(チィロン!)
桃花「明日って何が必要なんだっけ?」





=>検証

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<title>山野桃花</title>
<h ....
窓辺の白い靄に似た雨が
都の煌びやかな二酸化炭素へ憧れて
ぽつりぽつりと呟くように
私の廃墟へ響き渡る

ここは
「腐ったこーひー店」
店全体が
そろそろ偲びあるく
煙草の煙に抱かれ ....
前もっていいたいことは、私は法律には詳しくありません。だから、何とか法の第何条に基づいて、という話をすることができません。
ですが、色んな本をよんで、やはり法律が大切であることを強く感じました。だか ....
小雨が 都を望めぬ悲しみに暮れながら
私の五感に吸い込まれゆく
そろそろと偲び歩くような
タバコの煙に抱かれている
私は命を啜るように
一口、コーヒーを・・・・

誰が云ったか、ここは「 ....
1.
お気に入りの旧式ラジオが壊れたので、ぶっ叩いたら直った。と思っていたのだが、ラジオから聴こえてくる音声は、ラジオが発信すべきどこぞの誰かの言葉と音楽ではなかった。

ラジオが言うには、私は ....
重力に左右される泡も
ほっ
と失う
ふっ
と抱きしめられたら
むにむに
したくなる
赤だか 青だか 緑だかの
こんごうぶつ を
人はなぜだか にじ と呼ぶ
それを
逃がすのはいつ ....
1.
「君は、今日から俺だ」
小さな箱にソレを隔離して
手だか足だかがちょこんとはみ出している
「ソレは、コッケイだ」

2.
たぶんどこへやっても死なない
ただし抜け出せはさせない
 ....
夜のセミは、あたかもうるさいように
僕と、遠く離れた君の見えない空気を
同時に吸いながら、夜景を眺める
一つだけ、約束をした手紙は
未だ、君を締め付けてはいないかい
雑草がサワサワ 近くに何 ....
それはデジタル時計の突然の疲弊
何の音もない空間に何の音もせず
徒に静止して何の表情も示さない

ごめんねの一言は喉から出ない
ごめんねの震えを喉ぼとけは感知しない

だってそれはデジタ ....
あなたは今日も藻だらけになり
古ぼけた君を探している
鏡に写るはねた髪の毛
命乞いだけは一人前の太陽が
あなたを暖めている

汚れた頬を叩いたあなたは
ゴミを掲げて微笑みながら
私の裾 ....
冷たい手で溺れさせられて
海ほたるの震えが皮膚を傷つけて
何千の光が生み出す凪を
陸地から眺めるカップル

浮き輪を放り投げられて
君の横顔の汚れに気付いた
足音しか聴こえない夢の最中で ....
ここちよい地面をひとしきりおよいだ
たいくつな夜景にパトカーが唸る
さいしょからさいごまで冒険から遠ざけられ
君の苦労話が自己満足のタン壺の中へ
君が笑っても泣いていても妖怪にしかみえない
 ....
零れる優しさの水滴に刺さる
雪風が頬を伝う
最後の嘘を纏った電車の発車音が
膝を殺める
指先が溶けそうな
熱風を吐き出す
初めて素直になれる恋を見つけていた
私と君の
一度きりの絶望の ....
手垢が汚いフェンスをよじ登り
腫れぼったいふたりを夕焼けが刺す
車の影に空気を入れないように
石を蹴り始めよう
本当はゴールがどこかにあって
本当のゴールは躓かないと分からない
だけど君と ....
詩というものが様々に形を変えながらも生き残っていることは、非常に喜ばしいと思っている。特に最近(といっても一昔前と言えるが)「現代詩」という形で新たに自由に詩を構成出来る分野が発達したことは、純粋に芸 .... 片隅の誰も留めない花壇
生き方が乾いたから
栄養を蓄えたおなか
誰も気にしない暗い道端と
タイヤ痕のマリーゴールドの香り
ひらひらと蝶が日光に瞬く

あのこのアンドロメダの鱗粉を
気孔 ....
意識不明の君は
あっち向いてホイを繰り返している
専門学校はまだ始まらないのかい
柔らかなほっぺをつねってみた
誰も知らないことにした

悪いとはわかっているけど
動かない乗り物にずっと ....
きつかった、きつかったなんて、笑い合うのに意味はないわよね。だって、狭苦しく汚いワンルームで缶ビールをちびちび啜るだけの人に、それを発言するだけの説得力がないものね。あのときは、あのときはなんて思い出 .... 気化する
ゆっくりと踏み絵の
貴方を穢す
気化する自我
川辺でじゃぶじゃぶ米を研いでいた
あなたたちもいずれ
鼻をつんざく恋の刺激臭で
狂気に走るよ
誰もがみな飢えた花

