よそものの今日を支えて自転車が春のひかりと春の匂い聴く 巷では色づき終わり散りゆきも未練のつくる木漏れ日が愛し


見上げれば空に行き交いし秋雲のいつか在らぬや霜月末日


冬は白白は雪色北国を焦がれし雪の珍しき国
新妻は義母に会いたし秋高し 故郷の見えなくなりて雁来たり 鈴木さん花野に一つ椅子がある 木犀の木漏れ日の路に座りこみまばゆい風が吹くの待ってる みずうみにゆく日写真を束ねる日クレヨンもらう日いま 生まれる日 みずうみにゆく日写真を束ねる日クレヨンもらう日いま 生まれた日 結婚して
日日も時間も分も秒も
わたしだけのものでなくなり
神さまを
(わたしだけの神さまを)
忘れがちになり
(声に出さずに)
御祈りを、‥わかっててスルーし
(内緒!)
気がつけ ....
がんばれないけどがんばるとがんばれないけどがんばるとまた靴を履く きみを書かないよ
すでに詩なのだから
きみを喩えないよ
すでに風なのだから
きみを想わないよ
、できるわけがないじゃないか
今日もみあげるよ

空の白い雲のあたり

口笛を吹きなが ....
午前四時十五分かえるに混ざって
すずめの声を確かに聞いた
隣家のだれかは壁を蹴ったか
三分後には車の音も
、走り去った
誰を何を載せて
さよならよりも永遠な気がする
午前五時前の
理不 ....
母の日の花器の義母への赤二輪


父の日の父の名の無い供養塔
巷で恋は歌われて
かつて私はそこに居た
巷で愛は歌われて
たぶん私はそこに居る

どちらも売れない一人芝居
わかっていてもやめられない
麻薬のような一人芝居
わかっていてもやめたくない ....
さくらさくら生まれて初めて見るようにさくら見ました今日も明日も 足元に菫みる町うれしくてうれしくて言葉いっとき捨てる 今夜は冷えるからね
お布団のうえに毛布をね
ほら湯たんぽもね
(…おかあ…)
(おかあさ…)
花冷えの夜のまぼろし早すぎる目覚め
さみしくてじゃなくて寒くて寒くて寒くて
神さま
(私だけの神さま)
にお願いすることが
私のことメインじゃなくなり
(そうでありますように)
同じ部屋でいま眠っているあなたの無事をと
しあわせをと
しあわせをと、それなら
私 ....
きみを書かないよ
すでに詩なのだから
きみを喩えないよ
すでに風なのだから
きみを想わないよ
、できるわけがないじゃないか
今日もみあげるよ



ミモザの日きみから届いたポン柑が ....
林檎一つ啄まれることなくあって在って春には赤鬼となる 日本語を七やにあずけ春夕焼


春の虹階段で手をふる背中


春夕焼まばゆい日日のまたあした
ころされる すごく
ふるえるのは
うつろいの舟歌に
体が泣いて
あしたの夢をもう待てなくて
引出しからリボンを選びながら
まるで赤い靴を履いてるみたいに
これから靴を脱ぐかのように
玄関に
部屋 ....
うたがいいよ
うたがいい
メロディはあってもなくっても
おまもりだよ
おまじない
かなしくてもいい
いっしょに泣いてくれるよ
よろこんでもくれるんだ
かわいいし
たよりになるし
だ ....
猫が逝きその翌年に父さんも冬のさびしいドミノのように 月おぼろ猫小母さんはもう来ない


風光る口笛遠く運ばれて


雲雀東風かつてモヒカンいま寝癖


新婚のゴディバ七粒笹起きる


父さんと違う姓です春の雷
違和感はつきまとい
暦はいつだって市民のためにある
権利と義務とをリボンで束ねて
道と名づけ
手渡してくれる約束とは
すれ違い続け
なのにもうすでに私の上には
屋根がある
床も窓も扉も ....
そのひとは午後五時に目覚め
昨夕につくっておいたシチューに火を通す
簡単に部屋の掃除、整頓を済ますと
湯気までも香ばしいシチューを皿によそい
テレビをつけて
あるいは本を読み
新聞を広げ
 ....
アネモネの咲く日
春は告げられる
ほらあの丘にも
あの岩場にも
碧色のきみとの約束にも

鳥はヒバリであるとして
同じようにきみもわたしも
名づけられる
かつてうたわれそこねたけれど ....
午前二時ポチはお庭で冬の月


凩や白熱灯の昭和かな


新幹線小春を乗せて金沢へ


真夜中のサンタの仕事母子家庭


おひさまは猫日和なり年の暮


ポチ遊ぶ冬の銀河 ....
もっぷ(1239)
タイトル カテゴリ Point 日付
すみれ日記短歌319/3/6 21:09
霜月末日三首短歌018/11/30 13:26
すみれ日記 10.15俳句118/10/14 21:54
まなうらに俳句218/10/14 20:32
いたる俳句118/10/7 8:28
ただ一日の秋短歌318/10/7 8:19
星屑短歌218/10/6 9:33
星屑のくず短歌418/10/6 7:57
ゆるしてください自由詩418/10/2 22:57
すみれ日記 09.31短歌318/10/1 7:10
ともだち自由詩318/6/12 1:03
五月、夜明けへ自由詩418/5/22 15:12
草の想い俳句418/5/20 14:52
きっとキット自由詩218/5/1 12:30
パララックス短歌518/4/16 13:14
短歌218/4/10 1:28
エリカ自由詩218/4/10 1:08
すみれ日記 03.13自由詩218/3/13 15:13
ミモザ短歌118/3/8 7:09
_短歌118/3/6 13:59
パピエ・コレ 03.05 三句俳句218/3/5 16:54
せんせい自由詩1+18/2/28 11:10
生きて春自由詩218/2/24 21:59
うたがいいよ自由詩118/2/24 15:46
「冬でした」短歌418/2/24 3:57
「ゴディバ」 五句俳句118/2/14 2:28
Disposer自由詩318/2/11 5:09
ひとつぶの種(仮)「午後八時」自由詩118/2/11 1:52
アネモネの咲く日自由詩418/2/8 11:04
「小春を乗せて金沢へ」 七句俳句118/2/3 22:29

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