私の原風景はお母さんだった
お母さんが大好きです
午前五時わたしの横にはギフが居るあなたは今ごろどこの空のした かなしみがわからない
あなたのかなしみがわからない
わたしにはどうしても
わかることができない

あなたにもわからない
このかなしみはわからない
こんなに近くに居るというのに
二つ ....
大好きなポン柑を想うテーブルを三色ゆたかな食卓にする 負け犬のように生き来た私にはたしかなものはこの南瓜だけ 星たちのありすぎるほどまたたく夜そこにしゃがんで母を恋う わが家へと歩くみちなか寒昴


ケンタッキーフライドチキン寒すばる


猫の骨父さんの骨かんすばる
冬の野のポケットにいま入ります 天井で木魚の音がする耳を持ってる 令和元年しわす 彼女とは幼馴染みで
産院のベッドまで隣り合っていた
あなたが産まれて その一秒後にわたし
、そんな感じの 二人はとても仲良しで
家庭の諸々もが似通っていたし
それがいまでは点の上にあなた ....
風とゆく雲になりたいゆけるならどこでもいいと思う日もある 風よりも色づくものが秋でした 夕雀夕鴉たちもいなくなりわたしの心のように暮れてく 月並みなシチリアーノ聴きながら

お月さまのことを想う

名前の無い夜想曲聴きながら

見ること叶わぬ星に願いを

真昼の薄氷に溶け込む今日も

静かに通り抜けて往く

都 ....
朝焼けのそのムコウより

夕日の果てまで行ってみたいな

最後の煌き(きらめき)帰って行くまで

見送っていてあげたいな



追いつくことが出来るなら

夕日について行っ ....
――あの娘(こ)本当は知っていた

自分が何処の子どもかを

知っていてそれで知らぬ振りして

今日まで精一杯誤魔化して

他人も自分も誤魔化して

そうしてお芝居続けていた

 ....
今日の街凪 しんしんと凪

街人戸惑う しんしんと凪

小声でそっと 取り繕っても

街人の惑い 隠せないね

街凪は 何を告げたいのか

真空に突然 出来た抜け道

街人 ....
隣の籐の椅子 そこにいるのは

確かに揺らいで 眠っているのは

微かに寝息を たてているのは

わたしのこころ わたしの半神



隣の籐の椅子 古い古いとても

古いそ ....
そっとね そっと

そおっと そっと

静かに そおっと

お外は 雨降り



そっとね そっと

そおっと そっと

静かに おやすみ

わたしの 子猫

 ....
あの鳥あの鳥 隠して忘れる

確か ジェーイ と鳴く小鳥

あの鳥あの鳥 鳴き方忘れる

本当は ジェーイ と鳴く小鳥



――あの子は 途方に暮れていました

自分で自分を ....
ねこと あっち向いて こっち向いて ほいっ

いつも負けちゃう うちのねこ



ねこと あっち向いて こっち向いて ほいっ

いつも懲りない うちのねこ



あんまりね ....
誕生から 過ぎ去りし日々 あまりに

早かったね

そのほとんどを 自分のためにではなく

使い果たして 人は逝く



磨耗 という言葉 なんだかな ぴったりだな

焦燥して ....
アテは無い

行く手には濃霧

今にも降り出しそうな中を

「前に」向かって歩く

昨日も同じだった

「今日」も既に半ば 同じことの繰り返し

明日もきっとそうだろう
 ....
――それはつかの間の夢

知っている けれどやめられない

この透明な翼 捨てられない

飛んでいるのは空ではない



――飛んでいるのは空ではない

知っている けれどやめ ....
空っぽのポッケに突っ込んだ

両の手が凍えている

空っぽのこころに突き刺さる

午後の陽射しが痛い

いつも探しているのは暗闇なの

もぐりこめるところなの

私を隠してくれ ....
さながら粉雪の如くに



枝から離れ舞い落ちる



音もなく



澄んだ気配の中を選びながら



音はなく



さながら春の名残花の如くに


 ....
彷徨い歩く

今日も

現の森を

消そうな歌声

蘇らせるために

でも 悲壮感は

希薄 なんだか

楽しい 遠足みたいで

スキップしたくなる

待ってい ....
新しい季節を連れて来た風

明日は何処(いずこ)へ吹いてゆくのか



透明な唄が聴こえる

果てしのない遠くから

あれは知ってる唄

懐かしい声で歌ってる



新 ....
きみといる羽毛布団のふかふかは天国よりもきっとふかふか いつでもこころに太陽を

そんなこと皆言うけれど

わたしだったらきっとこう言う

いつでも神にお願いを

もしも神さま御座すなら

こうも切なく無い筈と

思いながらも想って ....
もっぷ(1239)
タイトル カテゴリ Point 日付
二歳の夏、夕景自由詩120/1/7 1:15
ギフと。短歌1*20/1/6 5:42
ある日の食卓で(断章として)自由詩119/12/29 16:06
すみれ日記短歌219/12/25 0:58
短歌119/12/22 11:46
短歌119/12/21 9:21
パピエ・コレ 2019.12.11俳句019/12/11 13:24
冬の野の俳句319/12/11 4:04
すみれ日記短歌119/12/11 3:56
自由詩219/12/8 19:42
すみれ日記短歌019/11/30 16:05
風よりも色づくものが秋でした俳句119/11/29 3:38
すみれ日記短歌1+19/11/28 23:36
シチリアーノ自由詩2*19/11/28 2:04
明日の来ない恒星自由詩2*19/11/28 1:58
カナリアの唄自由詩1*19/11/28 1:54
街凪自由詩2*19/11/27 0:42
分身自由詩1*19/11/27 0:37
雨音自由詩0*19/11/27 0:33
ジェーイ ジェーイ自由詩1*19/11/25 22:59
こっち向いて自由詩1*19/11/25 22:54
時代自由詩2*19/11/25 16:23
或る散歩自由詩0*19/11/20 22:42
或る夢自由詩0*19/11/20 22:40
東京ゲーム自由詩1*19/11/20 22:38
序曲自由詩1+*19/11/19 0:55
待っていて自由詩2*19/11/19 0:51
季節風自由詩2*19/11/19 0:49
ギフと。2019短歌119/11/18 22:51
いつでも神にお願いを自由詩2*19/11/18 0:40

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