さやかな水の流れを
逆にたどっていきます
かがやくあしたが呼ぶから なのに
なぜ逆に、とすこし不思議だったりします

どこまでも歩いていくうちに
真っ白かった靴が
うっすらと
やがて
 ....
先生は
安心して
お風呂に入って
食事もとって
もちろんお散歩も
って
ぜひお散歩はしてくださいって
あなたが人間として生きていくための大切です
って
ご心配のことなら大丈夫です
 ....
明日からは喫煙は罪という昨日うちの煙草を買い占めた客


自治体がタバコ屋たちに一時金くばったらしいああ憎らしい


あの店は昔いけない商売をしていたんだと孫にも残そう


禁煙法施 ....
私のお財布は
命の器だったんですね
使い込んでるがま口なんです
アンティークの布を使った手作り
パチンと開けると確かにみえる
銀のいろやら銅のいろやら いまは 私のコインたち
みんな実は  ....
紅の実 紅の実
紅の実は 凍える頃愛される
紅の実 紅の実
紅の実は 人恋しい頃愛される
間違えて色づいた 春の紅の実は
誰からも気にされなくて そっと佇む

紅の実 紅の実
紅の実は ....
聴力を失うのかな兆候は父と似すぎてあしたが怖い


妄想を診る医師だけが妄想じゃないと私を信じてくれた


三年前から始まった嫌がらせもしくは本気に「時」を失う


先生も最初は幻聴 ....
冬が好きだ
大好きだ
雪に歓べる東京だからかもしれない
それにもぐっていられる
隠れていられる
その他大勢のはずだと
きちんとしなさいうぬぼれるなと
もしかしたら
の恐ろしさの数数から ....
貧しい家の並ぶなかのぴかぴか
繁盛繁盛どうせブラックあるいはグレー
まれに清く正しく住人の味方のお値段の台所
お味も良くって だけど
いろんな意味で いろんなお財布
さあ
神さま
私と云 ....
こちら都会の外れから
見ると 帰っていく今日が置いてく 星一つ
{ルビ夕星=ゆうずつ}だ 星は
星は 星は 星は「無い」
とよそ者、に軽く云われる 云われながら
星は
星よ泣くな 私がわか ....
笑うから
愚痴云わないから
かならず笑うから

だから、
最強の履歴書を書くぴかぴかの「飲まない打たない買わない」私 なかなかに人とあらずはビオロンになりにてしかも音に染みなむ


なかなかに人とあらずは詞花集になりにてしかも詩に染みなむ


なかなかに人とあらずは雑草になりにてしかも風に染みなむ

 ....
神さまがいる
神さまがいない
神さまはいる
神さまなんていない いなかった

神さまはいた
けれど 去った 遠くへ
どこか遠くへ 遠くの遠くへ もう
、会えない わたしを捨てて いって ....
ずいぶんと良くなってきた肋骨の骨折り損と笑えるほどに


あたらしいメール友達さびしそう返信探すわたしもさびしい


会いたいとも思ってるけどと口ごもるメールが届く 真実の声


か ....
ひととして生まれて
ほんとうによかった
この
、忌ま忌ましい 傷みは
決して手放さないと決めた
蹴っ飛ばされれば誰だって痛いだろう
わたしだっておんなじだ!
死をみつめ明日など思えない夜のたったのひとりに寄り添うバッハ


誰よりも可哀想だと神さまがうそで云うのを待ってはいない
{ルビ時間=とき}がまるで水平に
音もなく それは未明
さながら砂の川のように
流れだけは純白のひかりを放って

どれだけの無意識が心底
逆らいたいと願っても あるいはたとえ
存在のみな ....
さっちゃん
その絵のお空 きれいね
うん
見えるとおりにクレヨンぬったの
心を持った先生だった
さっちゃんのその画用紙は
全部が青色だけで塗りつぶされていた

   #

園庭の、 ....
さっちゃん
その絵のお空 きれいね
うん
見えるとおりにクレヨンぬったの
さっちゃんのその画用紙は
全部が青色だけで塗りつぶされていた
扉のそとの明るい闇に
つっかけ一つで飛び出すと

