたう
(白い白い骨がうたう)
ケセラセラ、
(春の種を撒きながら)
冬を堪えて
スミレを待ちなさい
きっと桜花も待ちなさい
目覚めると冬だっ ....
午後には亜麻と針と糸
真っ白い翼をいつかのために
(あしたのために)
東京の青空にどうかなと見たてながら
わかってほしいの
白いからかなうのよ
透明だったら見えないでしょう
ほかの色だったら世俗を纏うでしょう
だから
東京のビルの一つの部屋にある孤独に届く憧憬がある 雪は白いから尊いのよ
透明だったら見えないでしょう
ほかの色だったら世俗を纏うでしょう
あなたたちが愛し合ってた時
わたし「renntann」ってマシンに打ち込んでいました
検索するといろいろね
優しいひと残酷なひと親切なひと丁寧なひと

あなたたちが愛し合ってた時
わたしア ....
詩を書きました詩集出しました賞もらいました=詩人 このさびしさはすみれいろをしているから
いまわたしが自画像を描いたなら
なみだのために
すみれいろの絵の具を探すだろう
どしゃぶりのなか街に出て
東京で一番上等な画材屋に迷うことなく
空っ ....
空が教えてくれるはず
いのち本来のあり方を
だからこんな穏やかな秋の日には
青く輝くひかりの空へと
いっそ身投げしてみたい
わたしはそう、思うのです
その言葉は失われ
これはもえがらです
真っ白いシュウメイギクの足元に
どのひとにも
一途な恋心を抱けないままに
わたしのこころを占めてきたのは
往時の少女だった
生きる糧であり
源泉であり
なにもかものすべてだったと
いま 振り返ってみても

わたしは ....
疲れた
(聴こえますか)
目を閉じて 靴を脱ぎたい
翼は 要らない
パトラッシュを 待たない
一人きりでも さびしさもない
許されたい ただそれだけのことを
夕闇迫るころ手放した紙飛行機が
心のなかの星空をどこまでも飛んでいく
夢みる宙のあなたを目指して
、いつか きみの名は と聞いてくれた日
まだない と答えたら名づけてくれた
わたしの名前をう ....
誰とでも出会えるわけでないこの世タンポポの綿毛風はどこから


石ころを何とはなしに蹴ってみる蹴られるがままのきみは星屑
{引用=享楽し、憂愁する人間らしき行為言動を/文学評論 漱石}

ほどほどのかなしみやほどほどのしんみりが
うつくしく売られている骨董通り界隈
秋のなか 求められ 飾られたり 楽しまれたり
 ....
十月半ばの未明
降りそうだね、そっちは
こっちもだよ同じく
少し寒い
うん、まったく
それで やっぱつらいんだけどね
うんうんとヨーコは始める
やっぱつらいんだよどうにも
うんうん(と ....
茜音に滲む今日のうた
滲む私の今日
さよならの藍で覆い隠し
点す灯りの つくる
心もとなさまた涯に迫ることも
なしに詮無いと悟るばかりの
星の 見得る 宙に浮かぶ水槽の
なかの一つきりの ....
まばゆさやほどほどのしんみりに
値段がついて売っている
魅惑的に陳列されて
骨董通り界隈
わたしのポッケのなかでお財布がまじしんみりとする
もしも手に入ったら素敵でまばゆい日日ばかりに
な ....
まばゆさやほどほどのしんみりに
値段がついて売っている
魅惑的に陳列されて
わたしのポッケのなかでお財布がまじしんみりとする
もしも手に入ったら素敵でまばゆい日日ばかりに
なんてなるわけもな ....
わたしから巣立つかのように飛んでゆく異国が母国の風詠む一羽


地平線までは追えるが海は未だ見たことがない 無事でお帰り


真夜中の満月を背負う白鳥の飛来にわたしの枝は震えて


 ....
記憶のほとりに座り
流れてゆく断片を
拾い集めながら暮らす
また泣いているけど
誰かに知ってほしいからじゃない
とつぶやきながら

、何をしたいのか
みえないから
つくっているのだろ ....
自分を赦せないほどに朝が好きで
自分を騙せないほどに明日を待っている
償えない森羅万象への数数を軽く、靴で踏みながら
今日も生きていくことを
省みるようにと
春の梢が歌っても
枯れたい。 誰かに会えたら
わたしは
生まれてきてよかったです と言おう
あなたに会えたら
生まれてきてほんとうによかったです と言おう
そして手渡す
{ルビ私=わたくし} を
もうこれまでの何もか ....
海はまぼろしになった
みあげる空の鴉は忙しない
しかし無理矢理にこっちを向かせ
{ルビ太太=ふてぶて}しく吐き出してみた
あんたは時に海まで行くのか
鴉は かあ、と答えた
翻訳するとこうだ ....
あなたはコバルトブルーをみていた
隣でわたしはあなたをみていた
夢よりも夢 涯を超えて夢
異国の太陽はその日
確かな二つの影をほがらかに謳い
風は七つの空から燦燦と
かつてを想うあなたと
 ....
まったくの村で
少年はコバルトブルーのまなざしでダムを思っていた
偶発の茶番が 彼を東京に呼び戻し そこで

まったくの零から(異議あり!)
{ルビ長靴=ちょうか}の紐は結ばれた もはや
 ....
約束の泉には夜明けに着いた
けれど女神の姿どころか風一つなく
さざなみも ない
すでにくちゃくちゃの手紙をポケットから引っ張り出し 確かめる
と ふいにどこかで少女の声が云った
「金の毒と銀 ....
もっぷ(1239)
タイトル カテゴリ Point 日付
わかるよ自由詩2*16/11/4 9:10
携帯二首短歌316/11/3 7:50
東京 #2自由詩116/11/1 7:54
東京 #4自由詩116/11/1 7:53
東京 #5自由詩116/11/1 7:52
雪降る里 *短歌316/11/1 2:36
東京 #1自由詩116/10/29 3:34
ビーフステーキ自由詩116/10/29 1:31
⌒(=∵=)⌒自由詩116/10/27 13:19
すみれいろの絵の具自由詩216/10/25 15:59
ひかりの空へ自由詩316/10/25 8:25
十月自由詩116/10/25 8:01
部屋にて自由詩316/10/23 5:22
広島がんばれ自由詩216/10/22 21:23
あなたへ自由詩216/10/19 5:38
路傍二首 2016.10.19短歌416/10/19 0:35
秋のお財布自由詩1*16/10/18 7:08
拝聴自由詩116/10/17 9:06
J.C.ペニー自由詩216/10/16 23:48
秋のお財布 (#2)自由詩116/10/16 9:05
秋のお財布 (#1)自由詩116/10/16 9:04
Like a Poetic Tree (2016.10.16 ...[group]短歌216/10/16 7:39
無題自由詩116/10/15 8:46
子守唄自由詩616/10/14 8:38
人生真っ暗自由詩116/10/14 8:32
誰かに会えたら自由詩116/10/14 0:33
鴉よ!自由詩116/10/13 8:37
ポーツマス自由詩316/10/11 6:53
断片自由詩116/10/10 7:28
8910自由詩216/10/9 7:21

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