てんとう ....
人と触れ合える人生を贈りたかった
長い廻廊の まだシャーペンも知らないところで
怪物に変えたのは誰だ
お味噌汁には丹精込めていたのに
ハンバーグを美味しそうに頬張る
あなたはにぼしの出汁がど ....
(指でなぞったアルバムの絵描き歌
(モノクロのほっぺがエコーする畳の角
(それは堕落
(あれはギンヤンマ
(黒の鉛筆の落書き

空蝉をからかう彗星の真下、
自由帳という物質が力づくで開い ....
窓辺からうっすら広がる
砂利道けもの道は 僕の投影
幕のかかったレンズフレアは
誰も救う力を持たない
豊かな想像力が
本当の肉体を置き去りにしていた
たった今から君の無数のショットが
散 ....
凍りつく森林の葉先を
そおっとさわって
全身が固まる予感は
君の手を振る仕草 たった1秒半
ティッシュでくるんで
捨てる悲しいほど温かな絵日記の
初日の出のシミの熱が
そこらじゅうを襲う ....
小さな小雨が
おどけた街を照らす
水遊びが楽しげな少女は
明日 何処へ行く
点線をなぞって
普段は飽き飽きの
恋のものがたりを
本当は求めていて
しなびた漬物のように
老いていくのだ ....
気まぐれな茜がぽつんとある
ビルの眩い窓群と添い寝したのだろうか
届き来た真南風と溶け込んだ私が
なぜだか コンクリートの上で見ている
産まれたばかりのコンビニ袋も
真っ赤な陽を孕み
あか ....
つまらない くだらない話で
てんとうむし降り立つ
君に言われたくはないね
何の変哲もない自宅の庭で
真っ赤な炎落とした
せめて最後に
あんなことや
こんな形で 理由をこじつけて
せなか ....
眠れぬ夜はニベアの満月踊る
寂しさ忘れたら独り言で安らげなくなる
だって
ここは
打ち水
塗れの 蜘蛛の巣から近い墓場

だらだらTシャツを干したら
「千と千尋の神隠し」
が 神隠し ....
―カチ―・・・


隊慶スーパー殺人事件

隊慶スーパー殺人事件とは、2009年2月21日に起きた、男女の高校生2名が深夜にナイフによって殺害された殺人事件を指す。2019年現在も犯人の特定 ....
ゆっくりと 歩くスピードを
なだらかにしていく
都合よく転校したきみが
どこかでごろごろしているのかな
大きなたんこぶの上を痛がりながら進んで
元気いっぱいの掛け声から逃げている
爽やかな ....
神経を疑うほど真っ白な画用紙の上で
朗読を続けている
またページがめくられて
1文字を読む度に文字が現れて、驚く

研ぎ澄まされた 刃渡り8センチのナイフで
ありがとうと記したら
お天気 ....
ふじりゅう(89)
タイトル カテゴリ Point 日付
programfile:山野桃花.html自由詩020/5/9 16:17
腐ったこーひー店自由詩020/5/9 15:02
道端の不審者自由詩020/4/28 15:32
ゆうべの喫茶店自由詩020/4/26 23:37
田舎のラジオたち自由詩020/4/16 17:07
あまりに雲をみている自由詩120/3/24 23:14
ゴキブリを飼う自由詩020/3/21 19:32
それだけ近い自由詩120/3/21 18:01
古びたデジタル時計への愛の詩自由詩020/3/11 19:36
一人前の太陽自由詩120/3/9 2:36
ウミホタル自由詩020/3/8 23:59
夜景を横切るワクワクさん自由詩020/2/20 17:14
あの汽笛が耳から離れない自由詩419/12/19 17:00
焦げた髪の毛自由詩019/10/1 12:31
ぽえとーく自由詩019/9/29 0:39
乾いた花 #2自由詩019/9/25 2:13
くるくる魔法自由詩019/9/18 15:36
寄りかかられない椅子のように自由詩019/9/17 15:25
乾いた花自由詩019/9/10 17:19
人と触れ合える人生自由詩119/8/30 23:30
棚から湧き出た木霊からの触発()自由詩019/8/29 1:18
指先に沁みる脈拍自由詩019/8/9 3:56
サイケディック・カー自由詩019/8/9 3:53
おどけた街の少女自由詩019/8/5 3:25
自由詩119/8/2 17:48
エイリアン自由詩119/7/28 1:46
小さな不幸せ自由詩019/7/25 0:52
有名人方法論自由詩019/7/13 15:38
風にゆられる木々自由詩119/7/10 16:21
きみからのLINE自由詩119/7/7 18:22

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