石焼きいも屋さんがいた
おいちゃん、わたし千円持ってる
三つあげよう 特に美味しいのを選ぶからね
家には人間は一人しか待っていなかったけれ ....
2017きらきら〜.。☆

禁煙したらきらきら〜.。☆

だから今からきらきら〜.。☆

とわの明日まできらきら〜.。☆
リリカと名づけ
幼馴染みに向かってそうするように
呼びかけた
どうせ立ち去らない
絶望に
十二月のかっこ悪い枯草は
ほんとうは五月の潔い白い花になりたかった
五月の野のきらわれものの生命力の強さは
ほんとうは秋祭りでこどもに愛されそれっきりの
林檎飴になりたかったの
わたしは
 ....
日没を{ルビ悟=し}る港町の夕市とうその記憶のなかの小母さん


真夜にも止むことのない港町夕焼け市場の冬の日の雪


完璧に息絶えてないお魚のしょっぱいなみだも瓶詰として


暮れ ....
十二月にちいさな春の贈り物
空は高く青く澄んで
一切の白色の翳りすらなく
風はこんなにも心地よく

海をみたかった
そのようなものを
浜辺を駆け回りたかった
遮るもののない自由を

 ....
こどもであるという無力に圧倒されていた日の秋に
よく仰いだ心ひろやかな樹樹があった
これが のちの涯の具現かと 一つの邂逅
その木立の黄葉のかがやきは確かに詩だった
うつくしく 深刻に明るく寡 ....
わたしはね 西脇さん
珈琲で軽く出来上がって いつしか眠りに落ちていた
目覚めて 窓を開ける と
風が 西脇の一日遅れのこたえを持って
冬の すみれいろになって間もない空には白い雲
まぎれも ....
寄り添って生った果実も
一つは西へ
一つは東へ
そんな日も来るかもしれない
けれど
もしかして
一つはきみのちゃぶ台へ
一つはわたしのちゃぶ台へ
茶の間のテレビは『真田太平記』のあのシ ....
まだまだ先のことのように感じているひともいるかもしれません
けれども冬はどんどん泣き虫になっていきますよ
この日が終わればこの日はもう過去
次は海での陽の出でしょうか
あるいはお祭りのような喧 ....
もっぷ(1239)
タイトル カテゴリ Point 日付
シャンデリア自由詩117/1/26 22:47
暮らす自由詩117/1/26 5:59
if so 「禁煙法施行」 五首 2017.01.25[group]短歌117/1/25 20:48
私のがま口自由詩217/1/24 0:47
くれないの実自由詩117/1/22 9:43
かおるのおと 「時」 2017.01.22短歌217/1/22 5:21
2017.01.21「冬が好きだ」自由詩317/1/21 23:46
2017自由詩117/1/20 21:04
星よ自由詩417/1/20 16:16
こころ自由詩2*17/1/19 19:11
「ある意味」 一首 2017.01.19短歌117/1/19 5:42
「片道切符」 三首 2017.01.19短歌2*17/1/19 4:57
デイジー自由詩317/1/18 20:42
「人間だもの」 五首 2017.01.17短歌3*17/1/17 15:36
自由詩517/1/14 22:49
So do I自由詩317/1/9 23:16
かおるのおと 「未明」 二首 2017.01.09短歌217/1/9 2:13
砂の川自由詩117/1/4 23:31
さっちゃんの空自由詩317/1/4 23:28
さっちゃんの空 ver.0自由詩217/1/4 0:55
扉のそとの明るい闇に自由詩917/1/2 23:38
三叉路自由詩3*17/1/1 19:11
リリカ自由詩1*16/12/31 2:03
神さまあなたは自由詩116/12/28 11:05
「港町夕焼け市場」 一〇首 2016.12.21, 27[group]短歌416/12/27 12:57
それだけのこと自由詩2*16/12/27 7:55
会いたい、会いたい自由詩516/12/26 20:46
そのように今朝は自由詩416/12/26 19:53
五月の瓶詰になって自由詩316/12/25 21:56
メリークリスマス!自由詩516/12/25 2:48

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